それぞれのLast Days
こんにちは。
医学部受験と同じぐらい、芸能ゴシップにも詳しい医学部受験コンサルの鈴村です。
今日はこの番組をリアルタイムで見ました。
去年の冬、教授のアルバム『12』を毎晩かけながら寝ていました。
なんというか、魂が癒されるような音楽で、いつもかけ始めてすぐ寝てしまうのですが、朝の目覚めが格段に良くて、毎晩流していました。
その前にNHKでスタジオ収録した音源がYouTubeに上がっていて、その『戦場のメリークリスマス』を聴いた時に泣いてしまったんですよね。
教授の詳しい病状など何も知らない私にも、これまで数えきれないほど演奏してきたこの曲を、人前で演奏するのはこれが最後だと教授は思っているのだな、ということが伝わってきました。
それぐらいスローなテンポで、一音一音を愛おしむように弾く教授の姿に涙が止まらなかったことを覚えています。
母も母方の祖母も40歳前後でガンで亡くしている私は、自分もそのぐらいの年にこの世からオサラバするのだろうなと思って生きてきました。
40歳を過ぎてからはずっと、これはボーナスタイムで余生だと思いながら生きています。
最近は思ったよりボーナスタイムが長いことに戸惑っているのですが、いつも頭の片隅では「これで最後かもしれない」と思いながら生きています。
確か教授の生前のインタビューで「人は必ず死ぬからね。怖くはないけど淋しいね」という言葉があったように思います。
私はまだ、この自分という意識がいつか途切れてしまうことが怖いです。
そして今は『光る君へ』の最終回までは生きていたいな、と思いながら生きています。
あと、月組の鳳月杏さんのトップお披露目の舞台をこの目で見たいですね。
そんなささやかな欲望が私をこの世に繋ぎ止めています。
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