この記事に出てくるコザクラインコ4歳がどうなったのか、移動させられたお店の近くに行く用事があったので、寄ってきた。
この記事からもうすぐ２年にもなる。
今、５歳か６歳だよね。

その暴れん坊のタイガーチェリーのメスはかごの中で毛抜をしたのか首周りの毛がはげていた。
そして、足の毛がボサボサで太ももの感じもおかしく、前のお店にいたときより暴れ方が弱くて、泣かない。弱っていた。
悲壮感漂っている。
前はただ暴れん坊のやんちゃなメスだった。
毛並みもよく、噛むから売れないだけだった。
他のお店なら売れることもあるし、と店員さんが言っていて移っていったのを覚えている。
だけど、売れておらず、やっぱり閉じ込めたままで、精神的にも病んでいるように見えた。
思わず、そのコザクラに、元気だった？と声をかけたら、かごの隙間からくちばしを出し、首を傾げて寄ってきてくれた。
暴れるというより反応したという感じ。
かまってほしい、愛情くれ！というのが伝わってくる。

わー、なんだか可愛そうでならない。

かごには、凶暴です、噛みます。
3万円、半額！とプレートにかかれていた。
前の店でも、噛みますとは書かれていたけど、半額ではなかった。
早くこの鳥どっかいって、みたいに見えて半額なのは嫌だなぁ…
値段を半額にしても売れるわけないよね、凶暴で噛むんだから。
ショップに居る間に、もっと手乗りにしてあげようとか、かごの中で楽しく暮らせるようにしてあげようとは思えなかったの？？

出来ることならお金を払って連れ帰りたいけど、うちにはすでに2羽おり、お世話できない…

見に行かなきゃ良かったかな。
ほんとに悲しいし、そのインコに罪はないのにつらい思いをさせてるなと気の毒に思う。
かわいそうだけど、何もしてあげられない。
手乗りにならなくても、優しい声掛けをしてくれる人が、飼い主として現れたら良いけど、毛抜していることや、5歳か6歳になっていること、噛むから注意となっているので、難しいでしょう。

コザクラインコの寿命の半分を、籠でしか過ごしていないんだよね。
仕方ないとはいえ、私はペット業界では働けないなと悟った。