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2024/04/20 猛スピードの変化

地域の高齢者に、スマホやパソコンのわからないことがあったら教えますというお知らせがきた。とくに困っていることはないが、高齢者が知っていると便利なスマホの技をひとつでも教えてもらえたらと思って参加した。

3人しか集まらなかったが、まず最初の人が自分のスマホの操作について質問したら、先生はその人を自分の前に座らせて1時間以上も教えていた。その間、私ともう1人の男性はどうしたかというと、お菓子をつまみながら雑談することになった(笑)。

順番を待ちくたびれて、男性がwordについて知りたくて来たと言い出した。あぁ、ワード得意!と、10年、いや15年くらい前の私だったら喜んで教えたのだが・・・

仕事を辞めて、早9年。もうすっかり忘れている。会場にはWi-Fiがない。そのことは分かっていたので、事前にiPhoneを使ってパソコンがネットに繋がるようにしておいた。検索しながら2人であれこれやっていたら、先生がやってきて、なんとか解決した。

男性は、これが解決しただけで今日は十分だと言って、喜んでいた。先生は、そのあと再び、スマホの女性を教え続けた。

私に、何か質問は?と聞いてはくれない。まぁそれはいいとしても、講座の進め方を全く考えていないのにはちょっと驚いた。

高齢者があつまって継続的になんらかの活動をするグループには役所から補助金が出るそうだが、たいした金額ではないらしい。それを目的にグループを立ち上げる人はまずいないだろうが、役所のお墨付きを貰いたいと思う人はいるかもしれない。しかし、相手が年寄りだとはいえ、教えるというのは簡単なことではない。

会費500円で、お茶とお菓子が出た。おしゃべりをして、暇つぶしができたから、文句はない。

ものを習う初心者にとって、教えてくれる先生がどういう人か、つまりどの程度のスキルがある人かは分からない。これはとても大事なことなのだが。目の前で、自分には分からない操作をささっとやって見せられたら、全幅の信頼を持って信じてしまう。これはあぶない。

縄文時代なら生まれてから死ぬまで、世の中は全く変化がなかった。ところが今はどうだ。生まれた時にはなかったものであふれている。令和の高齢者は大変だと感じるが、いやいや、若者のほうがもっと大変なことになるかもしれない。

今よりさらに猛スピードで世の中が変化していくだろうことは想像に難くない。そのうえ、恐ろしい怪物のようなAIが襲ってくるかもしれない。

あぁ、100年後の世界を見られないのが残念だ。

今日のひとこと:
どんなことも、大変だと思ったらおしまい。
面白いと思ったら、始まり。


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