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観ました GAMERA -Rebirth-

 Netflixの新作怪獣アニメ「GAMERA -Rebirth-」観ました。

 第1話の前半はややストレスのたまる展開。理想化されすぎてありきたりな少年たちの夏休み風景とか、やはりステレオタイプな不良に絡まれるシーンとか。米軍関係者の子弟があんなに堂々とカツアゲしたら、国際問題になりかねんだろう(基地周辺のに住んでる人じゃないと、実際の空気感はわからないでしょうけど)とか、F-15イーグルをディスんなとか思いながら見てたんですけど、ガメラが出てきて怪獣対怪獣の戦いになるとどうでも良くなりました。ギャオスが大小出てきて、超大型モンスターの恐ろしさと等身大モンスターの恐ろしさを同時に出してきているのも良かったです。

 子どもの頃はテレビで放映してくれないと見ることができなかったので、もともとテレビシリーズであるウルトラマンはもちろん、ゴジラと比べても見る機会が少なかったんですよね。昭和ガメラの敵怪獣でも見たことのあるのはギャオスとギロンだけ、それもうろ覚え。一応平成版のギャオスも見てます、くらいのシリーズ認識度。

 全6話見終わっての感想としては、敵の正体とか、主人公とガメラの繋がりとか「そういうものだと思っておけ」と言われているような投げっぱなし感が昭和の特撮的で、むしろ良いです。
 作中に登場する兵器が現代でも不自然ではないけど微妙に古かったり、携帯電話が描写されていなかったり、1話を見終わった後でネットで年代設定を確認してしまいました(1989年が舞台ですって)。なんで自衛隊をすっ飛ばして、米空軍が東京上空で怪獣と戦っているんだよ!とかツッコんでいましたが、後のエピソードでは月面基地にシャトルが往復しているのが普通に受け入れられていたり、現実の1989年とはかなり情勢が違うもよう。

 次々現れる怪獣に対し傷つきながらも戦い続けるガメラは常に主人公の味方で、これは子どもの味方だった昭和のガメラと変わらず。
 最強の敵バイラスを倒し瀕死となったガメラ。最後の怪獣として現れるギャオス。数少ないガメラ視聴経験に新旧の「対ギャオス」が含まれている身としては、物語の最初と最後でガメラと戦うギャオスに、ガメラの宿敵という役割を感じられて良い!です(まあ「大悪獣ギロン」でギロンにやられているところも見ているわけですが)。
 ラストバトル後のガメラの姿には「違うだろ!怪獣映画っていうのは、続編を当て込んでもっとこう…」と思わなくもなかったのですが、エンドクレジット前のラストシーンで「うん、そうか。そうきたか」と納得。
 エンドクレジット後のシーンは蛇足感が凄かったですが「それは悪ふざけが過ぎるだろー!」と思いながらもニヤニヤできたのでオーケーです。

 全体としては凄く面白かったですし、僕のようなぬるオタの視線だとCGアニメになってもちゃんとガメラだなあと思えました。SFに向かっていった「ゴジラSP」(こっちも凄く面白かったですが)に対して、昭和特撮のストーリーラインをブラッシュアップしてアニメに移植したという感じですかね。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。見ていない方には何も伝わらない感想ですみません。
 ヘッダーの画像はガメラっぽくもあるウチの子(ケヅメリクガメ)です。
 もしよろしければ、本業のサイトもご覧ください。


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