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U149スペシャルトークイベント3公演視聴を終えて。

2023年11月11日(土)・12日(日)に開催された「TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』スペシャルトークイベント ~トゥインクルパーティー~」をDAY1、DAY2昼・夜公演と全て配信視聴したのでその感想などを記す。

結論から言えば3公演するほどの内容ではなかった
出演者が両日違うといえど、DAY2に2人追加なったがDAY1から出なくなった人がいたわけでもなく、ぶっちゃけ「DAY2夜公演だけでよかったのでは」と思わないでもない。
3公演通したからこそ生まれたものもあったのは確かだ。
DAY2夜公演の朗読劇のアドリブなどはまさにそれだ(ただそれを行なったのがDAY2追加組2人なのに思うところがないでもないが)。
3公演通したことで大団円の感動に向けての盛り上がりが徐々に高まったという見方もできるだろう。
結局、何を求めて何に期待して視聴したかによって満足度は変わる。
女性声優が和気あいあいと楽しんでいるのを観たかった人には大満足だろうし、私のように新情報の発表こそ目玉だと思い込んでいた人間にとっては肩透かし感が強かったことだろう。

3公演通して企画構成は全て同じで、振り返りトーク→対決企画→朗読劇→エンディングとなっていた。
DAY1を観れば「あ、いつものニコ生(ラジオ)のスタッフが手掛けてるな」とシンデレラガールズ通なら分かったに違いない。
なんならニコ生を観ている感覚とほぼ変わらなかったまである。
そここそが割高感を感じてしまった最たる部分であった。
ただし、イコールそれがイベント内容がショボいとするには酷な話で、むしろニコ生が番組としてサービスし過ぎているからだと思う。
難しい話だ。
振り返りトークは出演者のエピソードを小分けにして3公演に振り分ける手法で、朗読劇はDAY2には出演者が追加になった分完全版になるが、台本自体は共通のものだった。
朗読劇は事前に台本の読み込みや演技プランを練る必要もあることだろうし、公演ごとに違ったものを用意するのは無理があり、いくらなんでも贅沢というものだ。3本用意するなら尺が1/3になっていたと思った方がいい。
対決企画は替え歌コーナーは良かった。ありそうで実はあまりない企画で、短い替え歌にしろ歌が聴けるというのはお得感がある。
お絵描きだの風船運びだのはもう少し作品と絡めて欲しかったのが本音だ。その点DAY2夜公演を替え歌対決のみにしたのは英断と言える(尺の都合上だっただけかもしれないが)。
事前に「1公演約90分、歌唱は2曲、ライブ衣装着用なし」と公式サイトで発表したのはナイス判断だった。あれでだいぶハードルが下がった。

新情報の発表としては、DAY1に梨沙のストーリーコミュのデレステ実装、DAY2昼にカードゲーム参戦、DAY2夜にコラボイヤホン追加生産とサントラ(3枚組税込み8580円)に雪美とこずえのソロ曲の収録で、期待されていたアニメ2期の発表や福山舞&横山千佳に関する新情報は全くなかった
期待し過ぎたか、それとも「3公演も打っておいてそれか」は実に難しいラインだ。結局は個人の感情でしかないからである。
事前に「アニメの新情報はありません」と告知していればこちらもハードルが下がっただろうが、同時にイベントに対する期待値自体もダダ下がりしてしまっていただろうから。
新情報の発表があるとすれば次回以降のイベントなりでになるのかもしれない。

1公演90分と発表されていたにもかかわらず実際は120分だったし、裏話やエピソードトークには聴き応えがあった。
が、「イベントというものは本当に難しいな」と再認識させられたのが本音だ。
拘束時間に対する費用対効果もそうだが、詰まる所各個人の受け取り方でしかないわけで、新情報を期待し過ぎていたために複雑な心境になった私と同じような人もいるだろうし、「神イベント!」と手放しで絶賛する人もいるだろう。
「では3公演観なければよかったか」と問われれば、それぞれの見所もあったし、観なくてモヤモヤするよりは観た方がよかったと言える。
が、それはあくまでどのイベントに対しても言えることだ。

面白かったし、かわいかったし、楽しかったし、感動もした。
それでも満足はできなかった。
……ああ、これが。
そういうことか。

大人になんてなるもんじゃねえなあ。


『ドレミファクトリー!』千本ノック行ってきます!

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