見出し画像

私鉄沿線| daily

西武鉄道、東武鉄道、京成、京急、小田急、東急、京王などいくつかの私鉄が東京にはあります。日本の人口の三分の一が暮らす首都圏ではその沿線沿いに高密度で家が建ち並び、生活が展開されております。東京の中心部を東京駅とするのは西側の住人から怒られそうですが、まあ各方面に走る鉄道の一大ハブであるという点では異論はないでしょう。私鉄は、住宅、不動産の開発から、バスやタクシーといった交通、日常生活を支えるスーパーなど多くの事業を手掛けており、その沿線住民はそれなくしては生きていけないというくらい密接なものだったりもします。その経済圏は巨大で、雇用の創出においても重要だったりします。

JRの沿線、例えば中央線沿いの個性や、山手線の内側の民度といったものがよく取り沙汰されますが、私鉄沿線もかなり個性が出るものではないかと言われております。小田急沿線の学生とか、東急沿線の広告代理店マンとか、特に西側は分かりやすい人が集まっているようにも見えます。まあ実際、その沿線沿いに住んでいることにアイデンティティーの一部を拠っている人もいるとは思います。生活動線によって個性がどこまで影響を受けるのかは何かしらの研究が待たれるところではありますが、東西線の民と、南北線の民ではだいぶ個性が違いそうですし、さらにその乗り入れ線となると面白い分岐があるのではないかと思われます。

コロナのせいでほとんど電車にのらなくなってしまったこともあり、以前ほど公共交通機関で人間観察をする機会がなくなってしまったのですが、また移動するようになったら今度はもっとよく観察をしてみようと思います。


本の紹介です

Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々気軽に読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実ぶりはDailyの比ではありません。バック・ナンバーも100号を数え、どこから読んでも何かしら得るものがあるはずです。
というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


本日のBGM


九段下・Biblioteque de KINOKOはみなさんのご支援で成り立っているわけではなく、私たちの血のにじむような労働によってその費用がまかなわれています。サポートをよろしくお願いいたします。