ドラゴン桜2第5話東大専科vs藤井遼第2回目の勝負

今週のドラゴン桜2は、滅多にいない天才的才能を持つ生徒原健太(聴覚記憶では障碍児)がセンター試験の数学で20分で198/200をたたきだし、残り科目は文系トップの小杉真理の活躍で、藤井遼に東大専科が再度勝つ話でした。

健太君は、視覚による記憶力はすさまじく、短期間で分厚い英語の辞書を全て記憶する特殊能力の持ち主でした。ただ、聴覚記憶に障碍があることと、読解力がないので、英語のリスニングと現代文の読解は零点~20点くらいしか取れません。それ以外は満点かそれに近い点数を取っていました。

こういう天才は、一旦興味を持つとすさまじい集中力とスピードで勉強もマスターしてしまいます。夢中になってやるからです。

いわゆるフロー・ゾーンと言われる、無我夢中の状態になり、最高の集中力が発揮できます。以前にも書きましたが、「努力するものは、楽しむものに勝てない」というヤツです。

楽しんで、夢中になって勉強や研究する方が、嫌いなのに我慢していやいや根性で勉強するよりも効率もよく、より高いレベルまで行きます。

健太君のような、ある分野に限っては超天才のような人材が東大にも欲しいところです。そうなれば、東大からももっとノーベル賞が出ると思います。

が、現実にはそういう特殊な才能を持つ生徒はおそらく合格できず、オールラウンドな穴のない生徒が合格するのでしょう。東大の推薦入学でも共通1次の点数はかなり高い点数が要求されますから、1科目だけ天才的にできたとしてもそれだけでは東京大学には入れないと思います。

とはいえ、秀才の藤井遼君のキャラはめっちゃ性格が悪く、悪い優等生の典型みたいな感じですね。次のドラマ出れるのか?と心配になってしまいます。一生あんな役ばかりだとかわいそうな気もします。

次回の東大専科の合宿に参加するようなので、途中からいいキャラに変わって皆に好かれるようになって欲しいですね。

桜木健二が言ったように、東大受験はチーム戦でやると効率がいいです。情報も共有できますし、教え合ったり、ライバルが高得点を取ると自分も頑張ろうという気になれます。そういう意味では、東大に何十人も入る進学校にいた方が東大に入りやすい、とは思います。

しかし、健太君のように、楽しんで無我夢中で勉強できる生徒であれば、チームでなくても、その学校から1人も東大に入ったことがなくても、東大に入れると思います。

実際、誰も東大に入ったことのない高校から、しかも勉強とは無縁の旅館の息子が東大理科3類に現役で受かっていました。

受験名門校でも理科3類に入るのはトップ中のトップの生徒だけです。そこに地方の公立高校から現役で入る生徒がいるのも事実です。

そういう意味では、藤井遼君もキャラがもっと良ければもっと伸びると思います。彼は勉強がそれほど好きでは無く、人生を楽しんでいない気がします。

藤井遼君は2回目も東大専科に負けた時の約束で、専科の合宿に参加するそうなので、今回の失敗経験を活かして一皮むけて欲しいです。

私自身も、いやいややっていた勉強を楽しんでやれるようになってから成績が急激に伸び始めましたから。

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