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少女終末旅行 ~終末世界を旅する少女たちの物語~

作品概要

少女終末旅行は、つくみずによる日本の漫画作品です。2014年2月から2018年1月までウェブサイト『くらげバンチ』にて連載されました。物語は、文明が崩壊した終末世界を旅する少女2人、チトとユーリの日常を描いています。2人は愛機テッケンクラートと共に上層階を目指して旅をしますが、出会うのは単独の人のみで村のようなコロニーには出会いません。作品は、悲壮感を漂わせつつもキャラクターに前向きな姿勢をもたせて書き切っているのが特徴です。最終回では、主人公たちが「最上階」で眠りについたように見えますが、その後の単行本書き下ろしやアニメのエンディングでは、別の解釈の余地を残しています。2019年7月には、第50回星雲賞コミック部門を受賞するなど高い評価を得ています。終末世界を舞台にしながらも、ほのぼのとした少女たちの日常を丁寧に描いた作品だと言えるでしょう。

アニメ化

少女終末旅行は、2017年1月から3月にかけてTOKYO MXほかで放送されたアニメ作品としても知られています。監督は岡本英樹、シリーズ構成は吉田玲子が務めました。アニメでは、原作の雰囲気を損なわずに丁寧に描き起こされています。特に、終末世界の景色や廃墟化した建物などの背景美術が高く評価されました。


受賞歴

少女終末旅行は、以下のような受賞歴を持っています。

  • 2019年7月:第50回星雲賞コミック部門受賞

  • 2018年3月:第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品

  • 2017年12月:第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞

これらの受賞歴からも、少女終末旅行が日本のマンガ界において高い評価を得ている作品であることがわかります。以上、少女終末旅行の概要とアニメ化、受賞歴について紹介しました。終末世界を舞台にしながらも、ほのぼのとした少女たちの日常を丁寧に描いた作品だと言えるでしょう。


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