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ペルーサはふざけていたのか? 問題。

この記事が、競馬ファンの間でけっこうな反響な気がします。


昨日27日が管理馬を競馬場に送り出す最後の日となった、藤沢和雄調教師へのインタビュー。

「BSイレブン競馬中継」という番組の中でのやりとり。

「1頭だけ会話ができるとしたら、どの馬にどんなことを聞きたいか?」という問いには、ニコニコ顔で「ペルーサと話したいですね。ふざけてんじゃない、って言いたい」。

名調教師に「ふざけてんじゃないよ。」と思わせたペルーサ。(爪痕残してるな〜。)

競馬ファンには有名だと思いますが、気性の問題で出遅れ癖がひどく、能力をフルに発揮できなかった馬。(ゲートをまともに出る方が珍しくなってしまい、まともなスタートを切ると場内が沸いたぐらい 笑)

一時期主戦を務めたアンカツさんをして、持てる潜在能力はブエナビスタにも匹敵する、と評価された馬。

ただ、脚力がもっとも充実していたと思われる3〜4歳時、出遅れ癖が災いし、結局G1は勝てず。3歳時の秋の天皇賞2着が最高成績(優勝馬ブエナビスタ)。重賞も、3歳春の青葉賞勝ちのみで終わってしまいました、、


以前読んだインタビューの中で、福永祐一騎手が、出遅れは騎手の問題というより、実は調教の問題、と言っていました。

藤沢師は、いつものニコニコ顔で「ペルーサにふざけてるんじゃないよ、と言いたい。」と答えたようだけど、内心は、矯正できなかったことが悔しかったのだと思う!
あの手この手、いろいろ試し、なだめすかし、能力を発揮させようと努力を続けたことと思う。たぶん、「まじめにやれよ。」と、何度も声も掛けていただろう。。

期待がなければ、明け9歳まで厩舎に置いておくだろうか?


2016年2月20日・ペルーサ(9歳)。最後のレース、ダイヤモンドステークス出走時のパドックにて。


ペルーサは、ふざけていたのか?

たしかに、本人に聞いてみたい。

今は、北海道で馬術競技の馬としてまじめに頑張っているみたい。

いつか会いに行けたらいいな〜。


(追記'24 4/29)
競馬コラムサイトウマフリ様に、ペルーサについて書いたコラムを寄稿しました。こちらもご一読いただけましたら嬉しいです。


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