見出し画像

天使になったわこちゃん①


息子がお腹の中でどう過ごしてきたのか
なにを感じ、なにを思っていたのか
私が受け取ったことを
漫画にしていきます。


息子を妊娠し、
医師から『伝えた方がいいと思うので…』と
告げられた日から
医療者目線、ママ目線のブログや記事は
たくさん読んできました。

『NTが…』
『障がいがあるかもしれない』
『生きて生まれてくる確率は低いでしょう』
『胎児水腫という状態…』
『人工死産も視野に入れて』
『母体のことも考えると…』


そう言われる度に朝から晩まで
ネット検索していました。
私にとって大海原に
単身で放り込まれたような感覚でしたから、
どうにか希望がほしかった。
藁をも掴む思いでした。

どんどん状況は悪くなり、
消えそうなろうそくの火を守る、
そんな日々でした。

「この子は大丈夫」と「もうダメなんだな」
を行ったり来たり…

とうとう胎動を感じなくなったあの日、
最期にきちんと挨拶してくれたことを
覚えています。

そして息子をお空にかえしたあと、
ふと思ったのです。

赤ちゃん側からのメッセージを
たくさん受け取ってきたこと。
息子が天寿を全うし、
命は長さじゃなく濃さだと学んだこと。
お空にかえることは
誰かを苦しめるためじゃないこと。

たくさんのことを伝えたいと
漫画を描こうとしました。

でも描けなかった。

数年前の私は、
描くよりも先に自身を癒すことが
必要だったんですね。
今も傷痕は残り、痛むこともあります。
乗り越えるとかじゃなく、一緒に歩む。
その悲しみの場所から一歩、
また一歩と足を進める。

そうして今なら、
息子が伝えたかったことを
描けるかもしれない。
皆さんに伝えられるかもしれないと、
描くことにしました。

まずは息子目線の内容から。


育児や仕事の合間に描いていきます。
不定期更新になるかと思いますが、
読んでくださった方のこと線に触れる、
何かを癒せる、
そんな内容になればと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?