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「来た時よりも綺麗にすること」の大事さは子供たちに伝わる

昨年末のサッカーワールドカップ、そして今年の3月に開催されたWBCにおいて、

様々な場面において日本の対応が素晴らしかったと、世界から評価を受けていますね。

選手やファンたちの対応に、日本人としてとっても誇りに思える行動に、私もたくさんの勇気を頂きましたが、

その中でも特に世界から評価を頂いたのが・・・

「来た時よりも綺麗にして帰る」

日本のスポーツチームならばアタリマエとなっているこのマナーができるのは、やはり子供の頃からの指導によるものだと思います。


次のチームのため「来た時よりも綺麗にする」マナー

野球の試合終了後、子供達はみんなで協力しあいながら全速力でベンチを片付けします。

次の試合を行うチームのために、迅速に引き渡すというマナーはどのチームでも徹底されています。

子供たちはベンチの片づけに忙しいということもあって、学童野球では試合後のグランド整備は大人たちが行なっております。

このグランド整備も次の試合のために、しっかりと整備して引き渡すというマナーです。


このように、試合後は子供も大人も一丸となって”後片付け”に入ります。

ただ、残念な気持ちになるときもあります。

それは、次の試合のために行う「来た時よりも綺麗にして帰る」というアタリマエのマナーができていないときもあるからです。

迅速丁寧にグランド整備して次のチームに引き渡すのがマナーのはずが、整備が遅れたり、忘れたのかグランド整備をしないチームも見受けられます。


勝敗に関わらず全員でベンチを片付ける子供達がいる一方で、

グランド整備をしなければいけないはずの大人の行動に問題があるならば、子供に示しがつかないのではと思っております。


グランド整備する大人の背中をみて子供は育つ

このような背景を考慮して、私が所属していた野球チームではグランド整備に取り組む姿勢を見直し、

「せっかくなら子供達が憧れるくらいの整備しよう!」

「カッコいいグランド整備する我々の姿をみせようじゃないか!」

と、パパコーチ陣で一丸となってグランド整備の対応をすることになったのです。

いまや試合終了直前になると、グランド入口前で待機、終了後に駆け足で整備に取り掛かるため、整備する人が全員が同じチームといった場合も多々あります。


阪神園芸さんにも負けないほどのグランド整備に取り組む姿勢は、やっぱり子供たちもみているものです。

「私たちのチームのグランド整備は自慢だと思っています」

子供たちが言ってくれたこの言葉、とっても嬉しい気持ちとさせてくれました。


そんな子供たちは試合終了後、

グランドに礼をした後、グランド整備している大人たちに向けて、どこにも負けないくらいの大きな声で

「グランド整備して頂きありがとうごさいます!」

と言ってくれます。

この挨拶を聞くだけで、グランド整備している私たちを誇らしげな気持ちにさせてくれます。


話は戻りますが、ワールドカップで日本人サポーターが涙しながら会場のゴミを拾っているあの姿、

大事な試合で負けてしまった直後に、涙流しながらグランド整備をするパパコーチたちの姿とかぶって、なんか胸が詰まる思いが再びって感じでした。

サポーターたちの気持ちが痛いほどわかります。

今度こそワールドカップベスト8進出、ともに目指しましょう!

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