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その勉強方法、合ってます? 〜「認知特性」を勉強に生かす〜

 こんにちは!子どもと共に未来を育む 共育コンサルタントの金澤です。

 もう3年以上前の話なのですが、知り合いがスタッフとて参画している、電通の社内有志グループが主催している「アクティブラーニングこんなのどうだろうサミット」に行ったときのことです。



 このイベントの名前がパワーワードなのですが、それはさておき。ここで「頭が良い・悪い以外の評価軸を生もう」というテーマで、本田真美先生の講演を聞く機会に恵まれました。

 彼女の講演で私が初めて知ったのが、

「認知特性」

 というもの。

 簡単にいうと、認知特性とは脳に入ってくる情報がどういう情報だと入りやすいか、という特性のことで、人によって違うのだとか。

 その講演では6種類の認知特性について話をされていたと記憶しています。大きく分けると「視覚優位」「言語優位」「聴覚優位」の3種類で、それをさらに細かく分けると

カメラタイプ:写真のように2次元で考える

3Dタイプ:空間や時間軸を使って3次元で考える

ファンタジータイプ:文字や文章を映像化してから考える

辞書タイプ:文字や文章をそのまま頭で再現して考える

ラジオタイプ:文字や文章を耳から入れる音として情報処理する

サウンドタイプ:音色や音階といった音楽的イメージを脳に入力する

 の6つがあります。

 本田先生が開発された40問のテストを受けることで、自分の特性がそれぞれどれくらいのレベルなのか、ということがわかるようになっています。(どれか一つのタイプに決まるというより、6種類それぞれの能力判定をするイメージです)


参考:本田40式認知特性テスト 診断ツール


 私はこれを初めて聞いたとき、目からウロコが落ちる想いでした。あ〜だから、漢字を一生懸命書くだけでは覚えられる子と覚えられない子の差ができるんだ・・・と。

 勉強全般に当てはまるのですが、本田先生の講演でも、

「学校の授業や勉強の仕方は、ほとんどの場合言語優位に作られている。だから、言語優位の認知特性を持っている子は勉強しやすいし身につきやすいが、言語の特性が弱い子には合わない勉強法になってしまっている」

 との話。どのタイプがいいというものではなく、それぞれの認知特性に優劣があるわけでもなく、これこそが個性であり、その個性を把握するだけで勉強のやり方を工夫できるようになる、とのことでした。


 この話を聞いてから私は、まさに「個別最適化」、その子に合った学習方法を工夫して見つけて勉強を進めるのが最強だと考えるようになりました。もともと私の指導のベースにあった「コーチングスキル」と相性がめちゃくちゃ良くて、融合させることができたのを覚えています。

 コーチングスキルを使って、子どもたちとの対話を深め、自分がどんな特徴を持っているのかを認識してもらう。その中にこの認知特性の話も含め、興味を持ったらテストも受けてもらい、その上でその子に本当に合った勉強方法を一緒に考えるようになりました。効果もてきめんでした。

 それ以来、何事にも「自分で考えて工夫した勉強をする」ことを大切に指導するようになりました。

 自分の指導スタイルがどうやって生まれたかを考えていたら、認知特性の話が非常に貴重な機会だったなあということを思い出して、紹介させていただきました!

 皆さんも一度、本田先生の認知特性テストを受けてみてはいかがでしょうか?


ちなみに:私の認知特性は、カメラ・3D・ファンタジー・辞書がほぼ同じくらいで通常、ラジオがやや弱く、サウンドが劇的に弱いという感じです。。


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