小ネタ3連発。


①東京圏エリート女性の少子化利権

雨で農作業できないんでネットサーフしていたら、とんでもない記事を見てしまった。

[抜粋参照]
数の上では少ないが影響力が大きいのが東京のエリート女性である。政府の女性支援○○会議などに参考人として呼ばれるのは、「東京在住、有名大卒、さらに大学院や留学、公務員・大企業正社員・大学教官」などが典型例である。

言動を見る限り、彼女たちの視界には地方の非正規女性の存在はない。その主張内容は、正社員就職を前提に「育休延長を」「男性育休も」「時短取得しても給料や昇進を可能に」といったものである。
[抜粋終了]

言っちゃ悪いが、東京圏の名門私大卒は男性でさえ「えっ、高卒って本当にいるんですか?」レベルの認識が多いと聞く。コミュニティを作り固まる傾向の強い女性なら、その認識もまた強固になってしまうものだ。

また記事内では「社会保障とは基本的には「恵まれた人→恵まれない人」への支援のはずだが、女性支援や子育て支援に関しては、「恵まれた正社員女性がさらに支援され、それを不安定雇用の非正規女性が支える」という格差拡大のような構図となりやすい。」とあるが、きつい表現をすればそれは一般世間では『利権』と呼ばれる。

少子化対策と聞こえはいいが、実際には『一部の東京のエリート女性の利権』になってしまっているのが現状だとするなら、それは「カイカク」に値する…そう判断される世の中も近いのではないかと危惧する。

因みに、出生率都道府県ランキングの上位の多くが、ツイッターフェミニスト認定被差別地域の九州である。


②人材不足は何処も同じ

ビジネス保守系論客業界も人材枯渇している様だ。

二昔前には桜井よし子氏という保守系女性論客がいたが代替わりし、その後釜に座ったのが国際政治学者の三浦瑠麗氏だ。

とはいえ、国際政治学者としての実績は非常に乏しいと言わざるを得ない。ロシアウクライナ戦争で名前を上げた東野篤子氏の方が保守系の国際政治学者としての論理もしっかりしているのにも関わらずだ。自称リベラル陣営からは故・安倍元首相の引き立てと攻撃されているが、それを疑われても仕方がない。

因みに彼女は保守系だと言われているが、思想的にはリベラルと大差がない。堂々と「日本はもっと分断すべきだ」と著書で豪語し、もっと外国人に土地を売るべきだと主張し、太陽光発電に力を入れるべきと提唱していた。そして裏で旦那と結託?して中国企業による太陽光発電投資ビジネスをやっていた。

「お前の何処が保守だ!?」とお怒りの人もいるだろうが、2000年代以降のビジネス保守としてはオーソドックスな考え方の持ち主であり、正統派である。

その後釜と言われているのがたかまつなな氏なのだそうだ。ラディカルな世代交代を訴える危機感は理解できない事もないのだが、そのやり方は性急すぎる。なのに熟議型民主主義を提唱している。

全く整合性がないんですが、どうなんでしょうね。
ひょっとして、余命制投票率制度と合わせて「若者だけの熟議型民主主義」を考えているのだろうか。ならば整合性はあるが、それって民主主義なんですか?って話になるのだが…。

何か、良いトコつまみ食いな都市型保守?って感じなんですよね。汚れ仕事や裏方の事を何にも考えてない所は、①と共通している様に見えます。
まぁ百歩譲って、彼女には気の毒な部分もある。本来なら、シルバー民主主義にノーを突きつけて「もう隠居して下さい」と言う仕事をしなければいけなかったのは30〜40代だったのだから。

因みに、①で炎上したトイアンナ氏・青木想氏、②で炎上したたかまつなな氏、3人共に慶應義塾大卒である。何故かはわからないが…(すっとぼけ)


③合せ技炸裂

年功序列制度の強い地方の消防団の話。

まず、うちの地域の消防団だが、昔はこういう因習があった、らしい(あくまでも伝聞)。
ただし、今は解消されている所が大部分だ。会計は透明かつ明朗化され、使い過ぎの消防団があったら役所の会計課から査察が入る。それを嫌って、今では年長者が半ば持ち出しだったりカンパの形で親睦会をやっているという。

何故なら、この因習を維持したままだと、ただでさえ少ない若者は役得が全くなくなり、それどころかマイナスになるので絶対に消防団に入らないからだ。しかし、消防団もまた「地域の中間共同体」という役割があるので迂闊に解消できないというジレンマ。

付け加えると、村八分の例外が「火事と葬式」なのも理由がある。
火事も葬式も、放逐したら自分たちに文字通り火の粉が降りかかるからだ。

それを、「税金の無駄遣い!」「田舎の因習!」という得意技をもって解体にかかるという都市部の新聞記者。彼らの印象操作技術にかかれば、地方の消防団は全部やっているに決まっている!という事実になる。

ジャーナリストの正義感も結構な話だが、その正義感の結果が焼け野原なんてのは雲仙普賢岳火砕流報道でこちとら身をもって実体験しているんですよ。「事実はあるんじゃない、作るものだ」という本邦新聞記者魂が非常に発揮されている事例であろう。


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