モノ消費が終わり、コト消費すら終わる。これから伸びるヒト消費とは?

昭和の時代、人々は生活を便利にしてくれる住宅関連電化製品、自動車を狂ったように求めました。

自慢と言えば高級車や高級オーディオ、カリスマたちが着込んでいたブランドファッションをそのまま着る。

モノこそ最高のステータスであり羨望の的だったのでしょう。

で、ひたすら金、金、金。

金があればなんでもできる、金があれば全て手に入ると本気で思っていて拝金主義の日本が出来上がりましたね。

50代以上の人達は未だにそこから抜けられていません。

高級車買ってるお馬鹿さんの大半は50代以上でしょう。

田舎でもやたらとレクサスやBMW見かけますが乗っての中高年がほとんど。お金とモノでしか自分を認めてもらえないと。情けないですね。

平成の時代、私が主に社会人として過ごした時間。

やっていたことといえばブランド服や高級車にお金使うより、スノボ、スキューバ、各種エクストリームスポーツ、海外旅行など

いわゆるコト消費に時間とお金を使っていたように思います。

インターネットの普及でブログが流行って、その手のコト消費に長けた人が有名ブロガーになり

消費はモノからコトへと移行しました。

私も高級腕時計とか持ってたしブランド服持ってましたが全て処分して、旅行とかグルメとかにお金使ってましたね。

これ、中国のインバウンドの方がここ数年で体現してましたよね。

2012〜15年は爆買いと呼ばれる日本の優良家電、免税のブランドモノ買いまくってましたよね。

あれ、昭和の日本人そのものです。

で2016〜19年は各種観光地へ怒涛のように若い人中心に訪れてましたよね。

あれ平成の日本人そのものです。

そして、それすら陰りが見え始めていますね。

日本人も中国人も新たな消費にシフトしています。

それはヒト消費って言われているらしい。

ツイッター、YouTube、FacebookなどSNSの発達でヒトとヒトが簡単に交流できるようになり、

同じ趣味や考え方の人たちが見つけやすくなり集まりやすくなりました。

同じ趣向の人たちでサロン作って楽しんだら、オフ会やったり平成では無かった消費行動が見られはじめています。

お一人様の時代とか言ってますが、そんなことはない、お一人様が集まって楽しむことが当たり前になりそうな感じします。

皆、寂しいのだと思います。

結婚も正直寂しいからするってのあると思います。

実際、今独り身だったら寂しいかなと。そうなったらSNSを通じて色んな集まりに参加するようになると思います。

で、昭和や平成だとバブル世代以上の年功序列が当たり前の連中が多かったから偉そうにして仕切る。

そんな集まりっで全然楽しくないですよね。

ロスジェネ以降の人たちは年功序列で良い思いをしていないこともあり、年齢による差別はかなり薄れていると思います。

だからSNSとかサロンとか偏見なく集まりやすい。

既にモノは溢れ、スポーツ系のコトとか海外旅行とかどうでもよくなってきてませんか?

スマホ一つあれば簡単にヒトと繋がることができる。無料のコンテンツは溢れているし、食事もデフレのおかげで安く済む。

成金ごとく大金稼いで贅沢と呼ばれるモノやコトやらなくてもスマホ一つあれば楽しめますし

大事なのは寂しさを紛らわすことにお金が必要無くなってきている。

成金どもも寂しいから高級品に麻薬のごとく手を出し、そこには売り付けたい商売人が手を擦りながら相手してくれるから紛れる。

豪華な食事や旅行もツイッターやブログで紹介するとうわべだけのいいね!がたくさん貰えて、コメントすらしてもらえて寂しさは紛れる。

しかしそのいいね!やコメントの裏にはアクセスアップなどおこぼれ頂戴的なものが見え隠れするから虚しくなる。

成金になることが幸せに繋がる時代でなくなっていている、それが令和なのかなと。

デジタルネイティブな若者たちは札束で向き合ってくれないのではないか?

お金持ってるから付いてくる、上司だから付いてくる、そういう時代ではなくなっている。

言葉の裏に見え隠れする人間性がこれから大事な指標となるのではないかと。

私も投資トレード躍起になってた時、生活の中心は金でした。

そこには虚しき荒野しかありません。

お金、贅沢、高級品、セレブな体験、これらは寂しさを紛らわす麻薬でしか無いと思います。

そこから脱却できないと良い人生にはならないのかなと最近感じました。

モノからコトへ、コトからヒトへ。

消費者は成熟し良い方向になってきていると思いました。

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