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【音楽雑記】#56 平成とともにイカ天が始まった。(1989年①)

1980年代には第二次バンドブームというものがあって、著名なレジェンドバンドが幾つもデビューしていた。邦楽ロックは全く詳しくないが、それでも当時のヒット曲は耳に入ってきた。
原宿のホコ天ではバンドの路上ライブが盛り上がっていて、その様子を見たこともある。

そんな中、年号が平成に移行した1989年の2月、TBSの深夜で「イカ天」が始まった。

イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)はTBSで土曜深夜0時半から3時までの深夜番組。毎週10組のアマチュアバンドが登場し、勝ち抜けバンド合戦を繰り広げた。
バンドの裾野が広がっていた頃だった為か、素人バンドからコアな実力派まで毎週、色んなキャラクターが登場した。

番組は、三宅裕司の司会進行のもと、辛口の審査員達がバンドをあれこれ貶したり褒めたり。出場者のイジリ、リアクション含めてのバラエティで、音楽番組というより深夜のお祭り、宴会の生放送を見ている感じだった。

バンドの勝ち抜きの過程を共有するので、視聴者の共感を得て、この番組きっかけて世に出て人気が出たバンドも多かったと思う。

一緒になってこのバンドは良いの悪いのと考えた上で審査員のコメントを聞くのも楽しかった。

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