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スパルタン

ついに出場。 105度くらい(その名も"Inverted"="反転した")の傾斜の壁を登ったり、有刺鉄線の下を地を這って進んだり、地面が燃えているところを駆け抜けてゴールしたりするレース"Spartan" 完走した感想をここに残そう。 レースの結果 まずは上の階級では足切りラインとされる1時間半以内にゴールできて何より。 準備して臨み、それに見合った成果を上げることができた。 とはいえこのタイムはもっと縮められたのではないかと思う。 学んだこと 障害物は大きくは

    • もうひとつ向こうで見える景色

      昔、ペーパーマリオ?か何かのゲームで写真のような光景を見た記憶があります。 画面的には向こう側(奥)に行けるようだが、普通にゲームを進めるうえでは向こう側に行かずともマリオを右手側に走らせれば横スクロールのステージはクリアできるという状況です。 自分がもう一つ次のステップに進むにはどうしたらいいかと考えたとき、この「向こう側」に拘れるかどうかが大事になってくるのかなと思いました。 挑戦は人を成長させ、ステップを上げればできる挑戦は大きくなると挑戦者たちは言っていました。

      • 撤退戦のロングホープフィリア

        今負けていることと、最終結果が負けであることは違う。 それ故今負けていることから目を背けてはいけない。 撤退戦はギリギリまで戦いをやめないこと。 生き残るためには最後まで戦い抜く。 リソースは次々死んでいく。 追加されることはもうない。 心も磨り減れば影ってしまう。 そんなときに思い出すのは諦められない理由。 最終結果の負けを、自分が救えなかったこと。 過去の悔しさに光あれ。 局地戦での勝敗に意味はないぜ。 立ち向かう一歩が、きっと勇敢さの勝利に。 最後に勝つために

        • 選ばれなかった道

          道を選べた瞬間があった 辞めたいと思うことってないですか? ある早朝に「二度と聞かない」の前置きの後、ある人に静かに聞かれた (初心であった)プライム市場に上場すれば辞めます。 と答えた そのとき苦しいのは自分だけと考えていて、そのうえで虚勢を張った。 あの朝、あの瞬間にああ言えた私に誇りを持っている でも他のことを言っていたら、今は変わっていたかもしれない 話したのはそれが最後になり、今はもう退職された あの朝痛みを抱えていたのは自分だけではなかったし、他の

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          倒れないことの大切さ

          フィールドで戦う誰もが、必ず一度や二度屈辱を味わわされるだろう。 打ちのめされたことがない選手など存在しない。 ただ一流の選手は、あらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうとする。 並の選手は少しばかり立ち上がるのが遅い。 そして敗者は、いつまでもグラウンドに横たわったままである。 これはアイシールド21で紹介された、きっと誰の心も奮い立たせるであろう一節です。 筆者も倒れたとしても、素早く立ち上がりプレーを続けることが大切だと考えていました。 しかし、「倒れても立ち上がれ

          倒れないことの大切さ

          侍は、事に向かって刀を振る

          サムライは犯人を捜し出し、そして必殺の一撃を加えようと刀を振りあげた。ところが、犯人は詫びを入れるどころか、サムライの顔につばを吐きかけた。するとサムライは刀を収めて身をひるがえし、歩き去った。 これはデイル・ドーテンの名著『仕事は楽しいかね?』の一節、仇討ちの比喩です。 サムライは主君の仇討ちという大義のため振るおうとした一撃に、つばを吐きかけられたという個人的な怒りが混ざってしまうことで刀を収めたのでした。 ちょうどDeNAのトークイベントで同社の有名なカルチャー「

          侍は、事に向かって刀を振る

          何が不満なんですか?

          「何が不満なんですか?」 これは、他者に言わせてはいけない言葉ではないでしょうか。 これを言われているということは、出ている指示に対して私情で抵抗している可能性が高いです。(他社にはそう見えています。) 筆者は言われる立場ですが、 「○○をやれ」に対して「○○をやらない」という反応を理由を明確にできずに示すと「何が不満なんですか?」と問われることになるでしょう。 他者から問われている時点で、自分でも何が問題なのか理解できていません。それを認めたうえで、前向きな反応を

          何が不満なんですか?

          開会式を観ながら

          7月23日21時現在、各国選手団が国立競技場に入場しています。 開催自体に賛否両論あり、今も誰もが肯定できる結果とはなっていないとは思います。 それでも、気持ちを文章化し、伝えられればと思います。 2013年の日本開催が決まった頃、私はアスリートでした。 高校サッカー部でレギュラーを目指し、全国を目指していました。そして今思えば、諦めたのもこの年でした。 2015年、大学に入学しました。入学枠の最も多い一般受験生として門をくぐりました。 同じ学部の同世代には、今大

          開会式を観ながら

          灰の上に立つ

          家が燃えているときには、昼食も忘れてしまうものだ。しかし、家が燃えてしまったら、灰の上でまた食べ始めるのだ。 これは、ニーチェ『善悪の彼岸』より、「本能。」という書き出しから続く一文です。 “Instinct. When the house burns one forgets even lunch. Yes, but one eats it later in the ashes.” ニヒリズムを交えつつ明るく、生を肯定する主張として好きです。 しかし悔しさを忘れない

          灰の上に立つ

          ハッカーと家具職人

          日々何かしらモノを手に取り、使用しています。 「取り出す」→「使う」→「仕舞う」 これが永続的に続く状態が、生活するということです。 この目黒の家具店の素晴らしい広告コピーに感銘を受けました。 ポール・グレアムはハッカーと画家の共通点として 「ものを創る」「技法そのものを開発する」「価値は後世認められる」 といったものをあげています。 「取り出す」→「使う」→「仕舞う」という概念を生み出した「収納」こそ、まさにハックであり芸術でないかと感じました。 現代ビジネ

          ハッカーと家具職人

          発する言葉とオウンドメディア

          今更ながら、映画『何者』を観ました。 映画・原作小説含め学生の頃に一度観たことがあり、当時 「私は厳しい○○に耐え、××を成し遂げました」 と面接で言わないといけないのかなと思いつつ(○○の厳しさは自分と○○の相性にもよるのでは?相性の悪い○○を避けた方がよい可能性もあるのではと思いつつ)、実際初めて参加したインターンの集団面接で本当に皆何か厳しさに耐えた話をしていたことに衝撃を受けていたのでした。 ※そして私も厳しい英語文献の読み込みに耐え、期末レポートを作成してい

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          誰をも救おうとすると誰も救えない

          why なぜだろう?誰かを救えるはずの力で誰もがまた.. 幼少期に観たウルトラマンコスモスのテーマ曲の、思い出深い一節。 なぜだろう?誰も幸せになっていない何もわかっていなかったときはクライアントに価値を届けられていないんじゃないかと怖かった。 所属組織の全体像が見えてくると利益貢献できていないんじゃないかと怖くなった。 関わる人がひとりひとり見えてくると迷惑をかけることが怖くなった。 クライアントが課題を抱えていて、解決してあげたい 社内リソースのさらなる投入が

          誰をも救おうとすると誰も救えない

          史上最強の量質転化

          ビジネス書グランプリ(https://business-book.jp/)なる企画が催されています。 マネジメント部門にエントリーされているのは『START UP』『世界標準の経営理論』『Who You Are』他、経営者やMBAの先輩方が読了・感想の発信をされていた基本的に納得(妥当)感のあるラインナップです。 この一冊を除いて もちろん私は読了済みです。 費用対効果という面では、とても素晴らしいものだったと思います。自宅郵便受けに投函されており投資コストは0円、内

          史上最強の量質転化

          価値は伝えるもの、意味は感じるもの

          「感情で食べている」 これはマーケターの関橋英作氏がハーゲンダッツのブランディングを手掛ける際、アイスクリームを楽しむ女性へのアンケート調査から発見したインサイトだったそうです。 アイスクリームは他のお菓子とは違う食べ物、心までも幸せな気分にしてくれるものという消費者インサイトから「おとなの男女の究極の愉しみ」というクリエイティブを生み出し、お菓子というジャンルからハーゲンダッツを独立させたのでした。 実は私はwebの広告代理店に勤務しているのですが、この度ブランディン

          価値は伝えるもの、意味は感じるもの

          巨人の足元

          「巨人の肩の上に立つ」とは、先人の積み重ねた発見に基づいて新しい発見をすることです。ニュートンが語った言葉とされ、Google Scholarのトップページにも掲出されています。 ビジネスサイドでは、視座を高くすることや既存技術をもとに、使えるものは使って付加価値を積み上げていくことを推奨する言葉として語られます。しかし巨人の足元にも付加されたジャンクな価値は残されたものだと感じた今日このごろなのでした。 こういった、日々上に積み上げられていく新しい情報の塊の足元にも誰か

          巨人の足元

          理想の姿を向いて働く生き方

          「理想の働き方ってなんだろう」 これは哲学的な問である。 人生100年と言われる時代で1/4も生きていない24歳の若輩でこれを言語化しようとするのも早計かとは思いますが、様々な状況から良い節目かと思い執筆です。 前職が倒産した後、現在価値貢献させていただいている弊社からご縁を頂いたのが1年前でした。 https://note.com/beyond_borders19/n/ne6a71492c65a?fbclid=IwAR0YRl9DVCEuN3hTMS4W4hPuWQ

          理想の姿を向いて働く生き方