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古性のちが初めて書いた「最高の1日」は?|#01

my bestday note(最高の1日を考えるノート)」を、もっと楽しく書いてほしい!

そんな想いから始まった新企画『最高の1日を書くために、教えて!古性のち先生!』の第1回。

この連載では、「最高の1日」を楽しく書いてもらうべく、「最高の1日を考える」というワークを主宰する古性のちさんに、運営事務局の松岡があれこれ質問していこうと思います。

初回のテーマは、こちら。

古性のちが初めて書いた「最高の1日」の内容が知りたい!

今でこそ古性のちさんって、著書を出版したり、写真家やエッセイストとして様々な場所で活躍したり、SNSの総フォロワー数は17万人を超え、日本も世界も好きな場所へ軽やかに飛んでしまうような、正直言ってわたしからみたら「すごい人」だと感じちゃいます。

でも、きっと「最高の1日」を初めて書いた頃の古性のちは、今よりももっと、わたし達に身近な存在だったはず。

今の古性のちが描く「最高の1日」を読むのも楽しいけれど、昔ののちさんの「最高の1日」の方が身近で、参考にしやすいかも……!

ということで、今回は『古性のちが初めて書いた「最高の1日」ってどんな内容だった?』ということを、教えてもらいましょうっ。


初めて書いたのは25歳、アルバイトをしていた頃のこと

ーーのちさんが最初に「最高の1日」を書いたのは、何歳の頃だったの?

まずは素敵な企画を考えてくれて本当に本当にありがとう。
等身大でお答えしていきます!
わたしが初めて最高の1日を書いたのは今から9年くらい前の、25歳頃。
25歳が9年前っていうのも書いてて驚きなのだけど、当時わたしはWebデザイナーの駆け出しで、アルバイトとして青山にあるデザイン会社に拾ってもらった頃でした。

ーーその時って、仕事やプライベートはどんな感じだった?

当時から色んなことに興味深々で、会社の代表からも「そんな風に色んなことに興味が散っていて真っ直ぐ走れないと、後から何もついてこないよ」と言われてしまうくらい、とにかく色んな事をやりたい子でした。(それは今も変わってないんだけど)

毎日10時に出社して、19時頃に退社して家に帰る。
当時から「いつか世界を飛び回って生きていきたい」って思いが強くあったから、その時のためにお金も貯めたいけど、でも本当に出れるか確信も自信もないから貯金にも全然身が入らなくて。
周りの同世代の子達に感化されてネイルに行ったり、エステに行ったり。ちょっと良いお昼を食べたり。でもその後にやってくる罪悪感というか、「夢が遠ざかっている感じ」に落ち込んだり。
それでもって色んな事に興味があるから、イベントに行ってみたり、遠くに旅行してみたり。
なんかそんな中途半端な日々をぐるぐるぐるぐる、ただもがいている感じの日々を送ってました。

そんなひっちゃかめっちゃかな頭の中を整理するために、そして当時ずっと恋焦がれていた「世界に出て働きたい」を叶えるために、最高の1日を書いたのがはじまりです。
今それは手元にはないんだけど、何回も読んだから内容は覚えてる。

ーーその頃に書いた「最高の1日」は、どんな内容だったの?

その頃の私の最高の1日は、世界的に有名なデザイナーになって世界中にお呼ばれしてた!
パリに(なぜか)壁がピンクと青の小さくてかわいいアトリエを持ってて、英語もフランス語もぺらぺらで。
朝6時に起きて、毎日お気に入りのカフェで読書するの。
家には2匹のかわいい猫がいて、私がどこか出かける時はお手伝いさんが世話してくれる。
で、週末は友人のお店を借りて私もカフェをやらせてもらってて。可愛いドリンクを提供して、お店ごっこみたいなのをしてる。
みたいな内容だった。当時ほぼ海外に行った事がなかったから、唯一行った事のあったパリを舞台にしたんだと思う(笑)。しかも、私の中にあるパリもめちゃめちゃ理想で塗り固められてて、全然現実と違うの。
それでも、すごくお守りだった。
「わたしはいつの日かきっとこういう生活をするんだ!」って青山のちいさな会社の片隅で、ずっとずっと恋焦がれてた。

ーー初めて書いたときから、すらすら書けた?書けたとしたら、なんかコツがあれば教えて!

もともと妄想が趣味だからすらすら書けた(笑)。コツは、今の自分の生活に当てはめないこと。今の自分から見てどうか、じゃなくて本当にしたい生活がどうか、を考えると書けるよ。
「今わたしはアルバイトのWebデザイナーだから…」って思っちゃった瞬間に筆がとまる。イメージは、子供の頃に戻った気持ちで書くこと。
将来の夢なに?って聞かれて元気にセーラームーン!って書いてた頃のあのテンションで良いんです。

ーー初めて書いた「最高の1日」の中で、叶ってることってある?

その頃から叶ったものは、ない!(笑)
私はパリに住んでないし、デザイナーじゃないし、2匹の猫もお手伝いさんもいないし。でも、それをじゃあ今叶えようって思ったら多分だけど割とすぐできてしまう。来年、と言わず今年できてしまうかも。
それくらい、今私はこの頃死ぬほど恋焦がれていた「世界中を飛び回って暮らす」の選択肢をちゃんと手の中に持っている。
長い人生の中で一瞬持ったんじゃなくて、多分これはもう私が手放すと決め内限りずっと手のひらにあり続けると思う。もうちゃんと人生の一部になった。
それは偶然じゃなくて、そうしたいからそうした。
「最高の1日」を何度も何度も書いて、自分に刷り込ませて、妄想が現実に入れ替わった。みたいな感覚が強いです。



自分にとって本当に大切なことを、手の中に持っておくために

のちさんの話を聞いていて強く思ったのは、「自分にとって本当に大切なこと」を思い出すための手段として、最高の1日をイメージしているんだなってこと。

「なんか書きたくなってきた」と思ったのは、わたしだけじゃないはず……!

すこしでもわくわくしてきたら、ぜひノートを開いて、ちょっとずつ書き進めてみるのも良いかも。

こんな感じで、今後も古性のちさんにどんどん質問していきたいと思います。

みなさんが、楽しく「最高の1日」をイメージできますよう。

それでは、これからのnoteの更新もお楽しみに!




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