ヨーグルトしか無い食卓

　私、ずっと朝はヨーグルトひとくち、それとインスタントコーヒーです。

　それも表題の明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン、400gをコンビニで確か168円ぐらいで買って、それを二週間ぐらいかけて消化している。とっても安上がりでしょ。

　2年ぐらい前から続けてる。それまではお腹の具合がたびたび悪くなって原因も分からず困っていたのが、毎日ヨーグルトにしてからその症状は皆無となってきた。

　他にも要因はあるかもしれない。外食に誘われるか仕事で会食とならなければ、私のランチはいつもチョコエクレアとチョコレート1枚と500ml弱のペット飲料。夜はレンジでチンのご飯とお味噌汁だけ。水はお薬を飲む以外では飲まない。人は食事の際、水分は食事から取れるので余分に水を飲まなくて良いらしいと聞いて。しめて私の一日の平均摂取カロリーは約700kcalである。このお腹に負担のかからない少食っぷりも体調の健康維持に寄与しているかもしれない。

　少なすぎない？ダイエットでもしているのか？疑問に思いますよね。

　私、それぐらいしか量、食べれないんです。というか、それ以上食べる気にならない。それで、衰弱気味とかいうことはなく、むしろ人より動いて仕事してるはず。寡黙で、黙々と、という対応ではあるが、沢山の会議で頭を使ってるし、移動も多い。

　体重もほぼ安定していて、とはいえ健診では「痩せすぎ」BMIで15台ではあるが、前述の通り平気である。

　平均摂取カロリーを計算してみて自分でも驚いたので、「これは、地球の食糧危機問題を解決するかも知れない。」と思って、先日、厚生労働省に「私のDNAを調べてください。もしかしたら将来、食糧問題を解決し世界平和に貢献できるかも知れません。」とメールを送ったが、返事は未だだが心待ちにしている。

　いつか、厚生労働省の使者が迎えに来るはずだ。

　DNAでは無いかもしれない。親戚の赤ちゃんを見る限り、赤子の頃から親の愛が溢れすぎてか沢山食べさせてた子は大きくなってからも大きすぎる体型をしている。育て方・環境もあるかも知れない。たしかに私は小さい頃は体が強くなかったこともあり大人しくしてたから、あまり食べなかった。それもあるかも知れない。

　うちは兄弟(妹)も多かったから、裕福では無かった。だから、たまに買ってくれるお菓子は兄弟で分けあった。私は気が小さかったこともあり、遠慮して、いつも最後に選んだ。ケーキをご馳走になる時も、本当はチーズケーキが食べたいのに「どれでもいい。」って言って、最後に残されたショートケーキやプリンアラモードを食べていた。

　兄弟はみな痩せ型ではあったけど、私は特に細かった。育ち方の影響もあるかもしれない。

　つまり、成人女性の摂取カロリーは1800kcalなのだから、それが700kcalの私には何かあるのだろうという推測だ。DNAか、または育ち方による特異体質の特性獲得か。調べる価値はあるはずだ。

　前述、それしか食べれないと記述したが、実は、お腹が空いてないわけでは無い。食べる気がしないのだ。なぜか、お腹いっぱいになる事に、気がひける自分がいる。

　生まれて生きてきて、小さいか弱い自分が生きるのに精一杯で、家族にも、世間にも何の役にも立てていないと思ってる。私は孤独が日常で、私がいたことで、良かった、と思ってくれている人がいるのだろうか、とたまに疑問に思う。私に関わる人々・主に仕事でとなるが、彼らには誠心誠意まごころで尽くしているつもりだが……。しかし手応えは少ない。一年に数回、たまに実家に帰るが、私は会話が苦手で喋るのも苦手で、両親ともほとんど会話らしい会話をした記憶が無い。

　それでも毎日毎朝ヨーグルトだけでも食べて生きているのは、いつか自分の価値を、存在意義を死ぬ前に見出したくて、過ごしているような気がする。

　それが次第に少食になってきて、お腹も空いてないわけじゃなく耐えて生きているのは、何かの贖罪か……。

　この罪を晴らすべく、私を研究材料にして解剖してくれてもいいから、早く厚生労働省から返事が来ないかな。いつか、厚生労働省の使者が迎えに来るはずなのだ。

　それからが、本当の自分の人生が始まる、そんな気がしてる……。

　他には私、何も持って無いから。

　ところで先日、クライアント先の私主催の会議が図体も態度もでかい同僚の雑談に終始するという失態をおかして私壁の花、その後やつによると近くに美味しいラーメンがあるということで30分歩いて着いたらたくさん並んでたので諦めてタクシー10分移動後さらに探し歩いて別のラーメン店行ったら東京風脂こってり黒辛い醤油ラーメンでそれから戻るのかなーと思ってついて歩いてたら20分、ケーキ屋さんでケーキ選んでる意味わからない。

　で濃い濃いチーズケーキ食べて、脂っこいラーメン食べて、すでに普段の3倍くらいのカロリー摂ってもう死んでテーブルに突っ伏してる。

　私、死んでるかも。でも、死んでも夢を叶えたい！いいえ、死んでも夢は叶えられる！それが私のサガだから！

　いつか、厚生労働省の使者が迎えに来るはずなのだから。