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アヤと香織とカフェテリアで珈琲タイム

テンポの良いガールズトークを楽しみ、会話をふられた時に相槌を打つ
アヤも香織に合わせてマシンガントークになり僕の口角が上がる

大学内とは言え、業者が入っているので安くは無いけど美味しい珈琲も楽しめる。 彼女たちの友人も通りかかり声を掛けていく

一生、学生時代だったら、けっこう楽しいかも、学生気分って好きだ

そんな楽しい気分に水を差された
「フェアウェル・パーティをやるんだ、参加して欲しい」

4人掛けの席の脇に立ったのは、もっさいダウンを着た五十嵐
「女の子が足りないんだ、華を添えてくれよ OBも来るからさ」
奴の冷えた身体から変な臭いが伝わってくる 珈琲、お替りしようか

「私はパス」
香織がカウンターで返す
「私も良いかな、予定詰まってるし」
「なぁ、頼むよ、俺の顔を立てて」
「ドミノじゃあるまいし、立ってようと倒れてようと代り映えしないじゃん 五十嵐の顔」
香織、辛辣

「おまえに関係ねぇよ」
「そうだよね、狙いはアヤッペだもんね、今度はどんなトラップ? アルコールが加味されたら剣呑も良い所じゃん」
「有り得ねえよ!」
声のボリュームが上がった 下心ありありかしら?

「こないだの乱取りだって、OB呼んで抑え込んで、アヤを遣る気だったじゃん、バージンじゃなくなったアヤなら廻しちまえば、こっちのものだって? 動画撮って脅す?」
「でたらめだ!」
怒鳴り声が香織の発言を裏付けてしまった、店内の耳目が集中している。

「なんでこんな奴なんだよ」
こんな奴って指をさされた、こんな奴ですみませんm(__)m

「清純だったアヤは何処へ行ったんだ?」
はひ?
「大学に化粧なんてしてきやがって、男を漁る為に派手な服を着て」
いやいや、センスの良い上品なメイクだし、高く無いけどセンスの良いファッションだぜ

「アヤはさ惚れた漢をゲットしたくて女を磨いたの、知識を増やして、智慧を使って綺麗になった。 五十嵐、あんた男磨いた? 男がapproachしてるんだ、女が股を開いてあたりまえって思ってない? 選ぶのは女なんだよ、勘違いしてるでしょ もっさいアヤなら自分の言う事を聞くはず? 見下してたでしょ バカなの死ぬの?」
悔しくてプルプルする標本を始めて見た。

「女だって良い男が好きだよ、磨き方は男の比じゃないよ、番った時のリスクが段違いだもん、リスク踏んでも構わないと想える男と番うために、情報収集、オペレート、ぜーんぶ真剣にやってapproachしてる」
うん、それ頭の良い女の子ね そういう子は勉強も仕事も出来る人になると想いまーす。

「女だって、いくつか痛い想いをして自分を知るのさ、五十嵐、アヤを相手にするにゃ100年早いよ、ボーやママのおっぱい吸いなおして出直してきな」
五十嵐はダンと踏み鳴らした

「てめぇ、絶対アヤを奪ってやるからな」
また指をさされた、御育ちのお悪い事で
「嫌どすギャラドスコイキング」
「涼次、古い」

どすどすと去っていく五十嵐、香織が笑いかけてきた
「おとといきやがれ」
香織さん決め台詞ステキ♪

「験直しに部屋呑みしよう、ドンゾイロ有るよ」
「いやいや、香織さんとシェリーは危険です」

「そんな事ないよぉ、ちょっとだけ貸してチンコ」
「ダメどす」
アヤが笑いながら言った

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