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恥ずかしさを堪えて、親に初めて近況報告をすることができた|スナック サナギ営業12日目


ようこそいらっしゃいました!

「スナック サナギ」は、
覗けば誰もがふんわりした安心感を抱く
そんなオンラインスナックです。

今日も一日、おつかれさまです。


2社目の会社を辞めてから、親にいまどのような仕事をしているとか、何も仕事をしていないとか、特に報告することをしなくなった。

一人暮らしをしているからコミュニケーションが減り、タイミングがなかったというまともな理由も一理あるとして、せっかく私立の大学まで行かせてもらって大手企業に入社したにも関わらず半年で退職し、何をやっていこうか模索してふらふらしている状態を敢えて報告する意味などあるわけがなかった。金銭面も含めて心配などさせたくなった。

ただ、ちゃんと育ててもらった身としては、何かしら報告できることがあるといいなあとは思い続けてはいたものだ。


この間、ハフポストさんに転載していただいたことをこちらでも報告したけれど、せっかくなので母にも送ってみた。

わたしが仕事について報告したことは(転載なので仕事ですらないけど笑)、社会人4年目にして初めてだ。

母に連絡した理由としては、
・普通に生きているよ
・あの時助けてくれてありがとう
の2点だった。

母のことも一部書いてあったので恥ずかしさもあったけれど、なにせ "お金も媚びてこないし、呼べばいつでも帰ってくるけど何の仕事をしているかわからない娘" なんて怪しすぎるから、普通に生きていることを伝えられたらと思った。

わたしがそんな娘の母親だったら、真っ先にネズミ講を疑っていただろう。

幸いなことに、わたしの両親はわたしの選択をコントロールしようとしたことは一度もないし、しつこく現状を問いただしたりすることもしない。その分、小さい時からコミュニケーションは多い方ではなくて、受験するかどうかや受験する学校、どの会社に入るか、誰と付き合うかなど親に相談して決めたことは一度もなかったけれど。

普段は出来の悪い兄が大学受験に成功して、3年後に初めて母がわたしに「(お兄ちゃんみたいに)ちゃんとしてね」のようなニュアンスのこと(実際になんて言ったか覚えていない)を言った時は、初めて大きな喧嘩をしたと思う。喧嘩というよりも、たしか1週間か2週間くらいわたしが一方的にリビングに行かなかったり、作ってもらったお弁当を無視して学校に行ったりしていた。最終的には母から歩み寄ってくれて言いたいことを言ったけど、ずっとわたしの方が兄よりいい子だったはずなのに、突然そんなことを言われたことが本当に嫌だったんだと思う。

言いたいことは、それくらい家族と真正面からコミュニケーションを取ってこなかったから、ブログの一つを教えることだけでも大きなハードルだったということだ。

「泣いちゃった」って言われたけど、たまにはわたしがどう思っているか少しでも伝わっていたらよかったなと思う。


それにしてもわたしは無口な子供だったと思う。暗いわけではなかったけどあんまりベラベラ喋ってこなかったのに、いつの頃からか初対面の人とでもなんでも喋れるような人間になった。ハタチを超えたあたりからそうなったので、本来のわたしは良く喋るわたしなのだと思う。

兄が良く喋る人間だったから、わたしは黙って、冷めた眼でその場を見ていることが多かった。その反動で、いまは良く喋る人間になったのかもしれないけど、わたしは喋ったり書いたり、自分の意見を伝えることが好きです。


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