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【6/15 米津玄師 2023 TOUR 空想 inさいたまスーパーアリーナライブレポ】

※この記事は、2023年6月15日(木)に行われた「米津玄師 2023 TOUR 空想  inさいたまスーパーアリーナ」のライブレポ、及び感想となります。
このツアーのネタバレを含みますので、ご注意ください。
筆者の勝手な解釈、個人的な感想も含まれますがご了承ください。

セットリスト

・カムパネルラ
・迷える羊
・感電
・vivi
・Decollete
・優しい人
・Lemon
・M八七
・LOSER
・Nighthawks
・ひまわり
・ゴーゴー幽霊船
・KICKBACK
・月を見ていた
・打上花火
・灰色と青
・かいじゅうのマーチ
・馬と鹿
○Encore
・新曲(タイトル不明)
・POPSONG
・アイネクライネ
・PLACEBO
・LADY

筆者は米津さんのライブ初参加でした。
まさか当選するとは思わず、ライブに行けると決まった時は「オッッッッッシャ!!!!!!」と車内でガッツポーズしたのは記憶に新しいです。
また、私はニコニコ動画世代でして、米津さんがハチさんとして活動されている時から存じており、当時からとんでもないボカロPがいるぞ~!となっていました。

ライブが始まって米津さんを見た時、正しい言い方が見当たりませんがとにかく

よ、米津さんが・・・!!!動いてるゥッ・・・!!!!!

という感動から始まりましたとさ。

米津玄師、口から音源男だった

YouTubeの方で以前のライブ映像を見た事があったのですが、とにかく原曲に忠実に歌い上げることにすごいな~と思っていました。
そしていざライブ当日、米津さんの歌を聴いてあらビックリ。
やっぱり口から音源を出す男だったのです。
元から上手いのは知ってたけど、ついウんメェ~~!!と私の中の羊ちゃんが悲鳴を上げていました。(心の中で収まらずちょっと声にも出てたけど)
歌によっては素敵なアレンジまで入れてくる始末。あらあら、お耳が幸せですこと。
まるで原曲を聴いているかのような完成度の高さとライブならではのカッコイイアレンジの二重奏で、一曲聴く度に耳の幸福度がカンストしてました。

KICKBACKではこのままチェ○ソーマンが出てきそうなくらいの盛り上がりでしたね。やっぱりかっこいいです、あの曲。
みんなでチェ○ソーマン!チェ○ソーマン!って言っても違和感がないくらい盛り上がってて楽しかったです。

あとかなり印象的だったんですけど、Nighthawksのギターで天体観測のアレンジを入れてきたのがとっても良かったです。

ライブは歌に込められた意味を知れる

これ、以前別のアーティストさんの記事を書いた時も言った事があるのですが、米津さんのライブでも同じ現象が起きたので書かせて頂きます。
歌に込められた意味は作り手が言わない限りほぼ理解することはできませんが、聞き手によって様々な解釈になるので聞き手に委ねているアーティストも多いかと思います。
私が今回米津さんのライブで生歌を聴いたことで、より歌に込められた意味みたいなものが自分なりにも少し分かったものがあって、普段何となく日常で耳にしている時とは別の視点で曲の魅力を知ることが出来た気がするんです。
まああくまでも自分なりに理解できた、なのですけどね。
この曲はもしかして、こういう世界を意識したのかなぁ、とか。
この曲の人物は、こんな気持ちなのかなぁ、とか。
あまり読解力がある方ではないので自信はありませんが、より米津さんの曲の解像度みたいなのが上がった気がします。
約二時間、他のことは何も考えずただひたすらに米津玄師というアーティストに向き合い浸ったことで、どうして私がこんなにも彼の作る音楽に惚れ込むのか、少し理解できたような、そんな気持ちになりました。

私の人生も、HAPPYで埋め尽くしたい

ライブの感想とは少しズレますが、この機会なので書かせてください。KICKBACKの米津さんのインタビューを読んだ時、とても腑に落ちた言葉があるんです。

とんでもなく不幸な状況だと、具体性を失っていくと思うんです。
とにかく幸せになりたい。でも、幸せになるためにはどうしたらいいかというところまでに考えが及ばない。
とにかくお金が欲しい、何をどうすればいいかもわからないけれど、ただ欲しい。そうやって、欲求がものすごく抽象的な感じになると思うんです。とにかくハッピーに生きられたらいい、楽しければいい、ラッキーだったらいい。そういうふうにしか考えられないのって、非常に大きな不幸の裏返しである気がするんですよね。

音楽ナタリー 米津玄師「KICK BACK」インタビューより引用

この米津さんの言葉、本当に大好きで何度も何度も読み返しました。
核心にブッ刺さったというか…。
これってデンジ君のことだけじゃなくて、私たちの日常でも重なりまくる部分だなぁと。
例えば女性なら、「年頃になったら結婚したい」とかもこれに近い気がします。他にも「大金持ちになりたい」「いい会社に就職したい」「いい大学に入りたい」とか・・・。
幸せになれるかどうかの確約なんて結婚やお金に限らずどの事象にもないはずなのに、何となく植え付けられている幸せの「偶像」みたいなものを無意識に求めてしまうことって、人間なら誰しもあると思います。
いざその抽象的なふわっとしたものを達成できたとしても、その過程とその先に具体性が無ければ、理想と現実のギャップに苦しむかもしれません。
私はこの米津さんの言葉を読んだ時、自分なりに色々とハッとさせられた気がしました。
自分のこうしていきたい、こうなりたいという気持ちはもちろん大事ですが、それを達成するにはどうしたらいいかの道筋と、またそれを達成した先の自分をよく考えないといけないのかな、なんて。
偉そうなことは言える立場ではありませんが、そんな風に解釈しました。
本当は難しいことをあまり考えずに今を一生懸命生きて、私もシンプルにHAPPYで人生を埋め尽くしたいですけどね!!それって結構難易度高めだと思うので、 なんだかんだ理想だったりします。

ライブに印象に残った出来事を書き殴ってしまいましたが、また随時書きたいことがあれば追記していこうと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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