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西暦2022年分の反省。

(ヘッダーは霧氷を観に行ったときに撮った、鶴見岳より臨む別府)

「腱引き」「つるた療法」の別府湯けむり道場です。

今年の反省文などをつらつらと書いていきたいと思います。

今年は料金改定をはじめ様々なことに取り組んでみた年ですが、同時に多くのことに気づかされた(ほとんどは痛感の類である)一年でした。

普段からtwitterに何にもならないつぶやきを垂れ流しているせいで逆にnoteに書くことがなくて困っていたところなので、ちょうどよい機会と思いnoteにしたためます。

①自分ばかりで人のことを考えていないことに気づいた

料金改定がそうですが、「技術の価値」だけに目を向け、それを利用するであろう方々のことについてほとんど考えてきていなかったように思います。

改定を後悔しているわけではありません(実際、改定後も道場を続けていられていますから)。しかし、もっと幅広い層にご利用いただくために考えることを、わたしはおろそかにしていたのではないかと。

療法のブランド以前に考えねばならないことでした。

②「終わらせるために生きていた」と気づかされた

これはスリーインワンコンセプツ®というプログラムのセッションを受けて気づかされたことなのですが、

「何をする(している)にしても『終わらせること』にばかり目がいき、今その時点を充実させるとか五感をフルに充実させるといったことをおろそかにしてしまっていた」

これは衝撃的でしたね。そのほかにも現在の課題がボロボロと出てきましたが……。

とにかく今まで実にもったいなくキツい生き方をしていたのだということ。これに気づくことができたのは幸いであり、人生の大きな転換となりそうです。

③人のふり見て我が愚かなるふりに気づいた

わたしがいろいろとお話するものだから、道場をご利用いただいた方々には「楽しい」「面白い」と言ってもらえて、それは大変光栄であり、嬉しいのです。

しかしそれに胡座をかいて「じゃあ、しゃべくり極めちゃいますかあ!」となるようではこの先やっていけないという強い危機感を覚えたことも事実です。

当道場はあくまで治療院であり、トークイベントの会場などではないわけで。わたしも別に「べしゃり」を極めたいわけではないのです。

これはいろんなお店に行ったときの体験を思い返してみて、そこから自分はどうなのかを振り返ったことが発端です。

わたし自身、ひとりでは誰にも邪魔されずに服をゆっくり選んだり食事を静かに食べたいタチで。

※ただ、飲み屋さんなどは当てはまりません。お話を楽しむところでしょうから。

そんなときに、たとえば楽しく服を選んでいるときに店員さんに話しかけられたり(もちろん商品について訊ねたいときは自分から話しかけます)、料理をおいしくいただいているときに料理人のウンチクや自慢話を延々とされたら(まさかそんなお店はないと思いますが)……ゲンナリしますよね。

しかし、それと同じことをわたしが道場でやってしまっていたら。そう考えたわけです。

※話好きの方や常連さんに関しては今まで通りで問題はないでしょうが、イヤな方はお伝えくださいね。

その点を特に猛省し、2023年は私語や頼まれてもいないアドバイスを厳に慎むなどの大幅な改善を図ります。

④何もかもに手を出すことの非効率さに気づいた

「貪欲に学ぶこと」と「何にでも手を出すこと」を混同してしまっていたような気がします。

とはいえ分野を幅広く学ぶことは間違っていないとも思います。自身のキャパシティを超えてしまって何一つモノにならないという最悪の展開を迎えないよう、優先順位を付けてそれぞれに集中していきます。

⑤一方で良いものにも出会えました

ここ数年は音楽をほとんど聴かないか、聴いても既知のものしか聴いていませんでした。

別に悪いことではない選択だと思いますが、一方でそのまま何だか融通の利かない老人になっていきそうな(実に偏見のある)危機感も、わたしの中にはありました。新しいものを取り入れたほうが脳の活性化にもいいだろうなと思いかけていたときに、「激推し」に出会いました。

それが「ニルフィニティ」というロックバンド。

CDアルバムを手当たり次第購入し、フードパーカー付きチケットを買って初ワンマンライヴ(吉祥寺)に参戦かつ最前列で応援という出来事をとっても、その沼へのハマり具合がおわかりいただけるかと。

ニルの魅力の詳細は別の機会に書きたいと思っておりますが、オススメなのでぜひ聴いてみてください。そして九州にファンを増やしていきましょう。

……とにかく、情熱にはじめとした様々な情動の枯れを感じる世代に差しかかりつつある今、このようにハマることができるものを見つけられたことに、わたしはこの上ない喜びを感じました。

まとめ

良い言い方をすれば「今後の伸びしろを感じる年」、そうでなければ「やや停滞」な2022年でした。コロナ禍とはいえ、それだけでは言い訳にならない選択の積み重ねが結果として自分に跳ね返ってきたのだと思っております。

2023年は他人の評価に惑わされず自分軸で選ぶ。何を必要とし何を必要としないかを自分でフラットに判断し、動く。このスタンスを大切にしていきます。

来年も引き続き変わらぬご愛顧をいただければ。

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