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第5回目 〜イエスの誕生③〜

今日は、イエスの誕生の話の時によく聞かれる有名なエピソード2つについてです。

(1)まずは、羊飼い達の話

イエスが生まれたベツレヘムに近いところで、夜、野宿をして羊の番をしていた彼らの前に天使が現れ、こう告げました。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
ルカの福音書 2章11~14節

これを聞いた羊飼い達は、救い主に会いに行こうとベツレヘムに行き、イエスがいる場所を探し当てました。
それはまさに天使が言った通りだったので、救い主を見た喜びに満たされて、神を賛美しながら帰路に着きます。

当時、羊飼いという仕事は、世間からは価値の低い仕事と見なされていました。
そんな羊飼い達の前に天使が現れる。

救い主の誕生を、神様はまず、
貧しく虐げられている人々
に伝えたのです。

これは預言の成就でした。

神である主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、心の傷ついた者を癒やすため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ、
イザヤ書 61章1節


(2)そして2つ目のエピソードは、東方の博士達、と呼ばれているものです。

東方とは、当時のバビロンの国であると言われており、イスラエルの地までは1000〜1500kmもあります。
ですが、ユダヤ人が捕らえられてバビロンの国に連れて行かれた歴史があったので、博士達は旧約聖書の救い主の預言を知っていたに違いありません。

同時に占星術学者であったとも言われていて、星に導かれ、イエスの誕生を祝うためにやってきました。

イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」
マタイの福音書 2章1~2節

ちなみにこの星は
ベツレヘムの星
とも呼ばれています。

天体学では、木星と土星が最接近することで、非常に明るい光を放つ現象がそれに当たるのではないかという説があるのですが、実は2020年12月22日に、日本で見る事ができました。
しかも約400年ぶり、日本で見られるという意味では何と、800年ぶりのレアな時でした。

そしてこの星についても、イエスの誕生と共に預言されていました。

私には彼が見える。しかし今のことではない。私は彼を見つめる。しかし近くのことではない。ヤコブから一つの星が進み出る。イスラエルから一本の杖が起こり〜、
民数記 24章17節

イエス・キリストは、預言通り、つまり神様の予定通りに誕生しました!

さて、こちら写真は、クリスマスの時期によく見かける、イエスの誕生を描いた風景です。

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ここには、今日お伝えした羊飼いや博士達が一緒にいて、微笑ましい雰囲気も伝わってきますが、実はこの描写には間違いがあるのです。
次回はそのことについて、お伝えしていきたいと思います。

Have a joyful day!


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