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夢みたあとで

(以下敬称略)
大げさなタイトルで始まりました。
視聴期限ギリギリになって備忘録を残すためにフルタイム視聴して記事を書く計画性の無さを棚に上げこちらのテーマについて。もう本当にただの備忘録。

小池龍太の中盤の底での起用@清水戦

これをずっーーーと書きたいと思いながらもう1ヶ月経ってしまった。
怪我人が戻って来ればそうなるのは当たり前と言えばそうなんだけど、この試合以来中盤での起用は無く、サイドバックでの起用に戻っている。それでもこの位置での起用には非常に夢とロマンがあった。みんな大好き夢とロマンがあった。

夢とロマンの理由その1  
生粋のサイドプレーヤーを中盤の底で使ってあの順応性

まずはこちらを見て欲しい。

今シーズン、昨シーズンのみならず最初の記録となっている2015シーズンまで遡って見てほしい。小池龍太は基本的に、どころか間違いなくサイドプレイヤーであることがわかる。ロケレンでもWGでプレイしているというのは聞いたことがあったけど、流石に中盤の底での起用はなかったはず。

にもかかわらずだ。小池龍太はこの試合においてピッチ中央でプレイする選手として全く違和感なくパフォーマンスを披露し続けた。サイドでずっとプレイしてきた選手が、あんなに中央で違和感なくプレイできるものなのだろうか。

よく言われることでサイドの選手はタッチラインを「味方」としてプレイすることができる。中央の360度開けた場所とは異なり、背中側はサイドラインに守られているので後ろから奪われるようなことは少ない。

マリノスのサイドバックはライン際でプレイするのみならず、中に入ってプレイする機会も他のクラブよりずっと多い。とは言えまるで昔からそこでプレーしていたかのように中央でも違和感なくプレイしていたのはちょっととんでもない。
いやちょっとどころではないんですが。

譲瑠からボールを受ける前にバックステップでポジションを取る様なんて生粋のサイドプレイヤーとは思えないぐらいだ。

夢とロマンの理由その2 
縦横無尽・八面六臂・神出鬼没

今度はハイライトを見てほしい。特に前半のチャンスシーンのほぼ全てに小池龍太が絡んでいる。ハイライトの2分34秒付近では実況の桑原氏から「また小池だ!」とまで言われている。

この「また小池だ!」に小池龍太の魅力が詰まっている。
あそこにいたかと思えば次の瞬間にはそこにいるし、本当にどこにでもいる。
特にこの試合はスタートポジションがピッチ中央なので、余計にどこの場面にも小池龍太がいるように感じられた。

読みの良さ、攻守両面におけるプレー強度、豊富な運動量、パスの受け手にも出し手にもなれるし、危険なところに一気に入り込めるスプリント能力もあって清水戦で見せてくれたように飛び道具もある。何より強調したいのは小池龍太は必ずいるべきところにしっかりいるということ。攻守両面でポジショニングを間違えない。この次も中盤で見たいと思わせるには十分なパフォーマンスではなかったか。

Jで1番versatileな選手

versatileという英単語はとある英英辞典ではこう定義されるらしい。
”Able to do many different things or to adjust to new conditions."
これほど小池龍太にぴったりな言葉があるだろうか。

小池龍太ほどVersatileという言葉が似合う選手はいないし、これだけのモノを見せられてしまうと常に中央で、中盤の底でプレーしてほしいとさえ思う。
(もちろんサイドバックでのプレイを見るのもまた楽しいのを知っている。特にボールが反対サイドにあるときの守備を見るのは) 
それでも私個人としてはもう一度清水戦で見た未来の続きをまた見たいと願わざるにはいられない。

この曲と夏の幻、君という光が好きでした。
それではまたいつか。

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