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第4回目 〜イエスの誕生②〜

前回は、マリアが聖霊によって子供が宿り、それをヨセフも天使の言葉によって受け入れたところまでアウトプットしました。


今日はいよいよ、イエスが生まれます

  
皆さん、最近イスラエルの国のニュースなど見かけるようになったかと思いますが、聖書の内容の中心がイスラエルにあるのはご存知でしたか?
聖書に登場する人物の殆どがイスラエルの地域で生まれた者達なのですが、実際のところは、いったい何処 ?という方も多いと思います。
今日は中東近辺の地図を載せました。私達、比較的馴染みの薄い地域かもしれません。


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イスラエル、ちっちゃいですが 見つかりましたか?
聖書を読み、歴史や今の政治の状況を見ると、イスラエルが世界の動きと切っても切り離せないことが見えてきます。

そんなお話もいつかシェアできると良いですが...まずはイエスの誕生です。


マリアとヨセフがいた頃のイスラエルは、ローマ帝国という、今でも最も栄えた国として名が上がる、広大な帝国の支配下にありました。
当時の皇帝の名はアウグストでしたが、このアウグストが、ローマ帝国全域に渡って、住民登録の勅令を出しました。


そのために人々は、指定された場所へ行って登録をしなければならず、ヨセフはマリアと共に、ナザレという町から、ユダヤ地方にあるベツレヘムへ行くことになります。


距離にすると約140km!
(昔の人々の足腰が強かったことがよくわかりますよね。)


身重のマリアと共の旅は大変だったでしょう。
しかもベツレヘムに着いた時に、月が満ちて、マリアはそこでイエスを産むことになるのです。


ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
ルカの福音書 2章1〜7節


登録のため人々が旅をしていたので、ベツレヘムの宿もどこも満室でした。
ですが、彼らのために何とか場所が与えられ、イエスは飼い葉桶(牛や馬の飼料を入れるためのかご)に寝かせられました。


旧約聖書には、イエスに関する預言がたくさんあります。
その中には、このことに関して記述があります。


「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」
ミカ書 5章2節


ここでイエスがベツレヘムで生まれることが預言されていました。
マリアとヨセフはナザレに住んでいたので、預言に書かれていたことが起こるためには、彼らはベツレヘムへ行く必要がありました。
それが住民登録の勅令で実現した、という事になるのです。
つまり、ローマ皇帝アウグストの命令がなければ、彼らはベツレヘムを通るような理由はなかったはず、とも言えます。


神様はこのようにして、当時世界で一番力を持っていた皇帝でさえも動かされて、物事を実現させます。


ここで、一つの預言が成就しました。


ではまた次回。

Have a joyful day 



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