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”力でねじ伏せるトレンド”の世界では「〇〇のトランプ」の登場が相次ぐ?

右派とか左派とかという政治用語について、私はよくわかっていないこともあり今までボソッとはしたことがありませんでしたが、今回は初めて”右派・極右”についてボソッとさせていただきます。

なぜなら、私を始め多くの日本人にとってもあまり馴染みのない言葉”右派・極右”ですが、今年の夏以降、国際ニュースでは、ここ最近、とりわけヨーロッパでは極右躍進のニュースはトップで扱われるほどの内容なので、分からないことでも、まずは知ることから始めることが大事かなと思い、今回はあえて自分なりに頑張ってボソッとさせて頂きたいと思います。

ここ最近ボソッとで取り上げている”力でねじ伏せることで大きな成果を出そうとする世界トレンド”というテーマを扱う場合でも、”右派・極右”について知っておくべきことだなとここ最近、実感しております。

そこで、”力でねじ伏せるトレンド”の世界において、極右や右派が政権を握る国々が誕生しているのはなぜか?そして、それらの国々は今後、世界の中で台頭していくのか?

つまり、戦争の時代に突入するかもしれない課題を抱えた世界情勢において、極右・右派が躍進するということは、世界にどのような影響を及ぼすのか?


そんな極右・右派が台頭してきたというニュースを観ていると、ある共通のテーマが存在していることが分かりました、その共通している事とは・・・

「〇〇のトランプ」の登場が相次いでいること。




「〇〇のトランプ」


「〇〇のトランプ」とは、定義的にはドナルド・トランプ前米大統領をほうふつとさせるような過激な発言や政策を行う人のことを、世界ではそのように呼ぶ傾向があります。


例えば、これまで「〇〇のトランプ」と呼ばれていた方を思い出してみましょう。

●ロドリゴ・ドゥテルテ氏(元フィリピン大統領)
「フィリピンのトランプ」

●アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏(現メキシコ大統領)
「メキシコのトランプ」

●ロン・デサンティス フロリダ氏(現フロリダ州知事)
「ミニ・トランプ」
  ↓
「賢いトランプ」(アメリカ大統領選挙に出馬してからこのような呼び方に変わりました)

●ケリー・レイク氏(元テレビ局キャスター)
「レディー・トランプ」


ここ最近話題になった右派の「〇〇のトランプ」


ここ最近、「〇〇のトランプ」と呼ばれる右派の政治家が相次いで登場しています。

●ハビエル・ミレイ氏(アルゼンチン次期大統領)
「アルゼンチンのトランプ」

●ヘルト・ウィルダース氏(オランダ次期第1党「自由党」党首)
「オランダのトランプ」

●マット・ゲーツ氏(アメリカ下院議員・保守強硬派フリーダム・コーカス)
「トランプ・チルドレン」


「アルゼンチンのトランプ」ハビエル・ミレイ氏


アルゼンチン大統領選では右派の下院議員ハビエル・ミレイが当選したニュースは、国際ニュースでもトップ扱いでした。

当選後のハビエル・ミレイ氏の発言
「今日からアルゼンチンの再建が始まる」

中央銀行を廃止し、ドルを法定通貨にして物価を安定させるなどと主張し、過激な主張やパフォーマンスで、厳しい経済状況にいる若者などから人気を得ていました。

ミレイ氏は外交路線でも転換を主張。「外交はアメリカ重視」をミレイ氏は宣言していることから、左派政権とは国交断絶すると主張している。隣国のブラジルや中国との関係悪化や、左派政権が樹立する南米で孤立する恐れもあると言われています。


「オランダのトランプ」ヘルト・ウィルダース氏


オランダの議会下院選挙では極右政党が第1党になったというニュースが世界を激震させました。

ヘルト・ウィルダース氏は、難民の受け入れに反対、EUヨーロッパ連合、NATOにも批判的、反イスラムを掲げ、オランダを劇的に変化させることを理念とした極右政党・自由党の党首です。

さらに、ウィルダース氏はウクライナへの支援強化に否定的であることから、オランダの極右躍進のニュースはクライナ支援をめぐりEUの団結が心配される状況になったと報道各社は一斉に報じていました。


「トランプ・チルドレン」マット・ゲーツ氏


新たな会計年度の予算案を巡る協議が難航していたアメリカ議会で注目を浴びた議員がいます、保守強硬派フリーダム・コーカスのアメリカ下院議員マット・ゲーツ氏です。

マッカーシー元下院議長を解任に追いやった解任動議を出したことで注目を集めましたが、彼が所属する”フリーダム・コーカス”は極右勢力と言われています。

”フリーダム・コーカス”は、大幅な歳出削減、ウクライナ支援の見直し、メキシコとの国境管理の強化などの要求をしている強硬派で、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ前大統領の主張を支持する議員が数多く在籍しています。

共和党支持者の中でも特に保守的な考えを持つ有権者から絶打なる支持を得ているフリーダム・コーカスの存在は、アメリカの分断を更に加速させる存在なのか、今後も注目されることでしょう。


極右躍進


正直、私には極右躍進という事象は、世界情勢にどのような影響を与えるのかわかっていないのですが、”力でねじ伏せることが大きな成果となると考える世界”において、極右が躍進することはより対立構造を深める、つまり分断を深刻化させる可能性が高まるのでは?という報道内容を踏まえると、極右躍進という事象は最悪、戦争の時代に突入するきっかけにもなるのではと、危惧しております。

日本ではあまりニュースになっていない極右躍進の話題ですが、世界の流れを受けて、今後、日本でもドナルド・トランプ前米大統領をほうふつとさせるような過激な発言や政策を行う人が登場するかもしれない、その結果、日本国内で分断が深まる可能性もあるかもしれない、それならば、まずはそのような事象を世界ではどのように見ているかを知ることから始めたいなと、なにせ世界はつながっていますからね。


アイスブレイク「〇〇のダルビッシュ」


ここ最近のボソッと、世界情勢と言った固い話ばかりになってきましたので、ここでアイスブレイク。

「〇〇のトランプ」をかいていたとき、ふとある呼び名が頭をよぎりました、それは・・・

「〇〇のダルビッシュ」。

いまはそう呼ばれることはなくなったのですが、以前は多くの「〇〇のダルビッシュ」がいましたよね。

なぜそんな懐かしいことをボソッとしているかというと、「〇〇のダルビッシュ」と呼ばれた方々は大勢していない、呼び名をつけられた選手はなかなか結果が出ていない、そんなことを言っていたメディア報道があったことを思い出したからです。

確かに、「伊予のダルビッシュ」と言われた選手は2人いるのですが、その1人は、いま野球以外の話題でメディアに取り上げられていますよね。

ということは、メディアが報じた通り「〇〇のダルビッシュ」は大勢しないという見方同様に、「〇〇のトランプ」と呼ばれる方々も大成しないのでは?という見方はいかがでしょうか・・・


しかし、良く良く調べたら日本のメディアは間違っていたことが分かりました。

「〇〇のダルビッシュ」という呼び名をつけられた選手は大勢しないというメディア報道、それは間違っていることに気づきました。


皆さん、下記のように呼ばれた選手のこと、誰だか分かりますか?

「みちのくのダルビッシュ」

そうです、今年メジャーリーグで日本人初のホームラン王を成し遂げ、2度目のMVPに輝いた大谷翔平選手のことです。

つまり「〇〇のダルビッシュ」と呼ばれた選手でも、大谷選手こそ大成した選手がいるじゃないですか!見事に世界的な成功を収めているではないでしょうか!


ということは、相関性は全くないですが、「〇〇のトランプ」と呼ばれている方々は今のところ大勢している方はいらっしゃないようですが、もしかしたら世界情勢に影響を及ぼす人物になる可能性がある人が登場したらこの世界はどうなるのだろう・・・そんなことを思ったボソッとでした。

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