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第10回目 ~イエスの子供時代②~

さて、前回からイエス・キリストの子供時代のアウトプットをしています。
(詳しくは第9回目に書いておりますので、そちらを合わせて読んでいただけると理解が深まると思います)

前回ラストで、

〜イエスは、自分を探しに戻った両親に対して驚くべきことを告げました〜

とお伝えしていました。

まず母のマリアです。

3日もかけて神殿まで戻り、やっとのことでイエスを見つけた彼女は思わず、
「どうしてこんなことをしたのですか。見なさい。お父さんも私も、心配してあなたを捜していたのです。」
と言います。 
(親としてはメチャわかる!)

すると、イエスは両親に言われた。「どうしてわたしを捜されたのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当然であることを、ご存じなかったのですか。」
ルカの福音書 2章49節

これには驚かされます。
12歳の子供が言うセリフじゃないですよね(汗)
(あ、ユダヤの人々にとっては大人の直前ですが。)

それで、ヨセフとマリアの反応はというと…

しかし両親には、イエスの語られたことばが理解できなかった。
ルカの福音書 2章50節

これだけ読むと、一見、何だ?この出来事は???、と言う感じです。

ですが、ここで注意して読んでみると、イエスは、
「わたしが自分の父の家にいるのは当然である」
と言っています。

あれっ?父と言ったらヨセフじゃないの?と普通は思いますよね。

ですがイエスは、神の聖霊とマリアから生まれた、神の子でもありました。
(これについては3回目でシェアさせていただいています。)
なので、この「自分の父の家」の父はヨセフのことではなく、創造主なる神様のことを言っていました。

つまり父なる神様の子供であるから、神様が住まわれる宮(神殿)にいるのは当然ではないですか、と言うことになります。

これは極めて霊的な領域の発言です。
もしかしたらイエスはこの時初めて、自分の天の父の存在の事を口に出したのかもしれません。

必死に探しに来たヨセフとマリアにとっては唐突な言葉だったことでしょう。

ですが、福音書を読むと、イエスは人々に理解しにくい発言をされている箇所がかなり出てきます。
人々が理解しにくい、と書いたのは、イエスが天の父と霊的に繋がっていて、人々には見ることのできない神の思いや神の国のことを語られるからです。

つまり、この12歳のイエスの発言は、将来のイエスを予感させる出来事だった、とも言えると思いました。

イエスの子供時代唯一のこのエピソードから見ても、イエスはただの普通の子とは違っていたのだなぁ、と理解できます。

聖書によると、この所謂、〜神の子である片鱗〜を見せた後は、素直な人の子供として両親に仕えて成長していきます。

イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。
ルカの福音書 2章52節

ここで、イエスの少年期に関する記事は終わります。

次回は、イエスとは切っても切り離せない重要な人物、バプテスマのヨハネについてご紹介したいと思います。

Have a nice day!



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