⑴ 上海青年人材（16才～35才）の統計
在上海在職総人数→ 1,014万人
在職青年人数合計→ 493.8万人（在職の48.7％）
上海戸籍人数　　→ 179.1万人（在職青年全体の36％）
年々上海戸籍人数の割合は減少中。


⑵ 上海青年人材在職者の学歴統計
①大卒　 29.2％
②大卒院　7.7%
大卒以上は、36.9％


⑶ 上海青年人材在職者の平均報酬
2013年　4,227元 【前年比】
2014年　4,732元　→ 　11.9％上昇
2015年　5,398元　→ 　14.1％上昇
2016年　5,986元　→ 　10.9％上昇
2017年　6,599元　→ 　10.2％上昇
2018年　7,342元　→ 　11.3％上昇


⑷ 90后（20～29才）　1.75憶人
①情報時代の最先体験者
②冒険を目指しても優秀を目指す
③グローバル視野とネット社会
④アイデアがオープンで、態度が楽観的
⑤好きだから頑張る、自分らしく
⑥能力主張、趣味優先、転職煩雑


⑸ 新世代が好む企業文化
73％以上の人が以下を好んでいます。
①穏やかな雰囲気
②信頼できる仕事仲間
③協力的な組織


⑹ 新世代にとって仕事の意義
①仕事の達成感がやる気のもと
②継続学習のプラットフォーム
③自由にお金を使うための手段


⑺ 新世代が好むコミュニケーション方法
①効率化と多様化
②単刀直入とユーモア
③平等と友好、率直に話す

上司は以下が好まれます。
怒らない、否定しない、助ける、支持する


⑻ 欧米、日系、民営を選択する青年の特徴
①欧米を選択→ 都市生活へのあこがれ、留学or遊学経験、対人能力に自信がある、学習能力が高く自分に自信がある

②日系を選択→日本 or日本語に触れた経験、和の文化が好き、控えめ、成功を急がない

③民営を選択→特定の能力に自信があれば大型民営を選択、あまり長所が無い場合には中小民営に入る


⑼ 欧米、日系、民営の文化と管理
①欧米
・文化→ 平等、リラックス
・昇進→ 能力＋業績
・報酬→ 短期的優位が大きい
・招聘→ 学生採用＋ヘッドハンティング
・評価→ 能力＋業績優先

②日系
・文化→ 日本式文化
・昇進→ ゆっくり
・報酬→ 終身雇用
・招聘→ 中途採用
・評価→ 経歴＋忠実度

③民営
・文化→ 社長の一存＋変化が速い
・昇進→ 業績＋能力
・報酬→ 高低差が大きい
・招聘→ 随時計画が不明確
・評価→ やる気と成果


在上海日系企業の人材紹介の対象者は、
90后の中国人の方が圧倒的に多いです。


日系企業は、和気あいあいの穏やかな雰囲気で、
会社に忠実で信頼できる方が多く、
協調性の高い組織です。

これは90后が好む企業文化ですが、
中国人転職者から人気が無い状況です。