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顔に大きな赤アザがある。とは…、

産まれつき顔の半分から顎、首、肩にかけて大きな単純性血管腫がある長女の、物心ついてから今現在(11才半)までの言動、心情について書きます。

長女が自分の顔の赤アザに気づき始めたのは2歳頃でした。
初めての集団生活になるプレ幼稚園で周りのお友達から「お顔どうしたの?」と頻繁に聞かれる事で自分の顔の色はみんなと違うんだと認識して行った様です。
当時はその度に私が「産まれた時からあるんだよ。痛くないんだよー。」と説明していましたが、いつの間にか長女本人がお友達に直接説明出来るようになっていました。

長女はとてもフレンドリーな性格で、赤アザをきっかけにどんどんお友達を増やして行きました。
なんなら赤アザがある事が特権のように見えました。先生達も少しだけ特別に扱ってくれるしちょっといい気分だったみたいです。
また、お友達の中には長女を赤アザのある特別なお友達(まるで外国人のような)と思っている節もありました。「○○ちゃんはお顔が赤いから好き!」と言ってくるお友達もいました。

小学校に入ってからも「全校生徒、先生全員が私のこと知ってるんだよー!凄いよねー!」と赤アザがある事で自分が有名人みたいだと喜んでいます。なんてポジティブなんだ!
ある時は、お友達が長女の赤い方の耳の穴を覗き込んで「何処まで赤いか見せてー」と言ってきたので、快く耳の穴を見せたそうです。
もう何でもありですね…。

つい最近、何かの動画を見ていた長女がカバーマークでアザを隠すメイクを見たらしく、「これ、私も出来る?」と言ってきました。
「出来るよ。やりたいの?」と、聞いてみたら「今はいい。このアザ気に入ってるから完全に消したくない。でもやりたくなったらやるかも知れないけど。」と答えました。
なるほど…。

今も月1回、部分を分けてレーザーを打っています。アザは消えていませんが、少し薄くなってます。赤ちゃんの頃の赤ワイン色ではなく全体的にピンクなので、周りも二度見する程では無くなりました。

長女はまだ小学生。
これから始まる思春期に何かあるかも知れませんよね?
でも、これまで私が心配した悲惨な想像は何ひとつ起きなかったので、きっと良いことはあっても心配事は起き無いんだろうなぁと思ってます。

赤アザは私にはマイナスな事に見えていたけど、長女にはプラスな事だった。
これが、今現在の感想です。

さて、ここまで不育症、染色体逆位、繰り返す流産、妊娠8ヶ月の死産、緊急帝王切開、長女の単純性血管腫…。
私の苦悩の日々を簡単に綴りましたが、そんなこんなで今の私がいます。

次回からは一番初めに書いた「きっかけはUFO」に戻ります。
UFOを頻繁に見るようになり、急激にスピリチュアルに引き込まれて行く不思議体験の日常を書いて参ります。

写真は三角山の雲。
津波みたいに見える。

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