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気がラクになった

専門学校の最終学年は夜間に登校スタイルを変えたので、メンバーが変わった。
私とあと二人、新参者がおり、新しい集団に変わったというだけで、すごく気がラクになった。

何で?

初日は行くまで憂鬱だった。
前より居心地が悪かったらいやだなーと。
そんなことはなく、誰も私に興味を持たず、授業に来ているだけという空気だったから、モブでいられるのだ。
そう、モブよ、モブ!
それが居心地良くてね。

前のクラスは、ただ座っていることが許され難い雰囲気だった。
なにか話さないと、話題にはいらないと、みたいな。
何が悪いとかいじめられるとか無視されるとか、直接的なこともないのに、集団が醸し出す雰囲気自体が疲労度大だったんだなぁと今更ながら気づく。
我慢していたつもりもなく、若い子たちのいる学校ってそんなもんだろう、アラフィフが話しかけるのもうざいだろうにと黙っていたので、むしろみんなで!の無言圧力に合わせていたんだね。
 
一週間が経ち、新クラスで誰かと会話を交わすことは殆ど無いのに、雰囲気や居心地は良く、それぞれ自立している人が多いなとも感じた。
いちいち質問し合わないことが、ノイズが少なく気が楽なのだ。
名前を覚える間もなく卒業するのだろうけど、程よい距離がとっても好きだ。
誰と誰が仲良いとかもどうでも良い。

やっぱりモブでいたかったんだ、私。
そこに毎日いると、そんなもんなのか?学校って?と洗脳されちゃっていたけど、振り返れば強烈だわ。
何が強烈かって、みんなが揃って行動することに正義を感じる人にめんどくさいから逆らわない集団ってこと。

今のクラスは、みんな昼間に仕事があって忙しい。
各々譲り合って進めていこう、と声を掛け合う雰囲気だ。
正直、驚く。そうあってほしかったから。
私は、生活と仕事で疲れてしまい、学校の場面で人のことまで見ていられないのだ。
自分のことで精一杯。
だから、今の雰囲気は、心のなかで、ヤッタ~と嬉しく思っている。
クラスをまとめる人は、すこぶる空気を読み、必要な情報をラインで流し、伝え方も有能で、発信力に尊敬してしまう。
いままでは、嫌なことを蓋してスルー、我慢を決め込み適当に合わせる、雑音が不快、でも仕方ないとしていた。それが一番、疲れの原因になっていたんだー。

今年は、このまま平和に、近づきすぎない距離感でお付き合いできたらハッピーです。
もちろん、そんな中、御縁があって、ずっと親しくしたい人ができたら、もっとハッピーです。



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