見出し画像

【2024最新】在住者による初級者向けGWバリ島おすすめサーフポイント5選完全ガイド

こんにちは!Beyond Bali Surf Retreatです。

バリ島に3年前から住み始め、色んなポイントを週3-4でサーフィンしてきました。コロナ禍でガラ空きのUluwatu、貸し切りのKuta Reefもサーフィン
してきましたが、最近は混雑してますね。
でもバリの人達にとっては観光客が帰ってくるのはとってもいいことなので、喜んで我慢して入ります。笑

本記事は3年間で初心者から、限りなく中級者に近い初級者(笑)まで
成長した筆者が厳選した「初級者向け」2024年GWおすすめサーフポイント5選をお届けします。
混雑具合と波質のバランスが取れたおすすめになってますので、
参考になれれば嬉しいです。

*「ピークの場所、駐車場、ポイント近くのおすすめご飯屋さん、ゲットアウトのルート、カレントの流れ」などが載っているマップは記事下部にあります。


Golden Week中のバリについて

まずポイントの前に、GWはバリで言うとどんな時期なのかについて。
バリの観光ピークは、7月〜8月、少し範囲を広げると5月〜10月。
バリの乾季は4月〜10月で、6月〜9月はオフショアが強い日も出てきます。
なのでGWはバリで言うと「混み始めている季節風が弱い乾季」です。
またGWは日本からもたくさんサーファーが来るので、日本人に人気のポイントもあえて少し避けて案内します。

1. Balangan(腹〜頭)

ポイント概要

ブキット半島の一番北側にあるバランガンは、クタからのアクセスもよし。平均的な乾季のスウェルではピークが何個があり、一番左のピークがターンしたい人におすすめ、2個目以後のピークは速いテイクオフやスピードアップしたい人におすすめ。
砂浜にはバリ風海の家がたくさん並んでおり、雰囲気の良さからサーファーのみならず日光浴やサンセットを見に来るお客さんもたくさんいます。
胸までのサイズならロングも可能。
頭オーバーのLow~Midタイドはピークがつながり200mロングライドできる波が出現するが、リーフが浅くなるので中級者以上におすすめ。

(↑2個目のピークで波もイマイチの動画ですが雰囲気をご参考に)

波の詳細や評価

波の向きと長さ:レフト、30-100m
ボトム:リーフ
おすすめサイズ:腹〜頭
波評価:3.5/5
混雑具合:3.5/5
波のコンスタントさ:4/5
波の難しいさ:3/5
おすすめの潮:Mid~High Tide(1.5m〜)

波質:
一番左のピークはリーフにしてはメローな波質で、テイクオフしてから程よく波が張ってきて3-4ターンがテンポ良く入ります。
初級者なら肩サイズまで余裕を持って楽しめます。
潮が少なくなるとテイクオフが掘れ始めテイクオフゾーンが狭くなります。
二番目以後のピークは速い波で一番左よりワンサイズ大きい。
ただ小さい時ほぼセットしかワークしません。
サイズが小さい時に潮が多すぎると一番左が割らなくなりがちで、2個目以後のピークでセット狙いで移動するのも楽しい。

おすすめシチュエーション:
腹以下のサイズでは初心者やロングが増えて、頭オーバー以上のサイズでは中級者が増えるので、おすすめは胸〜頭。
ウルワツやビンギンに比べて波のクォリティがそこまで高くないのでそこまで混雑しないし流れも少ないので、あまり疲れずサーフィンができます。
実際筆者も連日のウルワツで疲れたらBalanganを一日入れて筋肉を休ませています。笑
クタ周辺のサイズが物足りないや飽きてきた時や時にもおすすめ。

注意点

1. 頭以下のサイズにおいて、潮が1.8m以上はどこのピークも問題なく安全に楽しめますが、1.5~1.8mはボトムに注意しながらサーフィンする必要があります。
2. 肩前後のサイズから、2個目のピークのインサイドミドルあたりからで右に流れるカレントが強くなります、無理と思ったらインサイドまで戻って出直しましょう。

*マップでは詳細情報が見れます*

2. Impossibles(腹〜頭)

ポイント概要

名前の由来からも分かるように、速い波。
波のサイズが大きく、さらにうねりの向きや風などコンディションが決まった時は500mのロングライドができます。
波が速い上になかなかコンディションが決まらない、アクセスも悪いからこそ、ブキット半島で一番空いてるポイントかもしれない、スクールやロングもほぼ見かけません。
今回初級者におすすめしたいのは、あまり決まらない時の「腹〜頭」サイズのImpossible。
初級者の中でも、しっかり目のパドルで波に乗れる方、アップスができて中級者に近い方におすすめ。
ピークが何個かあり、Padang Padangに近いピークや2個目がおすすめ。

(↑このサイズなら気楽に入れますね^^)

波の詳細や評価

波の向きと長さ:レフト、50-200m
ボトム:リーフ
おすすめサイズ:腹〜頭
波評価:3.5/5
混雑具合:2.5/5
波のコンスタントさ:4/5
波の難しいさ:4/5
おすすめの潮:Mid  tide(1.0~1.8m、どちらかで言うと下げ潮が良い)

波質:
速い波なので、しっかりパドルで初速つけた上で斜めテイクオフしてすぐアップス。そもそも抜けれない波もあるので選択が必要。
スピードをつけて1-2ターンを入れるイメージ。
波が大きければ大きいほど、スピードアップできて抜けやすくなるので、頭サイズで入る時に、頭オーバーのセットが来たら狙いましょう。
運が良ければ200m以上のロングライドができます。

おすすめシチュエーション:
無風よりも、程よいオフショアに抑えられながらの方が崩れるのが遅くなるのでより抜けやすい。
ゲットアウトのチャンネルがないので、日本のビーチブレイクをイメージして入れるサイズを想定してください。
頭オーバーからゲットアウトや流れがかなりハードになります。
Impossibleがちょっと大きいなと思ったら、Balangan若しくはAirport Reefsに移動したらちょうどいい大きさになるでしょう。

注意点

1. ロータイドの方が本当はいい波ですが、初級者だとワイプアウトして運悪くセットが来たらリーフに乗り上げることもあるので、1.0m以上としました、それでもボトムの浅さに注意しながら乗ってください。
2. 肩前後のサイズからミドルで右に流れる強いカレントが発生しますので、セット間を狙って一気に出ましょう。

*マップでは詳細情報が見れます*

3. Airport Reefs(腹〜頭オーバー)

ポイント概要

Airport Reefsはバリの中でも屈指の波が立っていて、個人的にも大好き。
ただいいコンディションの時はいつも混んでいるので仕方なくNo.3。
特にGWは日本人サーファーもたくさん来るのでAirport Reefsはほぼ激混み確定。それでもバリに来たら一度には行ってみてほしい。
中でも特におすすめなのはKuta Reef、Airport Left、Middle Reef。
船乗り場の場所と値段はMapに記載させて頂きます。

(↑空いていたら、ただただニヤけてしまう波^^)

波の詳細や評価

波の向きと長さ:レフト、50-200m
ボトム:リーフ
おすすめサイズ:腹〜頭オーバー
波評価:4/5
混雑具合:4.5/5
波のコンスタントさ:4/5
波の難しいさ:3/5
おすすめの潮:ベストタイドは混雑するので詳しくは後述します
うねり敏感度:Airport Left > Middles > Kuta Reef
混雑具合: Kuta Reef ⇔ Airport Left > Middles
波の速さ:Middles >  Airport Left > Kuta Reef

波質:
Kuta Reefはサイズの割にメローな波質で、色んなセクションがありリップやアップス、カッドバックの練習に最適。
Airport Leftはほどよいペースで割れていくため、ゆっくりターンができる。
Middlesは少し速いため、ターンをテンポよく入れていきます。

おすすめシチュエーション:
うねり敏感度はAirport Left = Middles > Kuta Reef、Kuta Reefで精一杯の時の他2つは大きすぎる。Kuta Reefで物足りない時は他2つ行ってみましょう。
Kuta Reef(ベストダイドは1.5~2.0m):人が減るのは腹〜胸の0.8~1.5m(リーフの浅さでスクールがなくなる)肩〜頭の2.0m~(あまり割れなくなる)
Airport Left(ベストダイドは1.6~2.2m):人が減るのは腹〜肩の1.2m~1.6m(リーフの浅さで)
Middles(ベストダイドは~1.2m):人が少ないのは腰腹サイズ時、胸のMid Tide(Middles好き中級者以上は胸以上が好きで基本Low Tideで入る)
ビーチの波に飽きてきた時、ロングライドを本数少なくてもいいから乗りたい時、ブキットが大きい時におすすめ。

注意点

1. Kuta ReefやAirport LeftのLow~Mid Tideはリーフが浅くなるので、無理せずご自身の力量に合わせて必要だったらブーツを着用してください。
2. Middlesのインサイドはかなり浅いので、サイズある時はしっかりPull Outしましょう。Mid Tideから慣らしていくのがおすすめ。

4.Pullman(腰〜頭)

ポイント概要

そろそろビーチブレイクも一個あげたいと思います。
初心者卒業したての初級者、リーフ未経験でガイドも頼みたくない人向け。
KutaからCangguの間に無名のポイントがたくさんあり、その中でアクセスしやすく、HalfwayやPadmaに比べたら常時空いてるポイント。
場所はAlamKulkul Boutique Resortの前のビーチ。
ビーチに入ると少し右側にチャンネルがあって、その左側がレフトで、右側がライト。
他にもいくつおすすめのビーチブレイクがあるのでLINEもしくはInstagramで共有できます。

(↑PadmaですがPullmanも同じような波です)

波の詳細や評価

波の向きと長さ:レフト&ライト、30-100m
ボトム:サンドバー
おすすめサイズ:腰〜頭
波評価:3/5
混雑具合:3.5/5
波のコンスタントさ:3/5
波の難しいさ:2/5
おすすめの潮:Mid high ~ High tide(1.5~2.5m)

波質:
ザ・バリのビーチブレイク、Padmaとほぼ同じです。
波がメローでテイクオフもしやすく、3-4ターンを入れられます。
頭以上ではカレントが少し強くなりほぼクローズアウト、潮が1.5m以下ではワイドな波になり初級者には少し厳しい、その場合はAirport ReefsやHalfwayに移動するのがおすすめ。

おすすめシチュエーション:
通常サンドバーが安定している時は腹までのサイズならMid highが良く、胸以上ならHigh tideがいい波。
頭オーバーもできる時ありますが、切れ目が少なくなることが多い。
午後イチの方が基本空いています。
潮が合っていれば、午前中ワンセッション、昼はビーチでご飯を食べてビールを飲んでチルしたあと、午後軽く1時間半入る、最高です。

注意点

1.急にカレントが発生したり移動することがあるので、落ち着いて観察してピークに戻りましょう。

*マップでは詳細情報が見れます*

5. Uluwatu(腰〜肩)

ポイント概要

言わずと知れたアジアで一番有名なサーフポイント。
上級者のイメージが強いですが、実は胸サイズまでなら初級者も入れる波のコンディションが多い。(カレントを理解していることが前提)
No.5 にしている理由は、常に混雑しているからです。汗
初級者が入れる大きさでのピークは、Temple、The Peak、Racetrackの3つ。
力量が足りたら是非1回だけでもウルワツを味わって頂きたい。

(↑Fun Waveでロングライドのウルワツ)

波の詳細や評価

波の向きと長さ:レフト、50-150m
ボトム:リーフ
おすすめサイズ:腰〜肩
波評価:4.5/5
混雑具合:4.5/5
波のコンスタントさ:4.5/5
波の難しいさ:4/5
おすすめの潮:Mid  ~ High tide(1.2~2.5m)

波質:

通常The Peakが一番人気で速いテイクオフでリップも入れやすい波、おすすめはThe Peakより少し右でおこぼれをもらう作戦、ここに波が入る時は大体メローで乗りやすいロングライド。
RacetrackはLow~Mid tideのポイントですがリーフの浅さを考慮しMid tideをおすすめ、ここもテイクオフゾーンが2つあり右端が簡単、掘れたショルダーでターンを入れやすい。
Templeもいくつかピークがあり特に頭までのサイズでは一番人が少ない、波と混雑状況を観察して一番自分に適したピークに入る、チャンネルがほぼなくピークと波を選ぶ必要があります。

おすすめシチュエーション:
うねり敏感度はTemple>Peak=Racetrack、Peakが精一杯の時Templeはキツイ、そして同じ日の掘れてる速いRacetrackは少し怖い。
Peak:腹〜肩の1.5m~2.2mの(頭以上は中級者以上が急増、腹〜肩サイズならLow tideのRacetrackを狙う人が多い)
Racetrack:腰〜胸の1.2m~1.5m(ブーツ着用でワイプアウト気をつけるなら0.8mまでできますが、Lowはさらに人も増える)
Temple:腰〜肩の1.2~2.5m(サイズがある時はHigh寄りで入る、逆に小さい時のMid Lowが狙い目)
上のサイズはスクールとも被るので朝を避ける。そして平日の午後2時以後と土日はローカルキッズも入ってくる。時間帯は平日の昼前後がおすすめ。
クタ周辺や他が小さい時に一度チャレンジしてみてほしいです。

注意点

1. 小さい日でも洞窟から右に流れるカレントがあり、サイズや潮が上がるとどんどん強くなるので、初回だけでも知っている人と一緒に入ることがおすすめ。
2. 1.5m以下では洞窟正面、1.2m以下は左側Templeに近いビーチと右側Racetrackに近いビーチで、リーフの上を少し歩いてゲットアウトします。

*マップでは詳細情報が見れます*

まとめやおすすめ宿泊エリア

混雑具合まとめ

4.5:Uluwatu - The Peak、Airport Reefs - Kuta Reef
4.0:Uluwatu - Racetrack、Airport Reefs - Airport Left
3.5:Balangan、Pullman、Airport Reefs - Middles
2.5:Impossible、Uluwatu - Temple

波サイズまとめ

Uluwatu - The Peakが頭前後だとした場合、同じ日に他のポイントは以下のようなサイズになります。
頭オーバー:Uluwatu - Temple
頭:Uluwatu - The Peak、Uluwatu - Racetrack(掘れてる)
胸〜肩: Impossibles、Balangan、Airport Reefs - Airport Left & Middles
腹〜胸:Pullman、Airport Reefs - Kuta Reef
*うねりの向きによっても変わりますのでご参考程度に*

おすすめ宿泊エリアと行動ブラン

  1. クタ周辺に宿泊するならPullmanをベースにして、Low TideはMiddlesやHalfway行ったり、波が少し大きかったらHalfwayやKuta Reefに行ったり、波が小さかったらBukitに遠出。

  2. ブキット半島に宿泊するならBalanganをベースにして、Low ~ Mid tideはDreamlandやブーツでImpossibleに行ったり、波が小さかったらUluwatuやImpossibles、波が大きかったらAirport Reefsに遠出。

サーフィン以外の楽しみ方

サーフィンしないパートナーや家族と一緒に来られる方は、BalanganやPullmanなら一緒に行くのがおすすめ、海の家、サンベッドやパラソルがあって、ビーチでそのままリラックスすることもできます。
Uluwatuも崖の上にたくさんカフェやショップがありますが、ずっと海を2時間眺めるのも初回以後は少し退屈になると思います。
Airport Reefsは沖にあるので言うまでもないですが、Impossiblesの周辺も結構何もないので、これらに行く場合は別行動がいいでしょう。

最後に

日本から来るサーファーのほとんどが短期の旅行なので、事前に色々サーフポイントの情報を収集し、現地では思いっきり楽しみましょう!
より高確率に人が少なくていい波を当てたい方は、サーフガイドをつけましょう!メリットはたくさんあります:

  1. レンタカーやレンタルバイクの運転で大事な体力を奪われない

  2. カレントやリーフの浅さで危険な目に合わなくて済む

  3. 自分の力量にあったポイントに連れてってもらえる

  4. それぞれのポイントで波に乗るコツを教えてもらえる

  5. ピークを見極める時間が必要ない

  6. 現地人しか知らない情報をゲットできる

知り合いを通して現地人のガイドさんを紹介してもらえる場合、ローカルや外国人サーファーが気を使って波を譲ってくれたり、ガイドが押してくれたり、ライディングについてのアドバイスももらえたりします。

Beyond Bali Surf Retreatも、現地在住日本人今野がガイドをやっております。バリ在住の日本人サーファーだから提供できる価値として:

  1. 現地のガイドさんをうまく見つけられない、若しくはお願いするのが不安、ご自身の要望を細かく伝えられない場合

  2. 安全面でのミスコミュニケーションを避けたく、ネイティブレベルの日本語での意思疎通を希望する場合

  3. スキル不足の波に連れていかれた、結局ポイントまで連れていかれて一緒に海に入らなかった、などガイドでハズレを引いてしまった場合

  4. 現地のガイドさんだと伝えるのが億劫な「あのポイントに初回だけ連れてってほしい」といったご要望

などがあるかと思います。必要であればご連絡ください。
逆に何も不安や不便を感じない方は、現地のガイドさんに頼んでくださいね^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?