「好き」と「似合う」の攻防戦

髪型やメイク・ファッションから職業においてまで、わたしは「好き」と「似合う」の攻防戦を決着がつくまで繰り広げる覚悟を決めている。

こと職業においては「似合う」というより「得意」が適切かもしれない。ただ意味合いは同じで、いまわたしが持てる素材や能力にフィットさせることを第一に意思決定するかどうか、である。

どうでもいいんだけれど、髪型に関していい着地点が見えてきた気がするのだ。

わたしは男性から見ると標準体型、女性から見るとややぽっちゃりの顔や体型で、目は二重、眉はしっかりしていて鼻は丸く、口は大きくはない、輪郭は丸顔と面長の間くらいなそんな顔をしている。

一度も会ったことがなく写真のわたしだけを見ていた人に会うと「もっとふわふわしてるかと思った」とか「女の子っぽいと思ってた」とか言われるのである。いざ会うと、「サバサバしている」「怖い」などと言われるもんだから困ったなあと思っていた。

決して女の子っぽい、わかりやすく誇張するとアイドルっぽい性格ではないのだけれど、顔の作り的には前髪があると二重の目が強調されて子供っぽくなってしまう。そのせいでふわふわしているように見られたりして、たしかに自分でもしっくりこないのだ。きっと似合っていないわけではない気がするのは分かるが、なんだか自分らしくない、そんな気分でしっくりこない。

その後、前髪も後髪も伸ばしてみた。両方伸ばしてどっちかを切りながらしっくりくる髪型を探そうと思ったのだ。

両方伸ばすのは本当にしっくり来ない。笑
特に後髪だ。こんな女らしく、重たい、そんな髪は違う、違う、絶対違うのだと思った。もはや似合ってるかどうかすら判定不能だったけれど、たぶんやや面長なので普通に伸ばしていただけでは似合っていなかったと思う。ちなみに長いといっても髪の先を持って顔の真ん前に持ってきて目で見れるくらいで、そこまでロングではないのだけれど。

ということで、前髪は切った方が似合うのだろうなと分かっていながら前髪は切らずに後髪を肩まで切ってみた。

切る前は想像できなかったのだけれど、これだ、とめちゃくちゃしっくり来ているのだ。前髪が長くて、後髪が短め、これがわたしの好きと似合うの攻防戦の着地点だ、と思っている。

つまり前髪は好きを優先し、それを軸に似合うラインを見つけた気がするわけである。

ちなみに誰に似合うと言われたわけではないので、実際科学的に似合っているかはおいておいてただただしっくりきているのである。

(もうひとつちなみに、以前ココナラで元美容師の方に似合う髪型をオンラインで見てもらったところ、前髪なしボブか前髪なしウルフカットだったから、きっと似合っているに違いないのだ、きっとそうなのだ)

というわけで、わたしは髪型においては攻防戦の決着が晴れて着いたのである。

この髪型を例にすると、わたしはまずは「好き」(もしくは自分らしいと自分で感じる)を軸に据え、それを実現させる「似合う」を模索するのが一番気持ちいいのではないかと思う。

仕事もそうなんだと思うから、やっぱりまずは譲りたくないものをひとつ堂々と我儘に軸に据えようではないか。

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