【保存版】論文式試験で合格答案を書くために最低限必要な(勉強)道具について【ペン・法令集・時計・答案用紙・答案構成用紙】

 短答式試験の解説と並行して、弁理士試験の論文式試験の合格法についても解説をしていきます。

 まだ論文式試験を受験したことのない受験生、短答式試験は合格したけれど論文式試験には合格できていない受験生、いずれの受験生も読者として想定しながらこの文章を書いています。

 まずはじめに、弁理士試験の論文式試験で合格ラインを超える答案を書くために最低限必要な道具についてご紹介します。

1. 筆記具

 (1). 普段からボールペンで答案練習をする

 弁理士試験の論文式試験では「黒・青インクの万年筆又はボールペン」で答案を書くことになっています(弁理士試験 受験案内p10参照)。

 よって普段から、自分にとって書きやすい万年筆又はボールペンで答案練習をする必要があります。

 ここで「万年筆又はボールペン」とありますが、万年筆は値段も高く、壊れたときに交換がしにくいことからオススメはしません。

 本試験においても、安価で書きやすいボールペンを複数本持参すれば、万が一壊れたりインクが足りなくなってきたときも交換ができます。

 ボールペンについては、実際に自分の手で試しに答案を書きながら書き味を検証して、自分にとってベストな1本を選ぶのがよいです。

 また、本試験当日に筆記具を万が一忘れてしまうリスクに備えて、コンビニでも手に入るボールペンで普段から答案を書けるようにしておくとリスクヘッジになります。

 以上の理由から、ファミマで売っている

無印良品 さらさら書けるゲルボールペン

はオススメです。

 なお、受験案内にあるように、いわゆる消せるボールペンを使うことはできないことに注意してください。

 (2). ラインマーカーは使わなくてもいい

 論文式試験の問題を読むときに、キーワードや直接の問いを目立たせるためにラインマーカーを使用することを勧める受験指導法がありますが、以下の理由でオススメはできません。

 最大の理由は、本試験において使用する道具はできる限り少ないほうが低リスクだからです。本試験会場で、複数の筆記具をあれもこれも机の上に置いていると、床に落としてしまう(特にキャップとか)リスクも増えますし、ラインマーカーに不具合があったりするおそれもあります。

 そもそも普段から、ラインマーカーを使わずに問題文を読めるように答案練習をすれば事足ります。ボールペン1本でも、キーワードを〇で囲ったり、波線と棒線を使い分けたりすることで正確に問題文を読んでいくことは可能ですし、そのほうが答案構成の時間も短くて済みます。

 料理人が包丁一本で勝負するように、受験生もボールペン1本で論文式試験の勝負ができるように、普段からトレーニングを重ねていきましょう。

2. 法令集は必ず論文用のものを使う

 論文式試験の答案練習をする際に参照する法令集は、必ず貸与法文集を使いましょう

 直近の試験で論文式試験を受験したことがあるなら、その際に貸与された法令集を持ち帰っているでしょうから、その法令集を普段の答案練習に使うことができます。

 もしあなたが論文試験の本番で貸与された法令集を持っていないなら、市販されているTACの法文集を購入してください。

 ・『弁理士試験 法文集 平成29年度』(早稲田経営出版)

 大事なことは、日常使いしているであろう、PATECHのハンディタイプの条文集は、論文試験の答案練習では使えないということです。理由は明確で、弁理士試験の論文式試験においては、PATECHの条文集は参照できないからです。

 「だいたい同じような条文が載っているんだから、PATECHでいいや」

とか、

 「TACの法令集は値段が高いから買いたくない」

とか、

 「年明けに最新版が発売されるからその時まで待とう」

といった妥協をしてしまうようでは、合格は遠のくと考えたほうがよいです。

 必要な道具は惜しまずに買い揃えて使い倒すことによって、合格を手中に収めることがはじめて可能になると考えましょう。

 なお、上記のTACの法文集は、論文式試験の勉強のみならず、短答式試験の勉強においても役に立つことから、書き込める用と書き込みをしない用*と、2冊を購入して使うことをオススメします。

 (*論文式試験の本番では、貸与された法令集に書き込みをすることはできないからです。)

 また、TACの法令集は例年だと2月か3月に最新版が発売されます。よって、論文式試験の本試験で貸与された法令集を使っている受験生も、最新版が発売された場合は購入し、その年の本試験までの答案練習で使用したほうがよいです。

 このように、論文式試験に本気で合格しようとしたら、法令集だけでも最低約1.5万円ほどの出費を覚悟する必要があります。繰り返しますが、この出費を惜しんでハンディタイプの条文集でチマチマと答案練習をしている受験生ほど、合格までに長い年数を要する傾向にあります。

 この記事を読んで合格の決意を新たにすることができたなら、すぐさまにTACの法文集を購入するようにしてくださいね。

 なお、TACの法文集は、TACの書籍販売サイトであれば15%オフ・送料無料で購入できます。2冊で1,190円もオトクですから、ぜひ利用してみてくださいね。

3. 時計

 本試験では、筆記具と法文集のほかに、もう1つだけ試験中に使えるものがあります。それが時計です。

 時計については、普段の受験勉強では壁の時計を見たり、スマホの時計機能を参照することが多いと思いますが、本試験ではそのいずれも見ることはできないために注意が必要です。

 時計は、本試験の最中や休み時間に万が一にも電池が切れてしまわないよう、ソーラー式の充電ができるタイプがオススメです。

 同様に、本試験の最中や休み時間に万が一にも時刻が狂うことがないよう、いわゆる電波時計がオススメです。

 また、時計にはデジタル式とアナログ式がありますが、アナログ式の腕時計がオススメです。理由は、アナログ式のほうが、残り時間がビジュアル的に判断しやすいからです。

 加えて、残り時間がビジュアル的に判断しやすいよう、文字盤はアラビア数字で表記されているものがオススメです。

 以上をまとめると、時計は、

1. ソーラー式の、

2. 電波時計であって、

3. 文字盤がアラビア数字のアナログ式で表示されるもの、

がオススメです。男女とも、1万円程度を出せば、すべての要件を満たす腕時計が手に入ります。

 腕時計についても、筆記具や法令集と同じく、あなたが本試験で実際に身に着けるものを普段の受験勉強でも使うようにしてください。

 なお、腕時計でははなく置き時計を使っている受験生を稀に見かけますが、試験監督官によっては使用を認めない場合も考えられますし、仮に認められたとしても、机を広く使うという観点からはオススメしません。他の受験生と違った習慣に慣れてしまうのではなく、普段から素直に腕時計を使ったほうが得策です。

4. 答案用紙

 論文式試験の答案練習をするためには、本試験で配布される答案用紙が必要です。幸い、弁理士試験の答案用紙は法学書院から市販されていますので、それを購入し使用することができます。

 ごくたまに答案用紙の購入費用をケチって、予備校の答練で配られる答案用紙をA3で両面コピーしている受験生を見かけますが、そんな時間と費用をかけるなら、サクッと購入し、コピーの時間を受験勉強に回したほうが合格が近づくことは言うまでもありません。

 またこれは言わずもがなですが、答案用紙の購入費用をケチってノートに答案練習をしているようでは、いつまで経っても論文式試験の合格はおぼつかないと考えるようにしましょう。

5. 答案構成用紙

 論文式試験では答案用紙のほかに答案の構成用紙も配られます。これはA4のコピー用紙で代用すればOKです。

 答案構成用紙についても、ノートで代用することはできません。あくまで本試験と同様の環境で普段から答案練習をするようにする必要があることを常に心がけましょう。

6. まとめ

 以上、弁理士試験の論文式試験の答案練習をするために最低限必要な道具として、(1). 筆記具(ボールペン)、(2). 法令集、(3). 腕時計、(4). 答案用紙、(5).答案構成用紙の5点についてオススメを紹介しました。

 これらのいずれも、本試験においても使用が許されているものを普段の受験勉強から使うという点が共通しています。

 日頃の受験勉強でも常に臨場感を持ってトレーニングを重ね、実力を高めるためには、これら5つについては直ちに準備し、使用し始めることを強くオススメします。

 というわけで、次回は論文式試験で合格答案を書くために最低限必要な教材について解説することにします。

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