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「文化にしよう!承認メッセージ!(言葉はプレゼント🌈)」

皆様、ありがとうございます!!

愛と輝きと幸せ🍀の循環の輪の源🌈キラッキラ太陽✨コーチカウンセラーの、ちーちゃん先生です☆

『志事』の一つ、「先生を勇気づけ、子どもたちの成長を全力で応援する公立小学校非常勤講師🌈」が夏休みの今、普段できないことが少しずつできている日々。

その中の一つ、「冷蔵庫の中の掃除」をやりました!我ながら、すっごく綺麗にできたことが嬉し過ぎて、家族や来てくれたお客さんにも自慢する始末(笑)そして、更に嬉しかったのはみんなが「誉めて」くれたことです!!

幾つになっても『承認』は嬉しいです!改めて、承認メッセージはプレゼントだと想いました!ということで、今日は『承認』をテーマに綴っていきたいと想います。


教育者として、常に大切にしていたこと、それは『どんな子にもキラキラ眠っている可能性(未来の能力)』があると信じ続けることです。

そして、それを引き出すため、より自ら成長(幸せな人生を切り拓く力)できるようするため、その関わり全てが教育という『志事』、『心を育てる』ことなのだと今でも想っています。

そこで大切にしたいのが『承認』です。私の学級では、『承認』が文化になっていました(^^♪

『承認の文化』がある良さとは・・・

どんな自分も認められる・受け入れられるという『安心感』

お互いを信頼し合ったり、貢献し合ったりする行動が増えていくので、学級の結束が強くなり『最高のチーム』になります。

『安心感』があるからこその、『チャレンジ』してみようかなぁという『挑戦心』や『やる気』アップ!

こういった中にいれば、自ずと『自分自身を承認』することにもつながり『自己肯定感』はどんどん高まっていきます。

ただ、『承認の文化づくり』の前に大切なものがありますので、ここで、ちょっと賢ぶって(笑)図を使っての解説を!!

『マズローの欲求5段階説』という図を見たことがある方も多いのではないでしょうか。(下記参照)

アブラハム・マズローが考えた人間の欲求の段階を表したものです。5段階のピラミッドで、底辺から始まり、一つの階が満たされると一つ上の欲求を志すというものです。

これは人間全般に当てはまりますが、『学級づくり』でも、この図に沿って考えていくことで、指標となると考えています。

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①生理的欲求

最も下位である生理的欲求が満たされることによって、上位の欲求である安全の欲求を求める状況になるとされています。

「生理的欲求」とは、寝る、食べる、排泄するなどです。

寝不足や朝食を食べずに学校に来ている子どもは、この段階が満たされていません。

いくら勉強をがんばろうとしても、寝不足の子どもは、授業中に居眠りをしてしまいますし、おなかが空いた子どもは給食がとても気になります。「集中しよう!」と言ったところで、無理ですよね(泣)当然、どちらも学習の質が低下しますよね・・・。

②安全の欲求

「安全・健康に暮らしたい」という欲求です。よって、「怪我をしない」ことや「心の安全」が守られることで、子どもは安心して登校できます。つまり、いじめ対応はこの段階の問題です。当然、いじめがあるクラスでは安全の欲求が満たされず、この段階の上の欲求に行けず学級が『安心・安全な場』としての機能を失います。

よって、4月の最初にやることは「安心感のある学級作り」です。これが全ての土台です!!

もし、子どもがクラスでいじめられているとしたら、そういったことが気になり、当然勉強どころではなくなります。授業中は教師の目があるので、ある程度安全ですが、休み時間になると・・・というケースもあります(泣)

そういった場合、いじめられている子どもは、休み時間になったらどうしたら身の安全を守ることができるか、ということを授業中に考えていたりします。もちろん、集中どころではありません!


これも、人から教えていただいた、例に挙げると分かりやすいお話です。

マンモスがいた時代、人は食べ物を得るために、危険を冒しても、マンモスを捕えに行きました。

危険を承知し、死を覚悟しながらも、生理的欲求である食欲を満たすために狩りに出て行ったのです。

これは、安全の欲求よりも生理的欲求の方が先に満たされなければならない一例です。

「朝ごはんを食べてくること」「睡眠時間をしっかりと確保すること」等は、学びの質を良いものにするためにとても大事なことです。

また、学級集団において、いじめや傷つけ合い等のトラブルがないことも大切なことです。

日々の学びの質を高めるためには、そういったことへ十分配慮すること!とっても大切ですね!

③社会的欲求(所属と愛の欲求)
クラスに安心感があると、次は友達や集団という居場所を求めるようになります。学校には来るけど友達がいない、という状態では積極的に動ける子にはなりません。

この段階では、「子ども同士が交流する機会を作る取り組み」が必要となります。友達、行事、会社活動、役割など子ども自身が居場所を見つけることで、次の段階にいくことができます。

なお②③が、最低限の学級環境作りになってくるのだと想います。


④尊厳欲求(承認の欲求)
「他者から認められたい」という欲求です。

この段階では

「テストでいい点を取りたい」
「先生にほめてもらいたい」
「リレーの選手になって友達に尊敬されたい」
という自分の内から生まれるモチベーションで行動するようになります。

先生は「子どもの行動を観察し、細かくほめて、承認欲求を満たす(美点凝視!!)」「いい関わり、いい授業をすることで子どもの力を伸ばす」などして、欲求に答えていくことが必要になります。

また、子どもたちにもただ仲良くするだけではなく「友達と認め合う」大切さを伝えたり、そういった場の設定をしたりすることで、お互いに『承認欲求』が満たされるようになります。

⑤自己実現欲求

「安全で、居場所もあり、周りからの信頼もある」この状態になれば、最後は自己実現の段階です。

「より成長したい!」とか、自分が「どこまでできるか試したい!」「チャレンジすることが幸せ💛」という状態です。

子どもたちに「自己成長の楽しさ、他者貢献の素晴らしさ」を伝え、価値づけし続けると共に、実感できるような取り組み・場づくりを絶えず仕掛けること。そして、子ども自身から生まれる『やる気や想い』を先生は全力で支え、応援することが重要になります。


ただ、当然ですが、いきなり全てができるわけではありません!1年間の流れで考え、4月から少しずつ段階を登っていき、最後の自己実現の欲求まで高めていくとことが目標になります。

この段階を無視して子どもたちに熱く語っても・・・

例えば、嫌な言葉が飛び交うような学級で、「何でもチャレンジすることが大事!」と話したところで、子どもたちはそんな欲求はないので動きません。(先に、安全欲求を満たしてあげることが必要)

また、クラスに居場所がないと感じている子どもにとっては、人のために行動しようという気持ちを持つことなんて到底できません。(先に、社会的(所属と愛の)欲求を満たす)

まずは、学級を『安心・安全の場』にし、学級活動・授業・行事等の活動を通して一体感を高めていくことを目指し、子どもたちが自己肯定感をもつことができるようにする。さらには、失敗ウェルカム!!色々なことにどんどんチャレンジできるようにする!これが『自己実現☆』ですね!

子どもたち自身が『なりたい自分になりたい!!』そう想うことができるような関わり『承認』し続けること!

言葉はお互いの『エネルギー交換』だと私は想っています!つまり『プレゼント』です(^^♪

その『言葉のプレゼント』をどうやって届けていくのか・・・

まずは私自身(先生自身)が子どもたちにとっての『安心・安全な場』になるために、どんな状況でも肯定的に受け止めながら話を聴き・・・

そして、『あなただから』という『存在』をそのまま承認

さらには、頑張っている過程等の『行動』を承認

そして、学級が『安心感のある居場所』になれば『最高のチーム』だね!とねぎらい・・・

『次のステージに進みたい!』という『やる気』につながり、『自己実現』へと!!

今日も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!!


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