他人と通じ合えていると思える瞬間が、昔より増えた気がする

プライベートで複数人で遊んだりするのが苦手だ。何の目的もなく遊び、「面白い」と感じるものは人それぞれで、価値観を共有し合うには人数が多すぎて時間が足りない。そうしているうちに、そのうちの何人かとは親しくなり、何人かとは気がつけば話さなくなっていたりする。

そんなまどろっこしい状態が嫌いで、かと言って話さなくなってしまった同じグループの人を気にしないこともできなくて、「やっぱ複数人は疲れるな〜」というどうしようもない答えに行き着いてしまうことが往々にある。"往々に"と言っても、苦手意識が積み重なり、今では複数人で遊ぶことなんて滅多にないのだけれど。

しかし一方で、その複数人が同じ場所で同じ価値観の元、笑い合えてなんだか繋がっているような感覚になれる瞬間は好きだ。とても、好きだ。そんな瞬間が訪れることは少ないけれど、社会人になってからはそれ以前よりもそういう瞬間が増えているように感じる。仕事の時間も含めてだけれど。

社会人以前のわたしはどこかツンケンしていて、自分がいいと思った人にしか心を開かなかったというよりも、自分が嫌だなと思った人はすぐに自分から遠ざけるようにしていた。

でも大人になるにつれて、人間には色々な人がいて、みんなに個性があり、みんなにいいところがあるんだなんて小学生の道徳のようなことがよく分かるようになってきて、ついでに自分から心を開いて接することが、相手が安心して心を開いてくれるのに一番速い方法だと身を以て理解したのだ。

おそらくそのようなことを経て、少しずつその好きな瞬間に出会える頻度が増えていったのかもしれない。

人間関係って難しいけど、あの"他人と通じ合えた感覚"というのは、世の中の何よりもわたしにとっては幸せを感じる瞬間だったりする。

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