カニ漁に赴いてダツに刺さりたい

4年目もそろそろ終わりが近付いています。
思えば今年は死の4年目(死年目)と呼ぶに相応しい年で、福男でもクレジットカードをハッキングされるレベルの厄に見舞われていました。

まぁそれは嫌なイベントが軒を連ねた1年でしたが、冷静に考えてみるとそもそも生きてる事自体が厄なんじゃないだろうかと、負側の私は語ります。

毎日地味に遠い会社に行き、来る者皆「なんか穴空いてる?」と言わせる事でお馴染みの冬死ぬほど寒い家に帰り、納豆ご飯と梅干しを食べ2グラムくらいの羽毛布団にくるまって眠ります。

江戸の商人でしょうか。

冷たい床を一歩踏み締める度に、今までの人生が一年ずつ走馬灯のように流れてきます。

中学の時、机にジンオウガを描いてテストを受けたらカンニング扱いされたな。商店街の感覚で羽田空港に行ってたな。父親の誕生日に保冷剤をあげたらマジ切れされたな。ああ、元気かなあいつ。
どれも間違いなく儚くも美しい時間です。

布団にたどり着く頃には視界が不思議とボヤけます。最近右目だけ大乱視なのでその影響でしょう。
穴あきハウスの電気を消し、静かに枕に顔を埋めます。
え、なんだこれ。なんなんだこれ。なんそれ。なんれ?

●5年目の目標
・山下達郎のライブに行く
・小竹向原を首都にする
・牛乳からチーズを作る







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