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(C12) 人生100年時代とは。働き方、人生100年時代構想について-1 by カオナビ (2019.6.11)より抜粋加筆しました。

⑴ 人生100年時代とは?
『LIFE SHIFT』の著者である、英国ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授が提言しました。

人生100年時代とは、以下の内容を表す言葉として登場します。
「寿命が100歳前後まで、今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」

つまり、個人の人生設計といった狭義にとどまらず、
国家的な課題であることを初めて社会に訴えかけたのです。


⑵ 本『LIFE SHIFT』の紹介
健康で長い人生において、過去の資金計画は崩壊し、
労働市場は大きな変化を余儀なくされるとしています。

①男女の役割分担の変化
お金に換算できない資産がクローズアップされる、
など新しい社会構造や価値観が生まれてくることを示唆しています。

②人生100年時代構想とは?
日本政府はこの問題に早くから取り組んでおり、
2017年9月8日に「人生100年時代構想推進室」の看板を掲げました。

そこでは人生100年時代構想を以下に説明しています。
「『人生100年時代』の提言をもとに、
自らが主導して、超高齢化社会の日本において、
経済・社会システムが今後どのようにあるべきかの構想」


以下の社会づくりに積極的に取り組んでいるのです。
一億総活躍社会の実現という言葉からもわかるとおり、
ⓐ子供たちの誰もが経済事情にかかわらず
「夢に向かって頑張ることができる社会」

ⓑいくつになっても学び直しができ、
「新しいことにチャレンジできる社会」


⑶ 教育の負担軽減・無償化、リカレント教育、人事採用の多元化

日本政府が行う取り組みの中でキーワードとなるのは教育です。
教育の負担軽減・無償化は100年時代構想の柱のひとつとなっています。

すべての子どもたちの可能性を以下に広げる仕組みづくりが提案されています。
①高等教育の無償化
②給付型奨学金の支給額増大


生涯にわたって学習を繰り返すことのできる教育システム、リカレント教育にも、
政府は積極的に取り組む姿勢を見せているのです。

教育を行う側の人事採用の多元化にもメスを入れるなど、「人づくり革命」といわれるプランニングが進められています。


今までは、会社の社員として定年を迎えたら、
リタイアして、好きなことをしてのんびり過ごすような人生でした。

しかし、人生100年時代では、定年を迎えてからの人生期間が30年~40年あります。
のんびり過ごすには、時間があり過ぎます。


これからの社会では、「生涯現役」という生き方が求められていくと感じています。

アクティブに生きれれば、健康も維持できます。
能力も発揮できます。


能力主義の世の中に変わるであろう今後の社会では、
年齢に関係なく、能力のある方が求められます。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/jinsei100nen

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp