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アンソロ制作話⑪-ぼくらの宗教問答・電子書籍を作る!(1)

第4弾『ぼくらの宗教問答』は電子版があります。
(『ぼくらの神さま〜信心にまつわるアンソロジー〜』と改題して4巻に分冊され、各電子書店で配信中)
今回は電子書籍を作るに到るまでの話です!

【もくじ】
・電子書籍を作ろう!

・個人再録集でのお試しでわかった電子書籍化のはなし
・問題点1:各巻の書誌をどうするか?
・問題点2:試し読みの分量
・問題点3:分冊版の表紙


・電子書籍を作ろう!

これまでの3冊は完売しても分配できるほどの利益が出ないため、無償での執筆をお願いしていたのですが、そろそろちょっとでも収益化を考えたいなという気持ちがありました。

となるとやはり印刷費のかからない電子化かしら、ということで、企画が具体的に走り出す前に試しに色々やってみる必要があると思い、まず自分の個人再録集の電子化にとりかかってみました。
ところが色々…ほんとうに色々面倒というか、どこで出すとか専売にするしないとかデータの作り方やらなにやらすっかりグロッキーになって諦め掛けてたところに、折良くわたしの個人再録集を電子化しないかと、ソニー・デジタルエンタテインメントさんに声を掛けていただきました。(現在は分社?されてコミディアさん)

渡りに船とはこのことでしたが、もともとアンソロジー電子化のためのお試しに再録集を使うつもりだったので「再録集だけじゃなくてこのあとのアンソロジーも電子化してくれるなら…」とお願いしてみたところOKしてくださったので、第4弾は出版社さんとのライセンス契約で進めることになりました。


・個人再録集でのお試しでわかった電子書籍化のはなし

まず、ページ数と価格に相場があるため、だいたいその範囲に収まるように調整する必要があります。(というのも電子版は書籍版より安くするというのが決まりのようなものなので。あとで調べたら、kindleは書籍版の80%以下という決まりがあるみたいですね)
再録集の場合は¥1,000で頒布したものを4巻に分冊して相場で計¥800、とちょうど良い感じでした。
が!!
アンソロはページ数がかなり多いので、頒布価格の方をあらかじめ調整することになりました。予想される総ページ数から電子版を計¥1,200で売るために書籍版は¥1,500に。
また、同人誌であまり単価が高いと売れない&アンソロジーは特に売れにくいらしく(BLとかエロとかがあれば別っぽいんですが)一回の会計単価を下げるために3〜4冊に分冊する方が良いとのことで、そのように。


・問題点1:各巻の書誌をどうするか?

再録集は分冊した全巻に同じ書誌がついた上に表紙も同じなので、表題作以外の短編がどんなかわからない・なんなら4巻続き物みたいに見えてしまっています。

↑実際は表題作のほか5つの短編が収録されています。

これだと読み手にも不親切極まりないので、アンソロジーは全巻ちゃんと変えてもらうようにお願いして、そのようにしていただきました。
(ただ、書誌にも字数制限があるのと、アンソロ自体の説明は各巻外せないので、収録作品タイトルくらいで埋まってしまった…残念ですがこれは仕方がない)


・問題点2:
試し読みの分量

再録集の時は中表紙をつけてもらって、スゲー!単行本っぽい!かっこい〜!と喜んでた(これ自体は今でもすごい嬉しい…)のですが↓

冒頭でページ数を取られて書店によっては作品の冒頭にさえたどり着けない事件が発生しました。これは試し読みは%で決まるので、分冊で総ページ数が30~40程度だったためです。
kindleは表紙と表紙の裏側の白紙含めて6ページだけで、作品冒頭2ページまでという状況でした。

↑ここ(2ページ目)までしか…。

なので、今回は中表紙はナシ!ですぐ作品にいってもらうようにお願いしました。プラスして表紙のあとの白紙ページ部分にその巻の目次(作品の場面入り)を入れさせてもらうことに。

↑こういう感じで4巻とも作りました。

結果、全体として書籍版の電子化した本っぽさはかなり失われた気がするのですが、電子書籍なんだからこれで良いと思いました。
買って読んでもらいたかったら、なるべく多く試しに読んでもらうのが一番だと思うので!正解だったんじゃないでしょうかね。


・問題点3:分冊版の表紙

表紙も全巻変えてもらうようにお願いしました。というのも、各巻内容どころか作者が違うのに、書いてない人の絵が表紙ってのはさすがにないのでは?と思ったためです。
これについては、タイトルロゴが完成したら、ロゴデータをもらってこっちで乗せて完成した表紙として提出する、ということで対応いただけることになりました。

4冊とも描く人が違うので、シリーズであるとわかるような強めのフォーマットを作ることに。
サムネが大事なので絵は細かすぎずインパクト重視、タイトルの視認性が大事、など電子書籍の表紙ノウハウも再録集の時に伺っていたのでその辺も踏まえつつ、書籍版表紙の背景でもある後光?柄をこちらでも使うことに。

↑タイトル位置の想定をまだ迷っているフォーマット。
 最終的には縦書きになりました。

その巻に収録される人たちで合作にするか代表で描くかなど話し合って決めていただくことに。各作品要素も自由に使ってOKということにして表紙担当者に書籍版表紙のデータをお渡ししました。


電子書籍を作ろう!(2)に続きます。


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ひろこ

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