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18.bekka izu ソフトオープン! ~脳出血を患った旅行会社社長が一組限定宿をつくるまで

皆さん、改めまして。脳出血を患った当本人の鈴木年光です。
今までは、ゴーストライターの妻 千春が書いていたnoteに初めて書かせていただきます!
というのも 嬉しいことが2つ重なりましたので、ご報告させて下さい。
2023年11月吉日。
一つは、念願のbekka https://bekka-izu.jp/

がスタートする運びとなりました。
実際は、まだソフトオープンなので、関係者の試泊ベースのみ承る状況です。オペレーショントレーニングを重ねて、2月には晴れてグランドオープンを目指しておりますので、ご期待ください。
*上記HP上ではまだご予約を受け付けておりません。(2023年12月20日現在)
bekka izuは、1日1組限定のオーベルジュです。
この、"1日1組” のこだわりは、ゲスト一人一人に心のこもったお料理とサービスを提供し、ゲストは慌ただしい日常からいっとき離れて、落ち着いた雰囲気の中で贅沢な時間を過ごせたら・・という私の泊まりたい宿の妄想から始まりました。
2020年初め、あるホテル経営コンサルタントに相談したところ、1日1組限定というのは、オペレーションや利益の観点から成功は難しいと大反対されました。人が反対すればするほど、何とかしてやる、と脳出血を起こす前の私は、事業成功のためメラメラと闘志だけは盛り上がっていた矢先に、倒れてしまったというわけです。

嬉しいことのもう一つ、実はこのbekka izuで、長男夫婦の結婚披露パーティーをすることが叶いました。
最近、いろんな方々から、「自身がオーナーを務める宿で、息子さんの結婚パーティーができるなんて、感慨深いですよね。」と言われて、確かにしみじみ、今までの紆余曲折を思い返すたびにこみあげるものがあります。
お陰様で、私の挨拶はグダグダでした。勝手に自分の中で感情が盛り上がり、涙が止まらず、妻が助け舟を出してくれたから何とか言葉をつなげたのは結果オーライでした。

bekkaでささやかな結婚披露パーティ


突然泣いたりするのは、病気の後遺症だと自覚しています。感情が抑えきれない。または笑う場面ではない時に笑い転げてしまったりするのは、たまに症状として顔を出す時があり、コントロールできなくなってしまいます。
会社のドバイイベントのパーティーで久しぶりにお会いしたお客様に、お久し振りですと、声をかけるつもりが、、笑い転げてしまい誤解を与えてしまった事もあります。私の現在の様子を見ると、後遺症はないように思われるので、そんな時に、急に笑い転げると、相手はビックリしますよね。

さて、本当に公私いろいろ、難局がありましたが、この日を迎えることができて心から嬉しく、まずは安堵しています。
bekkaも息子達もこれからですが、息子夫婦の幸せと宿事業の成功を強く願い、宿事業で私ができる事は最大限のサポートをしよう!と誓います。
この記事でnote は一旦終了し、今後は運営者の大塚一樹さん・愛子さんにバトンタッチしよう。

引き渡し日、バタバタの中で一樹さん、愛子さん
物を片付けて、ダイニングカウンターの前に座ってみる私たち

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鈴木さんが最初で最後、ありのままの気持ちを記録しました。
bekkaの旅館業認可、温泉許可、食品許可、そして建物引き渡し、登記、となんとか進み、ようやくこれから「宿泊」が始まります。
まずは12月中旬より、ティースタイルスタッフとその関係者ヘ向けて、オペレーショントレーニングをお許しいただける状態でスタートさせていただきます。
ここ2ヶ月は大塚夫妻、私たち運営チーム、経理チームとも一丸となってがんばります。
そして、2月1日。笑顔でグランドオープンを迎えたいと思います。
どうか皆様、小さな宿のbekka izuを、応援してくださいませ。
今まで拙い文章のnoteをお読みいただき、どうもありがとうございました。
今後は新しい形で、スタートするbekka izuのHP,SNSの発信をご期待ください。
と言いながら、bekka izu フェーズ2 を楽しみながら続けようかなと考えています。

Chiharu
info@teestyle.jp