結局何がしたいの？という問いにきちんと答えられなくて、経歴がしっちゃかめっちゃかのわたしのような人間は「ふわふわしてるね(笑)」と言われる。

言われるこちらとしてはもちろんしんどい。なぜかって自分でも分かっててなんとか打破したいと常に思ってるからだ。

それなのにどうしてふわふわしたままなのかというと、なんでも面白いと感じるし、なんでも面白くないと感じるからだ。つまり、どれもしっくり来ないからだ。

一つに絞るなんてきっと簡単で、一つのことをやり続ければいいのだと思う。

でも、それができない。どれも普通以上の感情が湧き上がらないからだ。

わたしとしては、なぜ普通以上に思えないのか、理由はほとんどはっきり分かっている。頭の中では、本当は、違うことをやっている自分を願っているからだ。でもその違うことが、抽象的でまだはっきりと輪郭を表してくれないのだ。

ふわふわしてる奴をそんなに咎めないでくれ。

逃げグセのあるどうしようもないやつもいるかもしれないけれど、子供のような心のまま、自分に正直に動いているだけなのだ。

オトナになれって言わないでくれ。

我々にとってオトナになることは敗北と同等なのだ。