平成23年商標_理想答案_20190430

【答案構成】論文式試験 平成23年 商標

平成23年の商標について、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)

【解答例】論文式試験 平23年 商標
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この問題の答案構成は以下の通りです

問(1)について
1. 3①柱(15-1)
 「立体商標」(5①2 施規4の3)と認められない⇒3①柱違反
2. 3①3(15-1)
 指定商品等の形状そのものの範囲を出ない⇒「表示するもの」(3①3)
3. 3①5(15-1)
 「極めて簡単で、かつ、ありふれた形状」⇒3①5 cf. 単純な球形、立方体、直方体、円柱等
4. 4①18(15-1)
商品等の性質から通常備える or 商品等の機能を確保するために不可欠な立体的形状(施令1条)のみからなる⇒4①18
問(2-1)について イ=αについて
1. 3①3(15-1)
 ∵α≠「特異な形状又は特別な印象を与える装飾的な形状」⇒3①3かっこ
2. 3②の場合
 特別顕著性あり⇒登録(18条)
問(2-2)について ロ=α+Aについて
 Aに識別力あり⇒他の要件満たせば登録(18条)
∵図形+文字A⇒平面商標として登録 登録後、26①2・3あり
問(2-3)について 甲のロ=α+A vs 乙のαに係る容器
1. 侵害成否の検討
 指定商品「ブランデー」=乙の使用商品 使用(2③1・2) ∵「付する」(2④1)
 αに係る容器=or≒α+Aならば、甲の商標権侵害を構成(25、37-1)
2. 類否の検討
 特定方向から観た視覚に映る姿=共通・近時⇒外観が同一・類似
⇒両商標は同一・類似 共通・近時しない⇒非類似 ∴侵害しない
3. ロに係る商標権の効力が及ばない範囲
 (1). αのみの使用(26①2、3①3かっこ)
 (2). 乙の瓶=(26①5、施令1条)
には、乙の商標権の効力およばない
問(3)について
 物品の形状等=美的な創作の観点から意匠権を付与(意20②)して保護
 商品・包装の立体的形状+業務上の信用⇒商標権を付与(商18②)
両者は保護の対象が異なる⇒商標法が立体的形状に係る商標を保護することが許容される
 調整規定:抵触(29条) 商標を使用する権利(33の2③/33の3③)
                                                                                                               以上

この問題については、次のような寸評をしました


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【終了しました】
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