見出し画像

Pスタンハリー(ステージ軸)

先日、溝の口のホビステでちょっとしたPのトリオ大会があったので、参加してきました。
結果はチーム全敗のドベでしたが、楽しく遊べました。

折角なのでその時使用したデッキを紹介します。
全文無料の投げ銭方式です。

注)各世代ごとに同名別カードが存在しますが、G期以前のカードはP〇〇、V期のカードはV〇〇、D期のカードはD〇〇と呼称します。

当サイトに利用しているカード画像等は、カードファイト!! ヴァンガード公式ポータルサイト(http://cf-vanguard.com/) より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。
©bushiroad All Rights Reserved.


デッキレシピ

レシピはこちら。(Twitter掲載レシピには編集ミスがあったため、少し異なっています)
やたらピン採用が多く、これで本当に回るのでござるか〜?と不安になると思いますが、案外きちんと回ります。

対話拒否系(グレドーラとかフェンリルとか)には勝てなさそうな雰囲気がありますが、この無法地帯すぎるレギュレーションにおいて強い弱いを考え出したらキリがないので、好きなデッキで面白コンボを押し付けて相手を感心させる事ができればゲームの勝敗に関係無く勝ちだと思っています。

大まかなプランとしては、序盤は相手に合わせて走ったり点を止めたりして相手が困るゲーム展開をしていきます。
例えば、先行超越組はそこまでCBを使わないから走ってよい、Vスタン組はCBを与えすぎると超越する前にゲームが終わるから0点止めを目指す、等です。
初回超越でステージにアクセルを稼いでいき、キルターンにレオンティーナとパルドスやありす、トラピ等を駆使してステージに変わる変わるユニットを登場させて詰めていく…という流れになります。

ペイルムーンらしくて華がありますね。

…対戦相手からしたら30000とか40000のパンプが乗ったユニットが2枚以上同時コールを強要するガード制限を付けて何回もポコポコ殴ってくるのでたまったもんじゃありませんが。

ちなみにアクセルは絶対1を取ります。
2を取ったらこのデッキの強みが全て死にます。

Gユニット紹介

Pスタン初心者もしくは未プレイの方向けに主要なGユニットの紹介です。

全体的に共通して使う知識ですが、Gユニットはハーツの名称を追加で持つため、ハリーをハーツとしたGユニット、もしくは奇術王ハリーの効果で奇術人形をコールすると、ハリーの効果で登場した時効果が走る点は非常に重要です。

ダークロードプリンセス

ダークサイドプリンセスのリメイク

アタックしたバトル終了時にGゾーンを1枚表にし、その後表になっているGゾーンから奇術持ちにスペリオル超越し、さらにその後自身がリアガードとしてコールされます。

古のペイルのGユニットはどれもコストが重かったり、奇術持ちは起動能力持ちであったりして現代Pスタンにおいては力不足であるため、主に後述の奇術王ハリーイヴェットが超越先となります。

Pペイルムーンにおいて全ての起点となる超越先であるため、少し前まではこれ以外乗るカード無いやろ状態でしたが、一昨年レオンティーナが登場した事により使い分けができるようになったため、2〜3枚あれば十分となります。

奇術王ハリー

おそらくPハリーを組む上で1番の障壁となるカード。
このカードは7年くらい前のヴァンガ祭で限定販売されたサプライセットに封入されていたカードです。
価格的にはそこまで暴騰していませんが、あまり市場に流通していません。
持っていない人は見かけたら買いましょう。
とりあえず3枚あれば運用できます。

運用としては主にイヴェットのコストで表にするだけの事が多いですが、点を詰める必要が無いシーンでスターリーポップやミラーマスターの出し入れでアクセルやCBを確保する為に乗ったり、レオンティーナのコストで吸い込むユニットが3枚確保できないケースでの妥協策として乗ったりする事もあります。

また、このカードは数少ない「サークルのカード」を指定しているテキストを持つため、呪縛状態のカードも対象にする事ができます。
リンクジョーカー対面で役に立つかもしれないので覚えておきましょう。

イヴェット

初回超越ではダークロードから主にこちらに乗ります。
アクセルの不正受給ができる上に出したカードに+15000が乗るため、最低保証+25000、ステージ化できていれば最低でも+35000は入っている状況です。
そのため、だいたいの受けトリはケアできます。
その代償として展開できるのは1面のみなので、Gガーディアンによる妨害に弱い事が多いです。

ライド事故を起こしても最低限の仕込み盤面は作ってくれるため、割と助かります。

レオンティーナ

フィニッシャーです。
2枚出しガード制限をかけるための条件であるグレードを4種類コールの条件達成は本来少し厳しいのですが、スターリーポップがG4であるおかげで達成しやすくなります。

後列全焼きのGガーディアンを抱えているかげろう対面でのみ、展開の仕方には注意が必要ですが、それ以外のクラン相手では焼かれて1面なのでありすとパルドスの手数の暴力でいくらでもケアができます。

このカードは奇術持ちでないため、ダークロードからは超越できない点に気を付けましょう。

フレクションキメラ

ペイルムーン唯一の単体で除去性能を持ったGガーディアン。
ペイルムーンのカードプールを知っている対面は必ず1フレクション以上をケアした盤面を構築してくるため、除去はおまけ程度に考えておいた方がよいです。
どちらかというとコストでガード値にならないカードをガード値に変換しながらソウルに突っ込める方が本体で、後引きしたスターリーポップや余ったポップをよく仕込みます。

ワンダリングドラゴン

ソウルからガーディアンコールができるため、ガード制限をすり抜けられます。
この構築ではこのカードを使ってフープマスターをコールする事で妨害ギミックの安定性を引き上げています。

奇術人形を採用するデッキの場合、奇術師人形がガーディアン退却時にソウルに入るため、困った時にとりあえず使える25券として雑に切る事も。
2枚採用しておくと安心です。

原初竜/ゼロスドラゴン

他に入れて強いカードも無いのでお守り採用になりがちです。

ゲームが長引きそうなら以降の超越コストを踏み倒してくれる原初竜に乗る場面も訪れるかもしれませんが、ダストはコストが重すぎて同じCB2を使うならレオンティーナに乗ってありすで連パンをした方がキル期待値高いため、レオンティーナの2枚目を入れてもよいかもしれません。

ここ1年乗った事がありませんが、ダストZRの「†終焉†」の二文字を見ているとなんだか勝てる気がしてくるので、もしかしたら必須なのかもしれません。

ダストについては今となってはドラジュエルドがCBを使わずにできてしまう芸当なので、アップデート再録で強化される事を願っています。

各カード採用理由

それでは、各カードの採用理由について触れていきましょう。

FV

必要とするパーツが多いこのデッキにおいて、1ドローとクイックシールド獲得が偉いため、流石にVスタンのFVにしました。

メインV

仮面の奇術師ハリー

Vハリーを4枚採用しています。
Vスタンでは同期のナイトローゼとの扱いの格差が激しすぎて救えないハリーですが、Pスタンではそれなりの地位を築いています。
やはりステージという独特なギミックが彼の唯一無二性を引き立てています。

せっかく先行超越できるのになんでPハリーに乗らないの?
と思う方もいると思いますが、スターリーポップを主軸に据える場合、スターリーポップ関連のステージありきなカード達で枠が埋まってしまいます。
これらのカードが先行超越による2面アクセル獲得の恩恵を受ける事ができず、腐ってしまうため、ステージと先行超越は相性が非常に悪かったです。

Pハリーを使いたい方は奇術に寄せた構築にしましょう。

メインギミック枠

スターリーポップドラゴン

ダメ落ちとなるかみによるバインドが怖いので2枚採用。

超越すれば手出しも可能なのでVスタンよりも使い勝手がよいです。

伝承鳩ポップ

初回超越時に最低限1枚は触っておきたく、ソウルに1体いると詰めのシーンでのロングレンジシュートに貢献する事もあるため、枚数は厚く取りたいところです。
しかし、Vテキストが無い点が弱く、パルドスにより探索したり、P舞姫により無理矢理引っ張ってくる事も可能なため、3枚にしました。

Vありす

Vペイルは1弾目のありすしか相対的に強い汎用カードがいないのバグって一生言ってた

連パン要員その1
ありすのコストで奇術人形をSBしてポップを出すと、ポップの登場時でそのまま拾う事ができるため、ソウルコストが実質的に踏み倒されます。
レオンティーナのターンにステージに出して5点からの詰めを狙っていきましょう。

パルドス

ようやく許されたアタック時スペコ

連パン要員その2
このカードが実装された事により、今回の構築が成立するようになりました。

元々ステージハリーはメインギミックパーツ達が軒並み弱いものの、キツすぎる名称縛りのせいで手厚く採用しないとデッキとして機能しない上に、ありすも無駄に手厚く採用しないとまともに連パンもできないという致命的にも程がある欠陥を抱えていました。
ですが、このカードの登場によりそれが一気に解消しました。

採用カードを散らして小学生のデッキみたいな配分にしても事故が発生しにくくなりましたし、ありすがいなくても連パンができるようになったのはとてもありがたいです。

ちなみに回収対象にカードタイプの制限が無い系サーチマンであるため、清浄の盾を引っ張ってくる事が可能です。
ディメポ対面の時に使えるので覚えておきましょう。

奇術人形プラーナ

そろそろ奇術人形フェアフィールドでも出さないか?

レオンティーナの効果で出すと受けトリをケアできるようになるため1枚だけ採用しました。

奇術人形ミラーマスター

仕込みと攻めと守りでCBを非常に多く使うため、レオンティーナや奇術王ハリーによって複数体を同時コールする事により、差し引きCCとなる状況を作り出すべく多めに採用しています。

今回の大会では分布していませんでしたが、奇術人形の共通テキストによってなるかみ対面でガードをしても被害が軽微となる点もポイントが高いです。

奇術人形フライングペリュトン

スターリーポップの忘れられがちな奇術人形の種類×+5000の効果で打点を+10000しやすくするべく1枚採用。
ごくごく稀に1ドローも仕事をします。

小回りを効かせる枠

クルーシャルドラゴン

ショップ大会でよく当たる方のPハリーから盗ませて頂きました。
ペイルムーンでは難しい焼きをこなしつつ、素引きしたカードをソウルに仕込む手段に乏しいハリーにおいて、リアガードをソウルに格納する事ができる点が非常にポイント高いです。

「ペイルだからホノリー置いとけばぶっ刺さるやろー」という甘い考えの輩をしっかり咎めてくれるのも偉いです。

今回の大会ではぶっつけ本番使用だったのですが、かなり活躍してくれました。

グルゥサムサイスドラゴン

イラストかっこいいから光ってほしい

こちらもその方から盗ませて頂きました。
マーヤかフープマスターの効果か、ラブリーコンパニオンの効果でフライング・ペリュトンを経由するかして相手ターン中にコールする事ができると、スーパーディナイアルグリフォンになります。
列退却なので抵抗は貫通します。

今回Vハリーには奇術能力が無く、フライング・ペリュトンを採用するメリットも無いため、必然的にフープマスターを採用する事に。

バレても相手視点では彼方を撃つ以外雑にケアする方法は無いため、踏み抜いて詰めに行く事が要求されます。

フープマスター

運用法はグルゥサムサイスの欄で記載した通りです。
ワンダリングドラゴンでも出す事ができるため、状況によっては舞姫でソウルに仕込む事もあります。

また、ホノリーをコールして攻撃回数制限を設ける事も可能ですが、コール先サークルが前列固定となってしまうため、ホノリーを直接攻撃されて終わってしまいます。

そんな時、Gガーディアンでディズメルを使えばホノリーを守る事ができます。
CB1と手札3枚を使うだけで相手の攻撃を止める事ができるのは嬉しいですね。
一応そこまでやらなくてもキャットナイトをコールして後ろにコールする選択もありますが…

G1以上をコールできない系ガード制限に引っかって負けてしまう事も無いように引守護者も入れたかったため、最低限の2枚採用にしました。

ちなみに、Dスタンの守護者に慣れていると感覚が麻痺して勘違いしがちですが、いずれの効果もコスト支払いは任意です。
そのため、コール効果だけ使ってヒットされない効果は使わない事も可能です。

P夜空の舞姫

万能サーチです。
トゥーゲを経由する事により、G3も実質的に対象となるためデッキ内のほぼ全てのカードをソウルに引っ張ってくる事ができます。
パワーが低いので、後攻で点止めムーブをしたい時でもアタックしてドライブチェックができるのがポイントの高いところ。

トゥーゲ

主にグルゥサムサイスをデッキからソウルに仕込む要員ですが、このカードはドロップからもカードを拾う事ができます。
そのため、超越コストにしたグルゥサムサイスをソウルに拾う事もできたりします。

使ってみると思っていたより使い勝手が良かったです。
パワーがD査定なのでアクセル・プロテクト対面で乗れると防御力が高まるのも評価点ですね。

Pトラピ

カードを出し入れする用。
主に奇術の制約回避もしくはアタック済みのユニットをスターリーポップやありす、パルドス等のアタッカーに変換するのが仕事です。
本筋のギミックにはあまり関係無いため1枚としました。
点止めしやすい打点のため、マリガンで来たらキープしてライドしがちです。

キャットナイト

リソースを全て使い切った時にレオンティーナに超越したい場合、無理矢理コストとして吸い取るユニットを生み出す為に採用しています。
キャットナイトとPトラピがソウルにいると、キャットナイト→Pトラピ→キャットナイトコストにキャットナイト→何かでユニットが3体確保できます。

マスカレードバニー

PVそれぞれ1枚採用しました。

Pバニーはハリーサーチと超越コスト確保のため、VバニーはギミックパーツとなるG3や、(こちらもパルドス同様サーチ対象のカードタイプに指定が無いため)天空の彼方を探す事ができます。

一応、Vバニーで引っ掛けてきたG3を見せてPバニーでハリーをサーチしてくるジェネレーションコンボもできますね。

トリガー

星8

超越コストとソードマスターの無難な配分です。

引3

ライリー2枚とV催眠術師1です。
催眠術師の枚数が落ちているのはフープマスターで先述した通り。

このデッキ、フレクションキメラのコストやらグルゥサムサイスのコストやらでとにかく手札の消費が激しいです。
ドライブも最大4回しかしないため、あまり伸びる事もありません。

そのため、ソードマスター込みで受けのシーンのみ引7体制となるのが割と強かったりします。

ガード値が低くもないけど高くもないとグルゥサムサイスのコストで気軽に投げられるのもよいですね。

治4

1枚だけホッピングバルーンを採用しています。
舞姫やフープマスターの採用により明らかCBが足りないからですね。
抱えていると、フープマスターは使いたいけどCBを使い切ってもう少し押し込みたいというシーンでも気兼ね無くCBを使えるため、重宝します。

レオンティーナで決めに行くターン、MAXで展開すると
ポップ→パルドス→ありす→(ポップ→パルドス)or(パルドス→ありす)でCB5を使い切ります(ミラーマスターでCCする前提なのでレオンティーナの1は無視)

さすがにりんでぃの方が出番が多いのでホッピングバルーンは1枚だけの採用です。

スターリーポップに「殴ると死ぬ」と書かれているので、ヴァルナートで雑な1億星2守護者封じ2回パンチは許してもらえませんでした。

ゴルマギエルドを捲ってもあまり恩恵が無いため、今回はイドスファロを採用です。

基本的な戦い方

僕自身Pスタン中級者程度の実力なのと、このデッキが押し引き感覚が分からないと自分が即死するタイプのデッキなのであまり深い話はせずにざっくり説明のみです。

このデッキは先3の動きが非常に弱く、超越ありきのギミックなのでなるべく後攻が欲しいです。
ガーディアンシールドにより、先3超越組やVスタンのカードパワーがおかしい組相手でも点数コントロールができれば3〜4点で受け切る事ができます。

先行を取らされた場合は相手に点を入れすぎないようにしましょう。
Vハリーのリソース能力の低さでは殺意が高すぎる対面はCB2もあれば消し炭にされかねません。
裏に星分散用のユニットを立ててV単騎でアタックするくらいしてもよいです。
まあ、ここらへんは場数を踏んでいかないと分からないですね。僕も勉強中です。

きちんとVハリーに乗りつつ、超越をさせてもらえるのであればこちらの領域です。
1〜2回目の超越でアクセルマーカーをしっかり稼ぎつつ、リーサルをチラつかせた攻撃をする事で相手のリソースを削り2〜3回目の超越でレオンティーナに乗ってしっかりとリーサルを取りに行くのが理想です。

天空の彼方は除去のある対面相手では使い所を少し考えましょう。

あとがき

2024年春型ステージハリー、いかがでしたでしょうか?

どうやら支部長(@Public_vfmz)が5月の下旬に第2回大会を前回より更に大きめな規模で開催したがっているそうです。
この記事を読んでPスタンをやってみたいと思われた方、5月の下旬の週末は溝の口に来れるようにしましょう。
僕ももっと沢山のデッキを見たいので、お待ちしています。
それでは。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?