『底辺の仕事ランキング』の炎上に対する物凄い違和感



アフィリエイトレベルに下がったフジテレビ

余りに拡散された結果、著作権法を盾にして動画を消したフジテレビさんの社内認識は相変わらずバブル期から止まったままなんだというのが思い切り露呈した格好となった訳だが、個人的には公共の電波を端金で私的利用しながら多角経営の名前の下に最早不動産会社やらイベント会社化した地上波民放なんてアフィリエイトサイト運営者をも使うほど落ちぶれており、遅かれ早かれ潰れる会社という認識なんでさしたる興味もありません。


底辺の仕事→大体低賃金

では、何故かのような認識になるのかというと、上記底辺の仕事ランキングに掲載されている職業というのはこの失われた20年の間ずっと重労働低賃金に固定されていた職業だからだ。それと同時に、これらの職種というのは一般的に「低学歴でもなれる職種」とも言われてきた。

もっとはっきり言ってしまえば、高偏差値≒高学歴≒高収入という図式を徹底的に親から刷り込まれて今だにその価値観の崩壊を認めたくないロストジェネレーションの多数派が無自覚に内包している意識でもある。
当のロストジェネレーションは認めたくないだろうが、実際にロストジェネレーションの成金達がタクシー運転手に暴言吐いたり、ロストジェネレーションの溜り場だった2chでは上記職種に対する罵倒や暴言は日常茶飯事だった。忘れたとは言わせない。


同情するなら金をくれ

しかし近年、特に猖獗を極めたCOVID-19の大流行以降、この風潮はかなりの変化を見せている。何故なら、上記される底辺の仕事というのは実は国家運営に必要不可欠なエッセンシャルワークなのではないか、というのがCOVID-19の脅威によって浮かび上がったからだ。

とはいえ、今や一大政治勢力を超え多数派になりつつあるロストジェネレーションの道徳ともいえる『低偏差値≒低学歴≒低収入』及び財政的正しさは崩したくない。

そこでアイディアが生まれる。
「そうだ、こいつらの社会的地位だけ上げよう!!」と。褒めそやしておけば賃金上げなくても良いだろうと。

『縁の下の力持ち』とか『国の大事な基盤』とか、そういう美辞麗句はどうでもいいんです。

然るべき、生活するに足りる賃金を下さい。

相対的剥奪感ばかり拗らせている貴方達ロストジェネレーションにわかりやす〜く解説しよう。

1994年の『家なき子』というドラマだ。

「同情するなら金をくれ!!」
「同情するなら金をくれ!!」
「同情するなら金をくれ!!」

もう、『低偏差値≒低学歴≒低収入』という貴方達の信じた道徳は終わったんですよ。


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