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『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 大阪公演』雑感。

2024年4月6日、『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip!』の3公演目である大阪公演が行なわれた。
私は昼と夜の両公演ともを配信で視聴したのでその感想などを記す。

ユニットツアー恒例となったユニットごとの開演前の挨拶、昼公演はトライアドプリムスで夜公演はVelvetRoseだった。
体調不良時の注意を担当したのはそれぞれ北条加蓮黒埼ちとせで、どちらもかつては病弱だった過去を持つだけにそのパート分けに思わずニヤリとさせられた(ちとせにはまだ少々心配もあるが)。
意図してローゼンティアーズ合わせをしたのであれば、ここの台本の担当ライターはかなりの遣り手であり分かり手だ。

大阪公演の口火を切る1曲目は昼夜ともに『Nation Blue』
この曲はトライアドプリムスやサイバーグラス(上条春菜&荒木比奈)にまだユニット曲がなかった頃にライブで披露したファンにとっても思い出深い曲でもある。
神崎蘭子役の内田真礼さんはなんと舞浜アンフィシアターで行なわれた1stライブ以来約10年ぶりの披露だったそうだ。
ちなみに私はその1stライブは2日目の昼夜公演に現地参戦しており、夜公演は最前列でした(一生自慢していくスタイル)。

今回の大阪公演はメンバー的にもスタイリッシュなカラーであり、7人中5人がクール、キュートが2人でパッションが1人もいないというかつてない構成だ。
少人数ライブだからこそ結果的にこうなったといった感じだが、後々まで印象に残る世界観となったのは間違いない。
「大阪色がない」と詳細発表時からもっぱらの評判だったが、蓋を開けてみれば開演前に流れた難波笑美のソロ曲『大阪タコちゃんラブちゃん』以外は皆無となった。

この大阪公演で最も盛り上がった瞬間は白雪千夜のソロ曲『Clock Hands』のサプライズ初披露で疑いないだろう。
大阪公演の参加メンバーの中で、唯一ソロ曲がまだ与えられていないのが白雪千夜だった。
ここまでの2公演でユニットライブは各公演ユニット曲と各自のソロ曲を披露する構成なのが判明していた。
となるとソロ曲のない千夜はどうするのだろうか。
既存曲の中で彼女のイメージに近い曲を歌ってお茶を濁すのか。
いや。
それだと扱いの格差がいくらなんでもあからさまだ。
そんな不安を抱えながら観ていた8曲目にそれはやって来た。

『Clock Hands』、直訳すると「時計の針」
なるほど。
それでハンドマイクではなくヘッドセットでの両手を駆使しての長針と短針を表した振り付け。
初披露にしてこれはなんともハードルの高い。
様々なプレッシャーが双肩にのしかかっていただろうに頭が下がる。
ここに至るまでに一体どれほどの練習を積み重ねたのだろうか。
歌詞と連動する照明とセットのLED。
砂時計の砂が零れ落ちていく様は白雪千夜の生い立ちを知る者にとっては心臓を鷲掴みされるような想いだった。
夜公演の終わりのMCでの白雪千夜役の関口理咲さんの「生きる意味を千夜ちゃんからもらった」との吐露を思い返せば涙腺の崩壊を避けられる気がしない。
ライブBlu-rayが発売された際には夏にリリースされると発表されたCD『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 067-069』の歌詞カードとぜひ見比べてみたい。

そして今回のこのサプライズで、ひとつの可能性が浮上した。
それは『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip!』の次の公演である5月19日の福岡公演の参加メンバーである『ヒーローヴァーサス』小関麗奈にも当日ソロ曲のサプライズ披露があるのではないか、というものだ。
そう。
麗奈にも参加メンバー中唯一ソロ曲がまだない。
この前例に基づけば、その可能性は非常に高いように思える。
これは今から福岡公演が非常に楽しみで仕方がない。

『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 067-069』には白雪千夜のソロ曲の他に浅利七海イヴ・サンタクロースのものも収録されることが同時に発表された。

今回もキュート・クール・パッションそれぞれ1人ずつ。

正直日本コロムビアさんに続きをまだ出す気があって心底安心した。
2024年4月6日現在ソロ曲のないボイスありアイドルは上田鈴帆、小関麗奈、浅利七海、望月聖ライラ大石泉、イヴ・サンタクロースといるのだが、この中から七海とイヴが確定し、麗奈も前述の予測から濃厚。
残るは聖とライラさんと泉。
3人とも近頃さらに人気爆発中だけにソロ曲をもらえないまま終わるなんてことはまずないだろう。
え?
上田しゃん???
中の人の動向が読めなさ過ぎるのでノーコメントで!

いやあ、素晴らしいライブだった!
ぶっちゃけ久々にシンデレラガールズに触れてここまで楽しい想いをした
最近主にデレステにおいてあれもこれもそれもなくなっていってしまったりして不景気なニュースばかりだったから余計に。
シンデレラガールズの初期曲は名曲ばかりだと改めて思ったし、
フォルトゥナ・レジーナにそれぞれ相方を取られた二宮飛鳥&白雪千夜の『不埒なCANVAS』もめちゃくちゃ魅力的だったし、
そのフォルトゥナ・レジーナの『堕ちる果実』のライブ初披露は期待以上だったし、
神谷奈緒役の松井恵理子さんは昼夜ともに観客を煽りまくって盛り上げてくれたし、
これまでの2公演だった中吊り広告だった告知ボードは看板に進化(?)していたし、
いいことばかりだった!

私は昼夜どちらかというと珍しく昼公演の方が好きだった。
6曲目までお世辞にも良い状態と言えなかった音響の改善を含め、緊張感が実に良いスパイスになっていたように感じた。
観客のコールも昼公演の方が的確かつふんだんに入れられていたのでは。
まあそれも両公演観比べてこそ。

私もトライアドプリムスの単独ライブが観たい!
私もダークイルミネイトの三度目の正直を目撃したい!
関口理咲さんの「これからもたくさんプロデュースしてください!」という最後のMCでの絶叫。
運営!!

これからもたくさんプロデュースさせてくれ!!!!


こんなにも素晴らしいコンテンツをあっさりと諦めてしまうのはあまりにももったいなさ過ぎる。
シンデレラガールズのシンデレラたちは諦めが悪くて泥臭く夢にしがみついてこそだろうに。

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