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No と言えない、Thanksも言えないわたしたち


先週 #あたしおかあさんだから について書いた記事がものすごく読まれました。

そして立て続けに「炎上」として見かけたこの話題。


これも同じ道理なんだなぁと。

正しい全文はこちらから→ゴディバ「義理チョコをやめよう」 日経新聞に広告載せた理由を聞く
ちょっと引用します。


>今回、新聞広告が掲載されたのは日経新聞のみ。購読者にビジネスパーソンが多いとされる新聞です。

>その理由について、マーケティング部の担当者は「企業のトップマネジメント向けに発信させていただきました」と説明します。


普通の新聞広告ではなく、日経新聞のみに掲載されたものとのこと。

つまり、この広告は義理チョコを買う人ではなくて、職場の風習(空気)で義理チョコをもらってる(主に)男性に向けての問題提起なんですね。


なのにSNSを通じて広まって、企業のトップマネジメントでもない人に

・ゴディバは義理チョコじゃないからこんなことが言える
・いや、むしろ義理チョコにちょうどいい
・GODIVAをあげると本命と勘違いされる

とかの反応が起きるのは全部ナンセンスなんだなぁと。

そんで、「GODIVAのおかげで職場での義理チョコ行事をなくすことができた」ってあげる側の声が聞こえるのがなんともなぁです。


つまり、止めます=Noは誰かの力やムーブメントを利用しないと言えない。


権威性を借りないと「No」を主張できない日本人。

家事の効率化・自動化とかも同じなんだけど、「やりたくないからやらない」ってはっきりNoが言えない人が多い。

やれ時間はお金で買えないからとか
その時間をお金に換算するといくらの価値がとか
〇〇さんもあの本で言ってるとか

こんなこと言い出したら、代弁者が現れない限り自己主張はできなくなっちゃう。

この自己主張の弱さは日本人ならではの感覚なのかな?海外暮らしの経験がある人に聞いてみたいです。


イベントがないとThanksを言えない日本人

「今日は気分が良かったから」なんて理由で家族にケーキでも買って帰ろうものなら世のパパたちはたちまち浮気を疑われてしまいます。

それくらい日本人は普段感謝や喜びを表現する機会に乏しい。

母の日・父の日・敬老の日みたいな感覚でバレンタインもいいんじゃないかなぁって個人的には思います。


ただでさえ、「ありがとう」というべき場面でも「すみません」と言っちゃいがちなわたしたち。

ありがたい(有り難い)ことへの感謝の気持ちは意識していたいです。


Pleasureは尊重したい

ところでみなさん、「ありがとう」って言われたらなんて返します?

「どういたしまして」?
「お気遣いなく」?
「ありがとう」?

日本語ではこう返しますが、
英語ではyou'er welcomeとは別にIt's my pleasureという言い方があるんです。

ざっくり言うと、「(それはわたしの喜び(preasure)だから)気にしないで。」って意味。

わたしはこの言葉が大好きなんですよね。


社内接待のためだけの義理チョコはやめてもいいのでは?と思うけど、お菓子作りが好きな人、甘いものが好きで人におすすめをしたい人がやるプレゼントはいいものだと思う。

育児とか家事も面倒なものは外注・効率化すべし!っていうけど、中には本当に好きでやってる人もいるわけで、それは愛情の押し売りでも自己犠牲でもなんでもない。


自分が「好き」と思うことを存分にGiveする。

プレゼントや愛情って、本来そう言う無償(かつ無意識)のものを指すんだと思いますよ。


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