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世界一素敵な丘の上で、世界一素敵な若者たちと、世界一素敵な交流をしている“服部政人”さん

北の大地に移り住んで、四半世紀が過ぎたという、北海道鶴居村大好きな難波っ子の服部政人さんにお話を伺いました。

服部政人さんプロフィール
出身地:大阪府 大東市出身
活動地域:北海道 阿寒郡
経歴:鶴居村振興公社の企画課長、鶴居村酪農ヘルパー利用組合の事務局次長
現在の職業および活動:NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会 事務局長
座右の銘:「悠々として急げ」

鶴居村で「暮らすような旅」をつくりたい

Q1.服部さんが思い描くこれからの夢・ビジョンを教えてください。

服部政人さん(以下、服部):
今、観光協会「NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会」の事務局をしています。道東にある「鶴居」という小さな村の観光協会ですが、村のポテンシャルをすごく感じています。しかし、日本の人口は減っていく一方なので、交流人口といって、その地域に訪れる世界中の人と交流することを、日本も田舎もやっていかなければなりません。

その上で、具体的な夢が3つあります。1つ目はインバウンド(外国人の訪日旅行)です。つまり、鶴居村を、その人にとって「一生のうちに絶対1回は行きたい!」と思ってもらえる場所にしたいのです。欧米はもちろんですが、アジアを中心に、ベトナムやタイ、そして台湾などを軸に考えています。2つ目は、自転車に乗りながら楽しめる旅づくりを作っていきたいです。自転車を一台借りたら、3日ぐらい滞在できるんです。村の中を自転車を使いながら、ゆっくり回る旅作りを構築していきたい。3つ目は長期滞在、「農泊」です。今、農泊の推進を国を挙げてやっていますが、そのモデル地区に鶴居村も選んでもらっています。村のキャッチフレーズが「2600人の小さな村で暮らす旅」なんですが、この名の通り「暮らすような旅」を作りたいと思っています。


訪日外国人と地域の人が仲良くなることが一番

Q2.夢を実現するために、どのような目標や計画を立てていますか?

服部:
キーワードはゲストハウスと外国の方をどう結んでいくかだと思います。例えばAirbnb(エアビーアンドビー)の様に、宿や仕組みなどのハード面も整備していかなければならないと思っています。でも、一番やらなければならないのは、人のソフト面というか、人がどう動いたらいいのかというところですね。実際、その土地でずっとやってきた地域の人に、こういうことを言っても外国人と喋り慣れてない方もいるので、「どう受け入れるの?」っていう話になるんですが、「実はそんなに難しくないんだよ」っていうのを浸透させなければならないと思っています。あと、日本語学校を鶴居村で作りたいと思っています。外国人に日本語を学んでもらって地域の人と交流してもらうんです。例えば、ホームステイとか酪農の手伝いとか。仲良くなれるし、1番勉強になると思うんですよね。

損得ではない一期一会の関係性     

Q3.どのような活動指針で、どのような活動をされているのでしょうか?

服部:
鶴居村は「日本で最も美しい村連合」(注1)に加盟しています。それは景観だけが美しいというだけではなく、ビジョンをきちんと持っていて、小さな村だからこそできることを、行政も含めて一緒にやろうという理念なんです。
「NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会」も、その理念のもとに活動しています。
それに、僕は友達を作ることが好きで、繋がったらずっと繋がっているんです。なので、ツアーで来た方たちのご家族や親戚との交流や繋がりもできていますね。

記者:人との交流を楽しむということについて、服部さんが特に心がけて大切にしているポイントとかはありますか?
服部:人との出会いは「一期一会」です。人が好きなので、誰とでも向き合いたいと思っています。みんな人だから、何かあった時には助けて欲しいじゃないですか。僕も何かあった時には助けてあげたいなと思っているので、利害とか計算とか損得じゃない関係性を大切にしています。

(注1)
※NPO法人「日本で最も美しい村」HP (https://utsukushii-mura.jp)より抜粋 
NPO法人「日本で最も美しい村」連合は、加盟町村長・代表、加盟町村住民と、国内外の企業や個人のサポーターが一体となって活動する理念共有型の当事者連携組織です。

日本で最も美しい村 「鶴居村」 との出会い

Q4.鶴居村で「暮らすような旅」を作りたいという夢を持ったきっかけは何ですか?

服部:北海道出身の妻と出会ったのがきっかけかもしれないですね。今年で結婚して35年、知り合って37年くらいなんですけど、グリーンツーリズムをやりたいっていうのも、2人で一緒に考えたんですよね。北海道の田舎の素晴らしさを、観光や商業で見てもらいたいし、見せてあげたい。妻と付き合ってた時から、何回か鶴居村に来た事があって、この村のポテンシャルに惹かれました。鶴居村は交通の便も良く、更にこの素晴らしい景観ですからね。丘陵地帯で朝靄が出たり、綺麗な湿原を有しているので、蛇行した川があったり、そしてタンチョウが飛来する日本で最も美しい村ですから、もうずっとここで暮らそうと思いました。


「人との交流が人を作る」

Q5.今の夢やビジョンには、どんな背景がありましたか?

服部:交流が少ない家族の中で育ち、子供ながらに家族の環境に対して「この世界じゃないな」と違和感を感じていました。交流もあまりなかったですし、考え方がフランクじゃなく、厳格な雰囲気だったのもアレルギーだったのかもしれません。兄弟4人の中でも3人はとても真面目で、僕だけがいつも怒られているような異端児でしたね。子供の頃から夢を見る少年で、いろんなことをやりたかったし、すごく友達も多かったですね。例えば、ジーンズショップをやるだとか、世界中に行くという夢を持ってました。

奈良に近い大阪の小さな町だったので、子供ながらに遊んでいると信号待ちで止まってる観光バスから外国の方がすぐに手を振ってくれるので、自分も手を振ると喜んでまた手を振ってくれたりして、すごいなぁと思ってました。でも、家に帰ると真面目な雰囲気で、誰も手も振るような感じではないし、そのギャップもあって外国の人との方が感覚が合うと感じていましたね。

あとは、WWOOF(ウーフ:「食事・宿泊場所」と「力や知識・経験」を交換する仕組み)をずっとやり続けてきて、21年間いろんな外国人とずっと一緒に暮らしてきたことが自信になっています。もともと人好きですし、交流が好きだったというのもあり、「人との交流が人を作る」と思っているので、今まで仲間になっていただいた方々とも繋がっていきながら、今後も友達作りを続けていくことが僕の仕事だと思っています。

記者:以上でインタビューは終了です。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

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服部さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓

Facebook:https://www.facebook.com/masato.hattori.3/about?lst=100001703498274%3A100002826474269%3A1562331361

HP:NPO法人「日本で最も美しい村」https://utsukushii-mura.jp
WWOOF Japan   https://www.wwoofjapan.com

【編集後記】
今回、インタビューの記者を担当した廣瀬&中西です。

本当に根っからの人好きな服部さんのお話を聞いて、友達がどんどん増えていくことが自然にできてしまう人柄が伝わってきました。人との出会いと交流を大切にしながら、鶴居村の魅力をこれからも多くの方に伝えられている素敵なご夫婦との出会いに感謝しています。北海道で一度は行ってみたい場所の一つが増えました。

今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。



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