【海外移住】子連れオランダ個人事業主ビザ申請 完全ガイド④ 銀行口座開設
完全ガイド③からのつづきです。
INDEX
①日本でやっておく準備
②家を借りる
③到着後、移民局へ書類提出
④移民局予約 指紋登録、短期滞在許可ステッカー取得
⑤住居のある自治体へ住民登録
⑥個人銀行口座開設
⑦DigiD申請とビジネス用銀行口座開設☚いまここ
⑧移民局へ追加書類の提出
⑨ついに滞在ビザ獲得
⑩ビザ更新のコツ
⑪子供の学校さがし
⑫便利サイト
1,ING Bankから、個人口座の開設通知が届く。
①キャッシュカード(デビットカードでもある)
②ユーザー名
③暫定パスワード
の3通に分かれてレターが居住地に届きます。
②③を使って、「銀行口座自体のアクティベート(使用可能状態にすること)」と「キャッシュカードのアクティベート」を行います。
これで個人口座が使える状態になります。
個人口座が使えるようになったら
①ビジネス口座の開設
②プリペイド携帯ではなく正規の携帯電話キャリア会社との契約
③交通系ICカードで住民割引のあるタイプのもの
に申し込めます。
(副情報。ビザ申請は終わっていないのに、このあたりで住民登録が完了しすでに市民サービスの提供が始まりました。子供に予防接種の履歴を提出してください、という手紙や、自宅を自治体のナースが訪問してくれて、今までの子供の病歴の聞き取りとか、水泳講座の案内とかしてくれました。オランダの子供は水泳教室に通って修了書をもらう義務があります。そこら中に運河があって危ないからでしょうね)
2,DigiDの申請とアクティベート
これはオランダでのマイナンバーポータルのようなサイトです。
ここでまず個人としてDigiDを取得します。
申し込む→郵便でアクティベートコードが届く→Webでアクティベート、というステップです。
アクティベートはここから。
DigiDアプリもダウンロードしておきましょう。
3,Mijn Overheiへの登録
これは政府や自治体からのお知らせをWebやアプリで受け取れるようになるサービスです。オランダの郵便事情はあまりよくないこともあって、郵送で通知が届かないなんていうこともあるそうなので、アプリに登録しておきましょう。移民局や税務署からの通知もここに届くことになります。
これが通知を受け取るアプリです。
4,KVKの予約
次は商工会議所の予約です。KVKのサイトで、ご自分の個人事業主ビジネスの内容を詳しく記入すると、自宅から最寄りの支所の予約が取れます。私の場合は支所が混んでいて一カ月ほど待ちました(実際にかかった登録時間は40分ほど)
支払いはING BankのQRコードがメインです。場所によってクレジットカードが使えます(私は使えました。予約時に電話で決済方法を聞いておくとよいですね)
KVKの持ち物は
パスポート
のみですが、念のため
住民票(自治体で発行されたBSNナンバー入りのアウトレクセル)
賃貸契約書
KVKの予約を証明するメール(を印刷したもの)
を持参しました。
面談では、事業内容と事業開始日の詳細を確認されて、
事業登録費用(80ユーロほど)
事業登録証明書(18ユーロほど)←Uittreksel Handelsregister - papier gewaarmerkt
を支払います。事業登録証明書はあとあとビジネス口座の開設に必要になるので、職員がネットでも見れるから発行しなくてよいと言ったとしても、お願いして紙でも念のため発行してもらいましょう。
【重要事項】
「事業開始日」は必ず、KVK面談より前の期日にしましょう(1日前でもいいです)そうしないと事業登録直後にビジネス口座を開設することができなくなります。
5,ING銀行ビジネス口座の開設
ネットで進めていきます。サイト翻訳機能を使いながらだと英語に変えたりしてサクサク進みます。
こちらも個人口座と同じで、
①キャッシュカード(デビットカード)
②ユーザー名
③暫定パスワード
が送られてきますので、個人口座と同じ要領でアクティベートします。
ここに4500ユーロ以上を預金します。そして残高証明書を取ります。
(2024.3.3 以下はのちほど詳しく書きます)
6,税理士にビジネス開始時のバランスシートを作成してもらい、
残高証明書を移民局に提出します。
完全ガイド⑤
ビザ更新のコツへつづく
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