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2022年フェブラリーステークス 予想

 ウマ娘アニバーサリーの本番、フェブラリーステークスです。またはチャンピオンミーティング。
 馬券買うようになってはや4年が経とうとしていますが未だにダートG1の馬券当たらへん。
 去年のチャンピオンズカップがたまたま買ったら当たっただけで真面目な予想がまるで当たりません。
 なのになんで予想を出すのか?
 今回当ててみんなに自慢するためです。
 みんなサウジやドバイに行ったせいでメンツが正直G3とあんまり変わらんちゃうのって感じのフェブラリーステークスの予想はーじまーるよー!

 例のごとくサンプルは基本的に過去10年のものと考えてください。

〇コース形態
 スタートは芝から。しかもこの芝は外枠の方が長く芝を走れる上に最初のカーブまでが長いので、外枠が有利。
 3コーナーからは下り坂かつ、芝と違いスパイラルカーブとなっている。直線は約500mで坂もある。
 そのためペースが速くなり、逃げ・先行馬は脚を溜めづらい。本来前に行った馬が有利なダート戦ながらも差し・追い込み馬が台頭するのはこの形態が主に影響している。
 同じダートG1のチャンピオンズカップが行われる中京ダート1800mは最初のコーナーから向こう正面にかけて登り坂があり、ペースが緩みやすいので先行勢のスタミナが温存される。結果としてスタミナ勝負になるため、問われる適性は同じではない。
 そこを注意したい。

〇枠順
 外枠が有利といったが、過去10年で複勝率が最も高いのは10番枠(0.1.4.5)、勝率では2番枠(3.1.0.6)となっている。
 1~8番枠、9~16番枠で比べると前者が(5.5.3.67)で後者が(5.6.6.61)で差はない。外枠の方が出走頭数が減る分、やや外枠有利傾向。
 1番枠は過去10年で馬券に絡むことがなかったため、最内枠が不利なのは確かだろう。
 最内枠の他、5番と8番が馬券に絡んでいない。16番枠は2012年に勝利したテスタマッタを除き、馬券に絡んでいない。
 極端な内枠は割引要素となる。

〇血統
 このレースで最も成績が良いのはやはりというべきか、ダートの大種牡馬ゴールドアリュール。
 連覇したコパノリッキー、2017年に勝利したゴールドドリームで最多の3勝を挙げている。また2着4回、3着1回で合計8回馬券に絡んでいる。今年はサンライズノヴァが出走予定。
 次いでキングカメハメハが勝ち星こそないものの2着2回、3着2回と成績を残している。父系をMr.Prospectorまで広げるとノンコノユメ、インティが勝利するなど、複勝率は大きく上がる。
 とはいえ、ミスプロは欧米で広く活躍した種牡馬。日本独自のダートレースで良績を残すキングカメハメハと米国系ミスプロを見たほうが良いだろう。
 逆にクロフネの産駒は出走頭数が少ないが、馬券に絡んだことは過去10年で一度もない。というか、意外かもしれないがクロフネはまだダートGⅠを勝利した馬を輩出していない。テイエムジンソクがチャンピオンズカップで2着に入った程度。牝馬かつ芝レースに実績がある。
 ちなみに、データを見返して馬券に絡んだ馬の大半がサンデーサイレンスの名前が3代血統表に乗っていることに気が付いたが、精査したら出走頭数の半分以上がサンデーサイレンスの血を持っていた。
 さすがサンデーサイレンス。ここまで血が多いとダートも芝も関係ない。


〇実績・年齢
 前走根岸ステークス組が最多の4勝、次いで東海ステークス組が3勝している。根岸ステークス組が馬券に絡むパターンは基本的に根岸ステークスでも3着以内と好走している。東海ステークスもそれは同じ。大敗した馬は割り引いて考える。
 チャンピオンズカップ、東京大賞典、川崎記念から臨んだ馬は大敗しても巻き返す年が多々あるため、割り引く必要はないだろう。
 年齢に関しては、牡馬であれば7歳以上でも馬券に絡むことはある。リピーターが多いレースでもあり、過去に好走した馬が間を空けて人気を落としたころに飛び込んでくることもある。とはいえ、勝ち切るのは4~6歳のため、軸は充実しているこの年齢の馬を選びたい。

〇展開予想
 天気が悪くなって馬場は稍重から重馬場になると予想。ダートは湿ったほうが固くなり、スピードが出るので速い時計のレースになる。
 最後に重馬場でフェブラリーステークスが行われたのは2016年だが、その年はモーニンがレースレコードを叩きだしている。ちなみにコースレコードはクロフネの1.33.3である。これは頭がおかしいので参考にならない。
 今回も馬場が重くなり、1分35秒を切るタイムが出ると予想する。あまりに雨が強くて水が浮き始めると、またパワーのかかる馬場になるため、予想はやり直しとなるが、その時はその時。
 スタートして芝コースがあるため、位置取りに関しては芝での実績があるソダシがレースを引っ張るだろう。遅れてダイワキャグニー、インティが続く。サンライズホープやミューチャリー、アルクトスもポジションをとりに行きたいだろう。
 その他の有力馬は中団で控えるかたち。カフェファラオは中団やや前から先行勢を射程にとらえる位置を確保したいと考えているはず。
 ペースは早めで前半3ハロンを34秒台前半で進み、レースの上がり3ハロン36秒台になると予想。後続勢が上がり34秒から35秒前半の脚を使えれば、上位に突っ込んでくる展開。
 モーニンが勝利した年はモーニンが3コーナーから4コーナーを4番手で進み、先行しながら上がり3ハロンを35.2秒で勝利。先行勢は上がり3ハロンを35.秒台で纏めるのが最低条件だろう。
 上がり3ハロンの持ち時計を意識してチェックしたい。

〇2枠3番 インティ 前走:チャンピオンズカップ 4着 評価:C
 2019年フェブラリーステークス勝利馬。2020、2021と敗北しているが、チャンピオンズカップでは馬券に絡んだり、掲示板に乗るなど、8歳になってもまだ戦えるところを見せてくれそう。
 2019年は逃げ馬が少なく、マイペースで進めたことで逃げ切り勝ちをしたが、それ以外では直線で沈んでしまう。今年も逃げ、先行タイプの馬が多いため、チャンピオンズカップほど力は発揮できないだろう。
 かしわ記念や南部杯では中団に控える姿もあったが、この舞台で差し切る脚を見せるイメージは正直つかない。出遅れて後方待機していた去年のフェブラリーステークスでは上がり3ハロンが35.5秒。末脚のスピードにかけるというよりはスタミナ勝負のほうが強い。
 すんなり逃げた場合の逃げ残りがありそうだが、今年はソダシなど、ポジションをとりにいく馬が多い。ここでは買えない。

〇2枠4番 アルクトス 前走:マイルチャンピオンシップ南部杯 1着 評価:C
 父はアグネスタキオン産駒であるアドマイヤオーラ。ノボバカラなどダート馬を出している種牡馬。母はシンボリクリスエスとSeeking the Goldというパワーを感じさせる配合であり、本馬もパワー型マイラーらしく南部杯を2勝している。
 ここ2年のフェブラリーステークスでいいところはまるでない。
 南部杯が行われる盛岡競馬場ダート1600mは東京競馬場と同じように3コーナーから下り、直線で坂がある。違うのは直線の距離で、そのため南部杯とフェブラリーステークスとで戦績に差が出ている。
 元々先行するタイプで速い上がりを東京競馬場で使えるタイプでもない。今回も消しでいい。

〇3枠5番 レッドルゼル 前走:JBCスプリント(金沢) 1着 評価:B
 父はロードカナロア、母父はクロフネの父でお馴染みのフレンチデピュティ。
 戦績を見るとダートのスプリンターといった様子だが、去年のフェブラリーステークスでは4着とマイルもなんとかこなせそう。
 調教タイムも優秀でここを狙いに調整されてきた様子。
 脚質も差しタイプであり、中団から上がり35秒の脚は使えている。距離さえ持てば上位に進出する可能性は充分ある。
 川田騎手のシンプルな「距離は長いです」発言は不安を煽るが、その上で最善を尽くしてくれると信じている。紐には入れたいところ。

〇3枠6番 カフェファラオ 前走:チャンピオンズカップ 11着 評価:A
 去年のフェブラリーステークス覇者。それ以降は勝ち星から遠ざかっているが、東京ダート1600mは3戦3勝と好相性。
 東京のダート1600mはJRAで唯一の芝コースからスタートする1ターンのマイル戦。この舞台のスペシャリストとして期待は大きい。
 前走のチャンピオンズカップでは直線外から上がってきそうな気配だったが、沈んでしまった。馬群に挟まれてから失速したように見えた。馬群が苦手なのではないか、という不安もある。
 去年のフェブラリーステークスは3番手を追走し前半3ハロンを34秒台の流れの中、上がり35.6でまとめた。レースタイムも速い時計であり、速い馬場になるのは歓迎といったところか。
 ここは実力上位、揉まれるポジションに入らないことを、福永騎手に祈るばかりだ。

〇4枠8番 サンライズノヴァ 前走:東京大賞典 8着 評価:B
 父はサンデーサイレンスのダート担当、ゴールドアリュール。今年で8歳と高齢だがダートG1で掲示板に乗るなど、完全に衰えたとは言い難い。
 後方待機で直線に懸けるタイプのため、フェブラリーステークスや武蔵野ステークスでは良績があり、前が総崩れになれば後方から一気に突っ込んでくる可能性も。
 去年のフェブラリーステークスでは後方でいいところなし。出遅れており、道中をスムーズに進められなかった。
 ハマれば怖いという面の他、父のゴールドアリュールが種牡馬として好成績を残すだけに、穴馬として見ておきたい。

〇5枠10番 スワーヴアラミス 前走:東海ステークス 1着 評価:C
 前走の東海ステークスでは勝利したものの、直線でスパートがやや遅かったように見えた。マイルのような速い流れよりもタフさが求められる中京のダート1800mの方が向いているように見える。
 今回は追走で一杯になってしまいそうな予感。
 
〇6枠11番 ソダシ 前走:チャンピオンズカップ 12着 評価:C
 白毛のアイドルホース。父はクロフネだが、クロフネ産駒はフェブラリーステークスでは不振。この馬のタイプとしても血統こそダート系統ではあるものの、桜花賞をレコード勝ちするなどスピードに優れるタイプ。
 気性面もそうだが、フェブラリーステークスでは過去10年、牝馬が馬券に絡んだことがないように、パワーという面で不安が残る。
 逃げ、先行が苦しくなる東京ダート1600mというのもマイナス。
 馬券としては切りたいところ。

〇7枠13番 ソリストサンダー 前走:根岸ステークス 9着 評価:C
 父はトビーズコーナー、母父はスペシャルウィーク。米国系血統に日本中長距離血統というのは日本のダートレースでよく走るイメージ。
 武蔵野ステークスで勝利を挙げたように舞台は合っているが、前走根岸ステークスでは直線で伸びてこれなかった。敗因としては1400mのハイペースの流れが合わなかったか。
 今回そのペースを経験したことで変わり身を期待する考えもあるが、武蔵野ステークスは稍重ながら1分35秒0の勝利。過去の武蔵野ステークスの結果では稍重の場合、1分35秒を切っていることが多い。速い時計は合わない印象。
 また、過去10年で前走根岸ステークスで馬券に絡まなかった馬はフェブラリーステークスでもすべて馬券に絡めていない。
 その点を割り引いて今回は買わない方向でいく。

〇8枠15番 テイエムサウスダン 前走:根岸ステークス 1着 評価:B
 父はサウスヴィグラス。アメリカ系ミスプロ血統であるフォーティナイナーの血を引いている。
 前走の根岸ステークスはハイペースでレースが進む中、中団に控えて差し切った。今年で5歳と充実期にあり、期待も大きいが、一番の不安は距離。
 勝利したのはほとんどが1400m。マイル重賞で馬券に絡んだ経験がない馬がフェブラリーステークスを勝ったケースは過去10年存在しない。
 本馬も去年の武蔵野ステークスで9着とマイルは長い可能性はある。ただ根岸ステークス勝利馬の戦績がいいのも事実で、今回は相手関係も例年より低い水準にある。
 それを考慮し、紐には絡めたい。

〇8枠16番 エアスピネル 前走:チャンピオンズカップ 9着 評価:A
 最年長9歳での出走。父はキングカメハメハ、母は秋華賞馬のエアメサイア。シーザリオやラインクラフトと牝馬三冠を争った。若い時は芝の重賞戦線で度々惜しいところを見せていたが、ダートに転向してもそれは同じ。
 しかしその分、安定しているとも言える。
 母母父はノーザンテースト。この馬の産駒は3度変わると言われるほど成長力に富んだ血だったという。事実、芝のマイルから長距離、そしてダートと条件不問の走りを見せている。
 前走は大敗したが、それは去年も同じ。同舞台の武蔵野ステークスでは2年連続好走している。去年の武蔵野ステークスは先行したことで伸びきれなかったが、去年と同じように中団に控えれば差し込んできそうな雰囲気がある。
 今年もまだまだ健在なところを見せてくれそう。

 以上を纏めた結果、予想印は
◎カフェファラオ
〇エアスピネル
▲テイエムサウスダン
△レッドルゼル
☆サンライズノヴァ

 とする。正直さっぱりわからないのが本音。わからないのにいつも以上に絞れてしまった。ヤバい気がする。
 頼むから稍重から重馬場で、時計の出る馬場になってくださいと天に祈るばかり。良馬場か、不良馬場になればもう予想はめちゃくちゃ。

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