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AlexaDay2018親子ワークショップの裏話

2018年2月11日に神戸で行われたAlexaDay2018で親子ワークショップを企画/準備/運営を担当したのでその裏話です。

https://alexaday2018.jaws-ug.jp/session/113/


企画編

準備用のSlackでAlexaからロボット動かしたら未来っぽくて面白そうだなーって発言したら、例のごとくそのままやることに。
過去にプレンプロジェクトさんと子供向けのワークショップを一緒にやらせていただいて、なんとなくできそうなイメージは浮かんだので、お願いしてみたところ、快諾いただきました。

プレンプロジェクトさんは大阪でオープンソースのロボットを開発して、世界中に出荷されているステキな会社さんなので、ぜひクラウド界隈の方にも知ってもらって、色々コラボしてほしいなという想いもあり。

http://plen.jp/bcore/

当初、ミニ四駆案とロボット案がありましたが、流石にミニ四駆はAlexaから操作できてもいろいろ大変なことになるかなと思ったので、今回はロボットを動かすことに。


事前準備編

今回、Alexa側のコンテンツの準備はJAWS-UG青森のメンバーとコンテンツを作成しました。作成したコンテンツはGithubにアップしていますので、ぜひ家でも試してみてください。

https://github.com/jaws-ug-tohoku/hands-on_alexa-becorerobo

構成はこんな感じです。

AlexaやAWS側は普段から触っているので問題なかったのですが、普段BLEやハードウェアを触っているメンバーがいなかったので、びーこあロボ(bCoreモジュール)の操作にかなり手こずりました。最初は、モジュールの仕様を頑張って読み込んで検証してを繰り返していました。しかしさっぱり進まずだったので、最終的にはびーこあロボを操作するiOSアプリのコードからキャラクタリスティックによる通信をデバッグし通信内容をダンプして、それをそのままgatttoolコマンドでの実行に落とし込みました。
また、Raspbian(ラズパイのOS)のバージョンによっても、gatttoolの挙動が違っていたりと結構苦労しました。今回は安定してBLEが動いたJessie 2017-07-05を本番では使いました。(Stretchだと非インタラクティブモードがうまく動作しませんでした)
gatttoolの使い方だったり、あるいはBLEをPythonモジュールから直接操作したり、もう少しうまくできる気がするので、ぜひプルリクお待ちしています。


当日編

当日は他のセッションに目をくれず、朝からワークショップの準備。

15組の親子(満員御礼)にご参加いただき、お子さんは6歳から13歳くらいの年齢層でした。
子供たちがロボットを組み立てるスペースと大人たちがAlexaスキルを開発するスペースに分かれて行いました。

この手のワークショップは、いつも会場のネットワークを使ってトラブるので、今回は某フリマサイトでそこそこのスペックのルーター購入して持ち込んだらまさかのそのルータがボトルネックに...

中盤からネットワークに繋がらなくなる方が続出...

配布したSDカードにはIPやWifi情報を持ち込んだルーターに合わせてハードコーディングしていたので、全員分のSDカードをワークショップ中に書き換えるはめに...(しかもディスプレイがなかったため、プロジェクターを使ってw)

子供たちのロボットが徐々に完成し始めてきて、「お父さん、お母さんまだ〜?」とプレッシャーがかかる中、皆さんの頑張りで終盤挽回し、9割以上の親子がAlexaからロボットを動かすことができました!

普段WEBやクラウドを中心に仕事をしていると画面の中だけで完結することが多いのですが、やはり実際に自分で作ったものが目の前で動くとすごい感激です。しかも親子共同で組み立てるなんてもう感動モノです。
一番最初にロボットが声で動いた時には、参加者された方よりも運営の方が盛り上がってしまいました。

参加者の方からもすごく楽しかったよと声をかけていただき、本当にやってよかったです。

参加されたお子さんのこんなノートも...(涙


ロボット側を担当したプレンプロジェクト赤澤さん裏話はポッドキャスト「のぼりーさんのクラウドインフラPodcast」でも聴けますのでこちらも是非!私も名前も出てる!(感動

https://soundcloud.com/cloudinfra_podcast_ja/event-01


SpecialThanks

サポーター企業の皆さんのおかげで参加者の方々が大きな負担なくワークショップに参加できて、たくさんの子供たちに楽しんでもらえました。
いつもステキな写真を撮ってくれる金春さん、安藤さん、五十嵐さんありがとうございました。
そして、ワークショップを手伝っていただいた、プレンプロジェクトの皆さん、JAWS-UGの皆さんありがとうございました!


そして、3/10のJAWS DAYS 2018もよろしくお願いします!
https://jawsdays2018.jaws-ug.jp/


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