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(B61) 2019年はHR Techの普及元年。今知っておきたい基礎知識 by 越川駿也 (2019.6.17)より抜粋加筆しました。

HRテックとは、
HR(ヒューマン・リソース=人事部など)とTech(テクノロジー)を掛け合わせた造語です。

日本国内のHR Techクラウド市場規模は以下です。
①2019年度は、355億円が見込まれる
②2023年度は、1000億円以上に急拡大すると予測される


⑴ なぜHR Techが求められているのか
労働生産年齢人口は減少の一途をたどっており、採用における有効求人倍率もどんどん上昇しています。
これが近年声高に叫ばれている「企業の人手不足問題」です。

人手不足という課題を背景に、
「いかに優秀な人材を獲得するか」というものがさらに求められる時代になってきました。


人事担当者に対し、人事全体で最も意識する必要がある役割を聞いたアンケートは以下です。

①人事の役割を「ビジネスの成果に貢献すること」に位置づける傾向が強まっております。

以下のHR Techが必要な状況になってきました。
ⓐ人事管理周りの効率化
ⓑ人事戦略支援


⑵ HR Techブームについて
今世界的にHR Techがブームになっているのはひとえに「テクノロジーの進歩・普及」にあると言えるでしょう。
具体的な要因は以下の3つです。

①ハードウェアの変化
スマホが普及し、使いやすいインターフェースのソフトウェアが増加したことを受けて、
社員も手持ちのスマホにリアルタイムで情報を打ち込むことが可能になりました。

そのため、以下が容易になりました。
ⓐ打ち込んだ情報に対するフィードバック
ⓑ情報の全体への公開


②SaaSの普及
現在のソフトウェアはもう一回り進化してきています。
それがHR関連で増えているSaaS(Software as a service)です。

SaaSと従来のソフトウェアとの相違点は以下です。
ⓐ課金体制
SaaSは定額課金が基本。
そのため、自動的に無料でそのアップデートの恩恵を受け取ることができます。

ⓑSaaSは「常にユーザーに対し最高水準のサービス」を提供し続けなければなりません。
それは、上位互換の他社サービスがあればすぐに乗り換えられてしまうからです。


⑶ AI・RPAテクノロジーの向上
以下の普及により、一層ソフトウェアのサービスの幅が広がっているといえるでしょう。
ⓐ過去のデータから自ら物事を考え最適解を導くAI
ⓑルーチンワーク的な仕事の代替に役立つRPA

人事関連の大量の書類作成などの定型作業を自動化することにより、大幅なコスト削減につながります。

それにより人事担当者がルーチン作業から解放され、付加価値の高い業務に注力できる環境が生まれるのです。


下記の理由で、社員全員が使うようになったことが最大の向上要因です。
ⓐスマホの普及
ⓑ使いやすいインターフェースの統一

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私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp